Orgs : Abort Mastication (2008) 

日本のデスメタル/デスグラインドバンド、Abort Masticationの1stアルバムを紹介。
日本のBloodbath Recordsよりリリースされた。

AxMx.jpg

現在、飛ぶ鳥を落とす勢いのCoholのドラマーが在籍するデスメタルバンド。
生で見たことは一度もないがライブ動画を見た限りかなりぶっ飛んでいて、
彼のブラストビートが引っ張るゴアグラインドさながらのゴアゴアなデスメタル。

とはいえこれを"ブルデス"と括ってしまうのは避けたい。
いまどきのブルデスとは異なりあくまで根底にはオールドスクールなデスメタル、
Suffocationのようなデスメタルが流れているように感じる。
勢いは激しいが音の隙間を埋めるような"作業"にはなっていないということである。

まだまだ粗削りの部分もあったようだが、
それも含めてこのジャンルの良さがよく出た好盤。
そろそろ活動再開しないのかしら。

Encyclopaedia Metallum - Abort Mastication
タグ: Abort_Mastication  Japan  Cohol  Suffocation  2006-2010 
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We Are True, We Are Hate!!! : Grom (2005) 

ロシアのブラックメタルバンド、Gromの2ndアルバムを紹介。
ロシアのMusica Productionよりリリースされた。

grom_russia.jpg

同名のブラックメタルバンドは結構多くてこのGromは若干外れの方。
NSBM/ペイガンブラックで有名なGromはアメリカの方と、
あとStellar Winter Recordsに所属していたロシアはモスクワのバンドか。
このバンドはShchelkovoという地域出のバンドの様である。

ブックレットに "ピュアブラックをプレイしている!" みたいなことを宣言しているのに、
内容としてはブラック風味のグラインドコアっていう方が近い。
とはいえグラインドブラックというかウォーブラックのような作風ではなく、
もう少し硬質な音になっていて無機質といった印象。

正直、バンド名間違えで購入してしまったためちょっと残念な感じ。
これを書くにあたって改めて今聞いてみているが、
割り切ってグラインドとして聞いてしまえば悪くはない、程度。

Encyclopaedia Metallum - Grom
タグ: Grom  Russia  2001-2005 
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Abwegnis 121 : Todesstoss (2010) 

ドイツのアヴァンギャルドブラックメタルバンド、Todesstossの3rdアルバムを紹介。
ロシアのWroth Emitter Productionsよりリリースされた。

Abwegnis.jpg

Martin Langという前衛アーティストがやっている独りバンドで、
彼は音楽だけなく写真、絵画など様々なシュールレアリスムのアートを作り出している。
そんな作品の中の一つのプロジェクトがこのバンドだ。

シュールっていうと日本語ではお笑い番組などで使われがちだが、
超現実主義のことでこのアルバムにおいてもジャケットの絵画や
中に用いられている写真などもそれにそって作られている。

そしてもちろんやっている音楽もまたシュールなブラックで、
ヴォーカルスタイルや曲進行などまさしく前衛音楽という感じなのだが、
それでいてデプレブラックライクなトレモロリフを混在してくるから面白い。

まあ私のようなアートに理解を示さない凡人には高次の解釈は難しいが、
ドイツは昔、ナチスがシュールレアリスムを頽廃芸術として弾圧していたらしく、
その歴史過程も含めて面白い作品であるし、
音だけで無くて全てをアートとして楽しむような作品だろう。

Encyclopaedia Metallum - Todesstoss
タグ: Todesstoss    Germany  2011 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Final Extermination : Bestial Holocaust (2006) 

ボリビアのスラッシュメタルバンド、Bestial Holocaustの1stアルバムを紹介。
ギリシャのKill Yourself Productionsよりリリースされ、我らがDeathrash Armageddon Recordsからもlim.1000でリリースされ、他にもさまざまなバージョンが存在する。

BH1.jpg
これはDxAxからのリリースのジャケットです。

このバンドらしいサウンドで幕を開けて、
これでもかというくらいロウなブラッケンスラッシュに、
Sonia Sepulcralの女性ならではなイーヴィルなヴォーカルが炸裂。

