Sadomatic Goat Cult : Sadomator (2006) 

デンマークのカルト・ウォー・ベスチャル・ブラックメタルバンド、Sadomatorの1stアルバムを紹介。
ドイツのIron Bonehead Productionsよりlim.550(内50枚はダイハード盤)にてLP盤でリリースされ、2010年にlim.500でピクチャー盤で再発された。その後、2016年にリリースされたbox set「Goat Anthology」にも収録されたことで、だいぶマニアたちにも行き届いたと思われる。

Sadomator_1.jpg 

 実はウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブックの執筆初期にインタビューの依頼をしてOKを貰っていたのがこのバンドであった。ウォー・ベスチャル・ブラックメタルの中でもアナログリリースしかせずにその存在のカルトさを高めていた彼らを掘り下げたかったのだ。しかし残念ながらクエスチョンリストを送った後に全く返信がなくなり、回答を請求しても「そろそろやるよ」の一点張りで残念ながら掲載を見送るしかなかった。(本のリリース後に「忘れてた!今からでもいい?」と連絡がきたがウェブジン掲載でも良いか聞いてみると、やはり返信は無かった)

 閑話休題、そのようにこのバンドは頑固としてCDやMP3といったデジタル音源でのリリースをしてこなかった。昨今のアナログブームならともかく当時は自分もアナログ環境がなく、このバンドの存在を知りながらも聞く手段がなかった。ようやく環境を揃ったときには手に入りにくくなっていて色々探して手に入れたのも感慨深い。そしてその苦労が報われるようなサウンドを持っていた。

 この1stアルバムはSadogoatから改名して一枚目の音源。Sadogoatというバンド名は明らかにImpaled Nazareneの曲名から採ったと思われるが、その後のImpaled Nazareneの音楽スタイルの変化が全く受け入れられないとして(いかにもダイ・ハードな言い分である)、その影響を排除したからこそ改名したのだというのだ。そして残った「影響」はBeherit、VON、Blasphemy、Sarcófago。しかしこの音源のA面の名前は"Goat"、B面の名前は"Vulva"であり、まさにGoat Vulvaの影響が色濃い作風である。

 つまり人を食ったようなブラック・グラインドという感じである。様々なSEやポルノ映画のサンプリングなども混ぜていて、Goat Vulvaっぽい。過去のインタビューでは女性の獣姦モノのポルノ映画を見るのが好きとか答えていただけあるキャラクターの持ち主だけに納得である。しかし根底に先ほど挙げたようなバンドのサウンドがあるだけにウォー・ベスチャルスタイルとしても十分聞かせる内容だ。

Encyclopaedia Metallum - Sadomator
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