Paradigm Of Decay : Paroxysmal Descent (2009) 

オーストラリアの独りデプレッシブブラックメタルバンド、Paroxysmal Descentの1stアルバムを紹介。
スウェーデンのTotal Holocaust Recordsよりリリースされた。

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海外ディストロから大量買いしたときに混入(サービス)していたもの。
THRからは当時Arkha Svaなんかも音源を出していたので、
もしかしたら比較的有名なバンドかもしれないがDSBMは不得手なので知らなかった。

あくまでブラックメタルとしての基盤を保っているタイプの典型的なDSBMで、
いわばBurzumXasthur由来の影響がバリバリ。
陰鬱かつメロイックなトレモロリフはこのジャンル好きなら美味しく頂けるであろうが
特に他のバンドに比べて際立つ要素も見当たらないのは残念なところ。

音をかなり硬質的に仕上げているのが逆効果だったかもしれない。
もう少しサウンドプロダクションを工夫することで面白い雰囲気は出せたかも。

Encyclopaedia Metallum - Paroxysmal Descent
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2014 : 屍 (2014) 

日本のダークなファストコアバンド、のライブ音源を紹介。
日本のZero DImensional Recordsよりリリースされた。

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2014年1月26日に新大久保アースダムで行われた「痺れ肉棒絶倫注射の夜 vol.5」の
ライブ音源を撮りっぱなし、無編集で音源化されたもの。
やり方としてはブートっぽいがもちろんオフィシャル。

彼らのラストライブ(2014年9月27日@小岩BUSHBASH)にて100枚限定で発売されたもの。
自分は幸いなことに現地に行った方に抑えてきてもらったのだが、
現在はオークションなどで入手するしかないのが残念、

個人的には彼らの好きな曲である「憎悪」「行き着くところ」がないのが残念だが、
1stから3rdまで幅広くチョイスされており、
更に言えば最後が1stの"人のために生きるか 自分のために生きるか"でしめられており、
このバンドに欠かせない仏教観としての「輪廻」を想起させる。

もしかしたらラストライブの余韻なんぞに浸っている日和見に対して、
鋭利な刃物を突き付けているのかもしれない。
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バラバラ : 屍 (2009) 

日本のダークなファストコアバンド、の3rdアルバムを紹介。
日本のMANGROVE LABELよりリリースされた。

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ブラックメタルファンジン"End of a Journey part.II"にてインタビューが掲載されたが、
そこでもメンバーが発言していた通り2ndアルバムはあれで完結して、
またこの3rdでは異なるアプローチから屍というバンドの世界観を表現している。

2ndではブラックメタルリスナーからも反響があったようなスタイルだったのに対して、
この3rdはバンドメンバーの交代(Ba.とDr.)もあってか、
アルバムタイトル通り「バラバラ」な印象が強い。
不協和音というものでもなく一つ一つの要素が乖離しながら同じ志向を持っている。

全てが並行して直行することなく近づくことがない。
そこがメタルリスナーが比較的好みやすい"予定調和"と距離を分かつ。
屍しか作れない作品を叩きつけつつ、
安易な享受を許さないというバンド側の通告のように感じる作品だ。
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