結構このバンドをDestructionっぽいって取り上げているけど、
それはヴォーカルのスタイルが近いってのもあるのかと。
スタイルとしてはやはり南米ブラッケンスラッシュっていうのが基盤にある。

演奏のモタれかたも含めて凄い理想的な音を出していて、
私のような人間にはもう超ツボなのであるが、
改めてこの音源を国内盤としてリリースしていたDxAxさんには拍手である。

Encyclopaedia Metallum - Bestial Holocaust
タグ: Bestial_Holocaust    Bolivia  2006-2010 
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Mortal Way Of Live : Sodom (1988) 

ジャーマンスラッシュレジェンド、Sodomのオフィシャルライブ盤を紹介。
ドイツのSteamhammerよりリリースされて、後に国内盤としてテイチクからも再発された。

Mortal Way of LiveMortal Way of Live
(2001/10/09)
Sodom

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\ソードム!ソードム!ソードム!ソードム!ソードム!/
「ヘーイ!」

私が初めてこの音源を聴いたのは国内盤のベストであるSodomaniaにい収録されていたもの。
のちにこのライブ音源を聴いたことで改めて何でベストにLive音源収録するのか、
はなはだ疑問に思ったものだが何はともあれこのライブ音源は素晴らしい。

このライブツアーはSodomania Tourと題して1988年に行われたもので、
つまり2ndアルバムの"Persecution Mania"まででプレイされており、
Frank Blackfireがまだギターを弾いている。

これを聴く限り初期の音源からも採用しつつ、
当時ほどのドタバタ演奏から比べるとだいぶ演奏もまとまっていて、
スタジオ録音より出来が良いんじゃないかと思うものもあったりするが、
それでもまだまだ勢いで圧している感じが出ててグッとくる。

Sodomファンならもちろん持っていると思うが良いライブ音源。

Encyclopaedia Metallum - Sodom
タグ: Sodom  Germany  1986-1990 
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Vertus Guerrieres : Nordmen (2003) 

カナダの独りブラックメタルバンド、Nordmenの1stアルバムを紹介。
テープで自主リリース(lim.50)した後、Nykta Recordsから再発された。

vertusguerrieres.jpg

Ur Falc'hForteresseでも活動しているAthros氏の独りブラック。
カナダらしい(といったら失礼だろうが)風景が目に浮かぶ荒涼感を感じつつ、
ケベック出身のバンドであるにもかかわらずフレンチブラックではなく、
どちらかというとGravelandのようなポーリッシュペイガンが思い浮かぶメロディライン。

また荒涼感と書いたがノルウェイジャンっぽいコールドブラックというより、
どことなくBurzumから派生したジャーマンブラックっぽいと言う感じで、
良い意味で地味というか地に足が付いた実直なメロディなのがグッとくる。

Athros氏は色々なバンドで結構忙しく、
このソロプロジェクトで2ndアルバムをいつ出すか不明だが期待したい。

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タグ: Nordmen  Forteresse  Graveland  Canada  2001-2005 
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Diabolical Psycholust : Mantak (2009) 

マレーシアのブラックメタルバンド、Mantakの4thアルバムを紹介。
マレーシアのEvil Dead ProductionとアメリカのOld Cemetery Recordsよりリリース。

mantak4.jpg

マレーシアはお国柄、宗教の問題でメタルがとてもやりにくい国だといい、
特にブラックメタルはライブで逮捕者が数百人出たこともあるという。
そんなマレーシアのブラックメタル番長である。

とはいってもプリブラというよりはブラッケンスラッシュに近いと思うし、
結構80年代の正統へヴィメタルの系譜を感じさせるメロディが入っていたり、
かなり"真っ当な"へヴィメタルを経由して完成された音に感じる。

過去には我らがAbigail、Barbatosとスプリットを出したり日本のバンドとも交流が深く、
更にex-Hirilorn、ex-DSOShaxulをゲストボーカルに迎えたり、
アジアのベスチャルブラックシーンを引っ張るバンドの一つだし、
それを音で証明しているのがこの音源であろう。

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タグ: Mantak  Abigail  Barbatos  Malaysia  2006-2010 
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Nihilgoety : Eskhaton (2011) 

オーストラリアのウォーブラックメタルバンド、Eskhatonの1stアルバムを紹介。
ギリシャのNuclear Winter Recordsよりリリースされた。

eskhaton.jpg

Teitanbloodのコンピを出したこともあるNWRからのリリースで、
しかもオーストラリアということでBestial Warlustの系譜を期待してみると、
まさにその通り!という感じでグッド。

いわゆるオセアニアンウォーブラックらしく、
BlasphemyIncantationのような重厚なブラッケンデスを混ぜたような感じで、
しかもこのバンドはかなりギターがテクいのが面白くて、
ここらへんも結構デスメタルからの系譜を感じさせる。

とにかく粗暴でベスチャルで…っていうだけでなくて、
結構演奏のテクニックや緩急もついていてグレイトなアルバム。
当時は新人バンドだったらしいが新作はまだですが?

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タグ: Eskhaton  Australia  Bestial_Warlust  Teitanblood  Blasphemy  Incantation  2011 
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Raw Years 1993-95 : Arkona (2005) 

ポーランドのペイガンブラックメタルバンド、Arkonaの初期音源集を紹介。
ポーランドのUnder the Sign of Garazel Productionsよりリリースされた。

Arkona_c.jpg

ロシアの有名なフォークメタルバンドと同名だが、
むしろこちらは結成したのが1993年で昨年もアルバムを出したベテランである。
その彼らの初期音源集がこのコンピレーションとなる。

93~95年に製作されたらしいがノルウェイの影響を受けたと言うよりかは、
同郷のGravelandの初期作品のプリブラはミドルテンポの部分のみ受け継いでいると思うが、
彼らのオリジナリティというかミニマルなリズム感とシンセの挟み方が独特で、
寒々しいコールドブラックという範疇ではあるが異彩を放っている。

設立メンバーの唯一の生き残りであるKhorzon氏は、
現在はPandemoniumにも所属していてこちらもポーリッシュブラック重鎮。
なおたまにNSBMカテゴリーに入れられているがバンド側は否定している。

Encyclopaedia Metallum - Arkona
タグ: Arkona  Poland  Graveland  Pandemonium  2001-2005 
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The Silent Circus : Between The Buried and Me (2003) 

アメリカのテクニカル/プログレッシブメタルコアバンド、Between the Buried and Meの2ndアルバムを紹介。
アメリカのVictory Recordsよりリリースされた。

Silent CircusSilent Circus
(2003/10/21)
Between The Buried And Me

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1stアルバムから引き続きの作風のプログレメタルコア。
まだメンバーの総意で作品が形成されていないのか散漫な印象を受けるし、
メンバーも2ndアルバムまではアイデンティティに欠けていたと語っている。

しかし逆にいえば若干青臭さの残るハードコア/メタルの香りが、
実は心地よかったりするのも事実であり、
これはこれでアリだったりするんじゃないかなあと思う。

ライブでもよくプレイする"Mordecai"も収録されているし、
ファンなら当然必携の一枚だろう。
ライブに行ったのも懐かしく感じる。
タグ: BTBAM    USA  2001-2005 
Nu/Metal Core  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Live in Eternal Sin / The Speed of Darkness : Iuvenes / Leviathan (2003) 

ポーランドのIuvenesとアメリカのLeviathanによるブラックメタルのスプリット盤を紹介。
ドイツのNo Colours Recordsよりリリースされた。

Leviathan-Iuvenes

Iuvenesは当初はダークアンビエントっぽいことをやっていたが、
このスプリットでは初期Gravelandもどきのプリブラをプレイしている。
ドラムマシンを使用しているようだがあまりそれを感じさせないし、
何より楽曲がなかなか素晴らしく古き佳きポーリッシュブラックといったところ。

Leviathanはデプレブラックの大物といった印象だが、
私はこれが初だったのでどういったものかと聞いてみたら、
Burzumを通過しつつ、より耳馴染みの良いメロディをベースに、
なるほどいわゆるデプレブラックの構成であろう。

前者は初期Graveland好きには是非お勧めしたいし、
後者も一度Leviathanの曲を聴いてみたい程度の人には十分。
なかなかの良スプリット。

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Encyclopaedia Metallum - Leviathan
タグ: Iuvenes  Poland  Leviathan  USA  Graveland  2001-2005 
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Polarity : Decrepit Birth (2010) 

アメリカはカリフォルニアのテクニカルデスメタルバンド、Decrepit Birthの3rdアルバムを紹介。
ドイツのNuclear Blastよりリリースされた。

PolarityPolarity
(2010/07/27)
Decrepit Birth

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たまには「テクデスでも聞いてみんとてするなり」とその時の話題作を購入も、
一回聞いただけで完全放置してしまったのがこのアルバム。

今回改めて聞いてみたが普通のテクデスに比べて聞きやすい。
デスメタルの楽曲の構成をしっかり意識していてテクニックに溺れていない。
またギターのリフがかなりメロっているのも特徴的。

と、ここで後期Deathっぽいんだなあ、ということに気づくわけだが、
そこで一回聞いただけで完全放置してしまった理由も何となく解る。
チャックほどのメロディセンスに欠けるため、
どうしても曲が間延びして感じてしまったからだ。

でも聴き直してみて思ったより佳い作品だとは思った。
テクデスもたまには良いものです。
普段は疲れるから聴きません。

Encyclopaedia Metallum - Decrepit Birth
タグ: Decrepit_Birth  Death  USA  2006-2010 
Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Sodomatik Rites of I.N.R.I : Wömit Angel (2012) 

フィンランドのブラッケンスラッシュメタルバンド、Wömit Angelの1stアルバムを紹介。
フィンランドのInverse Recordsよりリリースされた。

womitangel.jpg

バンド側のステイトメントを見ても完全にImpaled Nazareneシンパで、
ジャケットもそうだが"Sado-Metal"をやっているそうだ。
初期IxNxではなくてもう少し直のブラッケンスラッシュっぽいことをやっている。

元々はクラストパンクをやっていたらしいのだが、
楽曲からそれを感じることはあまりなく、
むしろ80年代の南米ブラックスラッシュを基調に、
それがフィンランドデスメタルとの融合による"Sado-Metal"というところだろう。

小気味良く刻むリズムが純粋に心地よいのだが、
同時に何も"新しい"所が見つからず、
むしろこれからの活動を期待したい1stアルバムである。

Encyclopaedia Metallum - Wömit Angel
タグ: Wömit_Angel  Finland  Impaled_Nazarene  2012 
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Clausura : Ars Diavoli (2010) 

ポルトガルのアトモスフェリックブラックメタルバンド、Ars Diavoliの1stアルバムを紹介。
ポルトガルのBubonic Prod.よりlim.500でリリースされた。

ars_diavoli2.jpg

1stまで在籍したDMPから離れて我らがぶぼにっくちゃんに移籍した作品。
やっていることは1stから変わることなく、
上質なアトモスフェリック/デプレブラックをプレイしている。

基調にあるのはBurzumタイプのプリブラであり、
そこに彼らのメロウさがうまく絡み合っている。
こういう一本筋の通ったデプレブラックは非常に好印象だ。

去年にセルフタイトルのEP盤をリリースしており、
そちらの出来も気になる今日この頃。

Encyclopaedia Metallum - Ars Diavoli
タグ: Ars_Diavoli    Portugal  2006-2010 
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The Throne Of Immortal Ones / Hammer Of Holocaust : Na Rasputje (2008) 

ロシアのNSBMバンド、Na Rasputjeのコンピレーション盤を紹介。
Armour Get DawnCyberborea Recordsの共同リリースで、後にWinter Solace Productionsよりカセットリリースされた。

Na_Rasputje.jpg

1997年より地下活動していたNSBMバンドで、
2004年にリリースした2つのデモ音源のカップリングになっている。

どれだけ極悪な音を出しているかと思えば、
非常に哀愁漂う楽曲が多く、かと思えばペイガンチックな重厚な曲があったり、
ヴォーカルの喚くような歌声とのコントラストが素晴らしい。

何より素晴らしいのがアコギの奏での挿入の仕方で、
ロシアという土地柄、北の哀愁と誇りを同時に表わしているように感じる。
聴き終わってみればロシアらしいNSBMという印象がしっかり残る一枚。

Encyclopaedia Metallum - Na Rasputje
タグ: Na_Rasputje  Russia  2006-2010 
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Ars Subtilior from Within the Cage : As Light Dies (2010) 

スペインのゴシック/デスメタルバンド、As Light Diesの2ndアルバムを紹介。
ロシアのBadMoodMan Musicよりリリースされた。

aslightdies

スペインのメロデス~フォークメタルバンド関連のメンバーによるゴスだが、
プログレ風味やオリエンタルな雰囲気を持たせてみたり、
ちょっとOrphaned Landっぽいところもある気がする。

もちろんParadise Lostっぽい耽美ゴスデスなところもあり、
そこらへんのハイブリットなメタルをやっているのだが、
何となく散漫というか筋が一本通っていないようにも感じる。

色々、アイディアは豊富そうなのだが、
やっぱり曲の構築というかまとまりってのは大事だと感じさせられる。

Encyclopaedia Metallum - As Light Dies
タグ: As_Light_Dies  Spain  2006-2010 
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The Hammer Of Antichristian Detonation : V/A (2012) 

チェコのDetonator666、ブラジルのHammergoat、イタリアのTundraによる3wayスプリット盤を紹介。
ブラジルのHammer of Damnationよりリリースされた。

va_hammer.jpg

Hammergoat目当てで購入した3wayで購入時点では他2バンドは未聴。

Detonator666はチェコブラックらしいどことなく無機質な狂気が光るブラック。
かなりハーシュノイズきかせていてガビガビなところがまたそれを煽っている。
Maniac Butcherのギターも在籍している。

Hammergoatは安心の爆走ウォー/プリブラ。
1stフルよりさらに血管ぶち切れ系になっていて、
Evilが落ち着いてきているのでこっちで発散している?
おまけにドイツのPoisonのカバーというのもグッとくる。

Tundraはイタリアブラックらしくないような気がする、
がちゃがちゃ系のプリブラをやっていて、
Vonの"Watain"のカバーが素晴らしい。

聴く人は選ぶであろうが個人的には良スプリット。

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The Reckoning : Arise (2010) 

スウェーデンのメロディックデスラッシュバンド、Ariseの4thアルバムを紹介。
スウェーデンのRegain Recordsよりリリースされた。

ReckoningReckoning
(2009/04/07)
Arise

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いつの間にかSpinefarm Recordsから契約外されていて、
メンバーも入れ替わっていたのだが相変わらずAt the Gatesタイプのメロデスラッシュ。

但し2ndのときに聞けたような模倣は模倣なりの良さは薄れて、
楽曲一つ一つの勢いが感じられなくなってしまっている。
ミドルテンポを多用しているものの深みもない。

この手のジャンルならせめて突き抜けてくれないと、
いっぺんに聞きとおすことすら諦めてしまうような内容。
ちなみにいつの間にか公式サイトも消えてしまったようで、
活動が継続しているのか不明である。

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タグ: Arise  At_the_Gates  Sweden  2006-2010 
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When Death Comes : Artillery (2009) 

デンマークのスラッシュメタルバンド、Artilleryの5thアルバムを紹介。
ポーランドのMetal Mind Productionsよりリリースされた。

When Death ComesWhen Death Comes
(2009/06/11)
Artillery

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4thリリースの後、また活動休止してしまい、今度は長いも長いで10年後に再復活。
ちょうどスラッシュメタルのリバイバルブームで色々なバンドの復活があったなか、
彼らの復活も快く迎えられたのを記憶している。

今までの作品との一番の違いはヴォーカルがFlemming RönsdorfからSøren Nico Adamsenに代わったこと。
Sørenはかなり"歌える"タイプのヴォーカルで、
彼らの3rdで見られた様式美スラッシュに歌えるヴォーカルが加わったことで、
どうもパワーメタル然してしまったような印象を受ける。

要は「普通にかっこいいパワーメタル」っぽいスラッシュになっちゃったわけで、
巷ではなかなかの好評だったようだが個人的にはガッカリ。
上質なのは解るしギターリフもカッコいいんだけどね。

Encyclopaedia Metallum - Artillery
タグ: Artillery  Demmark  2006-2010 
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Der Traum Von Menschenleerer Schönheit : Interitus (2007) 

ドイツのブラックメタルバンド、Interitusの2ndアルバムを紹介。
ドイツのFog of the Apocalypse Recordsよりリリースされた。

interitus.jpg

ジャーマンブラックらしい実直なメロディを持ったブラックメタルをプレイしているが、
特に彼らは「Ice-cold melancholy and grim Black」と形容されるだけあって、
非常に寒々しく突き刺さるも、どことなく温かみのあるメランコリックさが売り。
どことなくカスカディアンブラックメタルにも通じるようなスタイルだとも思う。

かなり良いメロディを持っているだけにそれでいてサビで高まり過ぎないところが、
逆にジャーマンブラックっぽくて好印象だし、
ヴォーカルの泣き叫ぶようなスタイルとクリーンボイスの応酬も素晴らしい・

このアルバムを持ってバンドの活動を停止されているが、
一応レーベルの方には「The Band will return as they are, when the time is right.」と記載があり、
活動再開をほんのり期待しているのだが。

Encyclopaedia Metallum - Interitus
タグ:   Interitus  Germany  2006-2010 
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Macabre Eternal : Autopsy (2011) 

アメリカはカリフォルニアのデスメタルレジェンド、Autopsyの5thアルバムを紹介。
イギリスのPeaceville Recordsよりリリースされた。

Macabre EternalMacabre Eternal
(2011/05/30)
Autopsy

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復活の狼煙がとんでもなかった彼らの16年ぶりのフルレングス。
3rd、4thのときのような変態系ゴアデスドゥームはなりをひそめ、
かなり聴きやすい1st-2nd時代のデスメタルに仕上がっている。

彼らの凄いところは唯一無比のデスメタルとドゥームメタルの融合の実現、
それは恐らくChris Reifertのドラムの賜物なのだろうが、
そしてそれに対してかなりキャッチーなリフを用意することで、
オールドスクールなマニアを唸らせつつAutopsy初心者にも聴きやすく完成されているところだろう。

特に#2"Dirty Gore Whore"の解りやすいカッコよさときたら!
その後に来る#3のズルズル感の対比がまた凄い!
音のクリアさのせいで1st,2ndファンは一瞬アレ?って思うかもしれないが、
現在のAutopsyはカッコよすぎる!来日希望!

Encyclopaedia Metallum - Autopsy
タグ: Autopsy  USA  2011  個人的良盤 
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Nuclear Deaththrash : Assault (2006) 

チリのブラッケンスラッシュメタルバンド、Assaultのコンピ盤を紹介。
アメリカのOld Cemetery Recordsよりリリースされた。

assault.jpg

ジャケットとリリース元からウォーブラックを想像していたのだが、
完全たるブラッケンスラッシュで80年代南米タイムスリップ音源。
更に言えばSodomの初期音源ぽいところもあり曲の輪郭は保たれている。

そういう意味ではSarcófagoSodomを足して2で割ったような感じかもしれない。
何度聞いても「これが00年代に作られたのか…」と思ってしまうが、
それを期待しちゃう好事家にはもってこいのブラッケンスラッシュと言える。

ちなみに2008年には日本のDeathrash Armageddonが未公開デモのコンピをリリースしており
まだ未聴だがいずれ買わないといけないと思っている。
バンド自体は2006年に解散してしまったみたいだ。

Encyclopaedia Metallum - Assault
タグ:   Assault  Sarcófago  Sodom  Chile  2006-2010 
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s/t : Panopticon (2008) 

アメリカはケンタッキー州の独りカスカディアンブラックメタルバンド、Panopticonの1stアルバムを紹介。
アメリカのLundr Recordsよりリリースされ、後にPagan Flames Productionsから再発された。

panopticon1

日本でもかなり有名なカスカディアンブラックメタルバンドになった彼らの1枚目。
後の作品から比べると自然の壮大さを感じるアトモスフィアブラック然しているが、
個人的に素晴らしく感じるのはAmebixのカバーをしたことからも解る通り、
ハードコア/クラストの影響がにじみ出てきているところであろう。

どの曲も10分越えの長尺ながら決して息切れしないのは、
1曲の中に様々なアイディアを取り入れているからだろうが、
かつそれらを有機的にストーリーとして並べているからではなかろうか。

そのアイディアの豊富さと並べ方のうまさに器用さを感じるが、
構築の妙は何となく歯がゆさも感じてしまって…
でもこのジャンルの第一人者のWolves in the Throne Roomと比べて、
若干のハードコアナイズされている分だけお気に入りの作品である。

Encyclopaedia Metallum - Panopticon
タグ: Panopticon  Wolves_in_the_Throne_Room  Amebix  USA  2006-2010 
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The Mystical Meeting : Rotting Christ (1995) 

ギリシャのブラックメタルバンド、Rotting Christのコンピ盤を紹介。
ギリシャのUniforce Recordsからリリースされた。

rotting_christ_c

今月、来日するRotting Christの初期音源のコンピレーション。
1989年のデモ"Passage to Arcturo"と1991年のEP"Satanas Tedeum"を収録。
4バージョンくらいジャケットの種類があるらしいが私が持っているのは掲載画像のもの。

ブラックメタルの第二世代登場以前の音源だけあって、
ノルウェイジャンにおかされていないダークな第一世代ブラックメタルで、
ミドルテンポのサタニックなデスメタルとも表現できる。

ヘンテコな原住民系のインストが入ったり、語りピアノが挿入されたり、
実験的というか後のゴシックメタル化への予兆は見せるものの、
この時点でそれを予想できたらとしたら万馬券当てるようなものだろう。

さすがに来日してこの音源からプレイするとは思えないが、
このバンドに興味が出たら初期音源も体感してみるのもオツなものだ。

Encyclopaedia Metallum - Rotting Christ
タグ: Rotting_Christ  Greece  1991-1995 
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Massacre Supremacista : Seges Findere (2009) 

ブラジルのウォー/NS系ブラックメタルバンド、Seges Findereの1stアルバムを紹介。
スペインのDie Todesrune Recordsよりlim.500でリリースされた後、2012年にはNuklear Skinhead Divisionより再発された。

seges_findere1.jpg seges_findere1re.jpg
(前者がオリジナル、後者が再発)

ありそうでなかったウォーブラック/NSBMの混合スタイルで、
南米ウォー系とパンキッシュなリフがあわさったといえば解りやすいだろう。
そのおかげか単調になりがちなところに変化を感じる。

もちろんドラムやギターの刻み方はかなり"単調"で、
それがまたThe・南米っぽくて良いじゃないですか。
理屈じゃなくてノリで押し通すというような感じが。

歌詞やアートワークなどは相当ヤバい系のやつで、
この危険な感じはもちろんサウンドににじみ出ていると言うか、
にじみ出ていると言うより全開。

これは素晴らしいアルバムです。

Encyclopaedia Metallum - Seges Findere
タグ: Seges_Findere  Brazil  個人的良盤  2006-2010 
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Top 40 Hits : Anal Cunt (1994) 

アメリカはボストンのノイズグラインドコアバンド、Anal Cuntの2ndアルバムを紹介。
イギリスのEarache Recordsよりリリースされた。

Top 40 HitsTop 40 Hits
(1995/03/07)
Anal Cunt

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最強の悪ふざけ、真剣に悪ふざけしているアルバムで、
これを始めて聞いた時は比較的シリアスなものを聴いていたので、
なんかバカにでもされたかのように呆気にとられてしまった記憶がある。

ちょうどノイズグラインドからファストハードコアへの転換期にあたる音源で、
スタイルとしては両方の要素を各々感じるが、
とにかく「やればできるのに…」っていうくらい、
素晴らしい要素を構築してはそれを粉々に粉砕している。

この音源は素晴らしいとかダメとかそういう尺度で測れるものではなく、
ただただこのバンドのスタイルというものを受容できるかどうか、
それによって印象は全く異なるであろう。
タグ: Anal_Cunt  AxCx  USA  1991-1995 
Grind Core/Gore  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

s/t : Pentagram (2000) 

チリのスラッシュメタルバンド、Pentagramのコンピ盤を紹介。
地元レーベルからlim.66でカセットリリースされた後、
2008年にドイツのCyclone EmpireよりCDで再発された。

pentagram_chile

ドゥームの大御所の同名バンドもいいけどこちらも伝説のバンド。
1985年より活動を開始し、Slayer、Possessed、Venomあたりの影響を強く受けた、
邪悪なスラッシュメタルをプレイしている。
このコンピは1987年のデモ音源やライブテイクが収録されている。

Napalm Deathが彼らの曲をカバーしたことで有名で、
その通りアンダーグラウンドながら初期デスメタルなどにも影響を与えた。
但しさすが南米産、どことなく危険なにおいがプンプンする。

何しろ伝説化していたバンドの初期デモのコンピというだけで価値は高いが、
内容の方ももちろんお墨付きのグレイトな音源。

ちなみになんと2009年に活動を再開して現在も継続中で、
しかも2012年にPentagram Chileに改名したらしい。
昨年は新譜も出しているそうで正直ノーマークでした。欲しい。

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タグ: Pentagram  Chile  Slayer  Possessed  Venom  Napalm_Death  1996-2000 
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Heaven in Flames : Judas Iscariot (1999) 

アメリカの独りブラックメタルバンド、Judas Iscariotの5thアルバムを紹介。
アメリカのRed Stream Inc.よりリリースされた。

Heaven in FlamesHeaven in Flames
(2008/01/01)
Judas Iscariot

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1つ前のエントリーで書いた通り、4thとリリース年度が被っているが、
実際の制作は2年空いていてその心境の変化なのか、
キーボードを取り入れたものになっている。

もちろんシンフォニックになっているわけではなくあくまでプリブラのアプローチだが、
前作で聞かれたアグレッシブさは幾分なりを潜め、
その分だけ寒々しい荘厳さとでもいおうか…、
何となくBranikald的な曲進行が見え隠れしている気もする。

それでも耳を惹くメロディは継承しており、
キーボードが入った分だけ聴きやすさが増しており
こちらのアルバムが好みだと言う人もいるのではないか。
(私は4thの方が断然好みですね)

Encyclopaedia Metallum - Judas Iscariot
タグ:   Judas_Iscariot  USA  Branikald  1996-2000 
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Distant in Solitary Night : Judas Iscariot (1999) 

アメリカの独りブラックメタルバンド、Judas Iscariotの4thアルバムを紹介。
アメリカのMoribund Recordsよりリリースされた。

Distant in Solitary NightDistant in Solitary Night
()
Judas Iscariot

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アメリカのブラックメタル(USBM)界隈ではかなりメジャーなバンドだが、
個人的にはこのバンドを知ったのはこの5~6年くらいの話で既に解散済みだった。
という訳で過去音源は聴いたことが無く、入ったのはこの音源からであるが、
ノルウェイジャンブラックの美味しいところが整理されていると感じた。

具体的にはDarkthroneBurzumGorgorothあたりか。
メロウなキャッチーさ、鬱屈さ、アグレッシブさを順に受け継いでいる。
素晴らしいのは決してそれらが模倣ではなく昇華されていることだろう。

USBMとしてはもう少し"異端"なブラックメタルを聴きたいところではあったが、
一つの完成されたノルウェイジャンブラックとして素晴らしいと思う。

なおこの音源は1996年に製作されたがレーベル都合?でリリースが遅れて、
5thと同年のリリースとなっている。

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タグ: Judas_Iscariot  USA  Darkthrone  Burzum  Gorgoroth  1996-2000 
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Release from Agony : Destruction (1988) 

ドイツのスラッシュメタルレジェンド、Destructionの3rdアルバムを紹介。
ドイツのSPV/Steamhammerよりリリースされた。

Release from AgonyRelease from Agony
(2001/05/08)
Destruction

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出た!幼いころのトラウマジャケット!
まだ5歳とかそのくらいのときに兄の部屋に無造作に置いてあり、
そのジャケットの恐ろしさに泣きわめいてしまった思い出のアルバム。
トラウマレベルでSlayerの2ndを上回っている。

中身を聴いたのは大学生になってからだったが、
トラウマレベルが高かったせいかどうも薄気味悪いスラッシュだと感じた。
KreatorやSodomと比べてつかみどころがないというか、
精神的に歪んでいる倒錯した世界観が伝わってきたのを覚えている。

今となっては素晴らしいと悶絶して聴いているのだが、
やはりこの"危険さ"は随一にして唯一だと思うし、
それはスラッシュメタルではなくDestructionとして聞かせるサウンドで
フォロワーがいそうでいないレジェンドだとも思う。

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タグ: Destruction  Sodom  Kreator  Germany  個人的良盤  1986-1990 
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