幻 : Devoid (2007) 

日本のブラッケンハードコアバンド、Devoidの1stアルバムを紹介。
Grind Freaksよりリリースされた。

devoid

今年、1stをリリースしたブラックメタルバンド、Fra Hedensk TidのKawana氏が在籍するバンド。
再生してみればわかる通り、音質が超絶悪い!
と、どうやらラジカセ一発録りの確信犯的なサウンドプロダクトである。

Kawana氏の音楽遍歴上、"ブラックメタル"の影響を非常に感じるものの、
あくまでこれはハードコアであろう内容であり、
もっとも大事にしたものが"初期衝動"であることが伺える。
それが"真っ黒いジャパコア"として表現されている。

今は録音環境も自宅でちょいちょいとデジタル音源をいじることで、
いくらでもカバーできる、しかもそれが機材など要らずに出来てしまう。
そんな中であえてこのスタイルで臨んでいることに安易でない強い意志を感じる。

Devoid 公式
タグ: Devoid  Japan  Fra_Hedensk_Tid  2006-2010 
Harc Core  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

United By Heathen Blood : V/A (1997) 

ノルウェーのブラックメタルバンド、Det Hedenske Folk
オーストラリアのブラックメタルバンド、Abyssic Hateのスプリットを紹介。
オーストラリアのBloodless Creationsよりリリースされ、数多くディストリビューションされた。

SplitSplit
()
Det Hedenske Folk、Abyssic Hate 他

商品詳細を見る


先ほど紹介したAbyssic Hateがまだプリブラだった頃の作品。
Det Hedenske Folkはデモ"True Northern"
Abyssic Hateはデモ"Cleansing of an Ancient Race"が収録されている。

前者はゲストにImmortalのAbbathがドラムで参加しており、
まさに当時のノルウェイジャンブラックそのまんまと言えるサウンド。
ちなみに中心人物のTyrはこの音源の後、表舞台に現れていない。

後者は先に1stを聞いていた人からしたら拍子抜けするであろうプリブラサウンド。
そもそもデモのタイトルからしてNSBMに足を踏み込んでいた内容になっている。
なんであっちの方面にいってしまったのだろうと思う極悪ヘイトフルなブラック。

Encyclopaedia Metallum - Det Hedenske Folk
Encyclopaedia Metallum - Abyssic Hate
タグ: Det_Hedenske_Folk  Norway  Abyssic_Hate  Australia  1996-2000 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Suicidal Emotions : Abyssic Hate (2000) 

オーストラリアのデプレッシブブラックメタルバンド、Abyssic Hateの1stアルバムを紹介。
ドイツのNo Colours Recordsよりリリースされた。

abyssic_hate

バンド名はDarkthroneのIn the Shadow of the Horns(2nd収録)から引用しており、
また当初はAbsurdをカバーしたりするなど
アーリアン思想傾倒のプリミティブブラックをプレイしたが、
このアルバムでは自殺系ブラックと言われるようなデプレブラックになっている。

当初から自傷的な歌詞テーマ、ジャケットのデモも出していたが、
このアルバムでサウンドともに完全にデプレブラックになった。
この頃はまだシーンにおけるデプレブラックの存在感は薄く、
プリミティブ時代から知っている人からしたら賛否両論出た作品だった。

今聞いてみると自殺系ブラックのパイオニアの一つとして、
この時期周辺にShiningやらForgotten Tombやらも
似たようなアルバムを出していることを考えると、
後のシーンを作り上げた"芽"のようなアルバムに聞こえてくる。

Encyclopaedia Metallum - Abyssic Hate
タグ:   Abyssic_Hate  Darkthrone  Absurd  Shining  Forgotten_Tomb  1996-2000  Australia 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Of Myths And Legends : Black Messiah (2006) 

ドイツのヴァイキングメタルバンド、Black Messiahの3rdアルバムを紹介。
ドイツのAFM Recordsよりリリースされた。

Of Myths & LegendsOf Myths & Legends
(2006/11/27)
Black Messiah

商品詳細を見る


ドイツのヴァイキングメタルというとEquilibriumが非常に有名だが、
あのバンドのアプローチに比べると些かブラックメタルテイストで、
なるほどこのバンドは当初はシンフォニックブラックスタイルだったようだ。

但しこのアルバムにおいてはEquilibriumほどではないにせよ、
かなり聞きやすいヴァイキングメタルとなっており、
ヴァイオリンやメロトロン、ティンホイッスルなど、
フォークメタルではかなりお馴染な楽器も多数揃えていて、
ヴァイキング/フォークメタル好きならグッとくる作品だろう。

またヴァイキングメタルには是非あってほしい"男臭さ"もしっかり。
もうこのバンドのアルバムはこの作品以降は追っていないが、
昨年には5thアルバムもリリースしており精力的に活動しているようだ。

Encyclopaedia Metallum - Black Messiah
タグ: Black_Messiah  Equilibrium  Germany  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

War is the only way : War for War (2006) 

チェコのブラックメタルバンド、War for Warの1stアルバムを紹介。
今は亡きLong Ago Recordsからリリースされた。

warforwar

懐かしい…Long Ago Recordsから購入した記憶がふつふつと蘇るアルバム。
ジャケットやバンド名で判断した時はいわゆるWar Blackを目的で購入したのだが、
聞いてみたらなるほどMardukっぽいスウェディッシュなファストブラックだった。

チェコのブラックメタルバンドというとManiac ButcherKult Ofenzivy
それにDetonator666あたりは思いつくのだが、この手のブラックは知る限りこのバンドだけ。
この手のブラックは個人的には最初はグッときてもその後が続かない。
何度も聞こうと思わないんだな、これは多分趣向の問題だけど。

ラストトラックにはカバーとしてこれまたスウェーデンのSiebenbürgenの1stからカバー。
これまたMardukとは全く異なるメロディックブラックであり、
とにかくスウェーデンのブラックが好きで好きでしょうがないのかな。

Encyclopaedia Metallum - War for War
タグ: War_for_War  Czech  Marduk  Siebenbürgen  2006 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Satanic Kultus - Unholy Desecration : Zygoatsis (2011) 

タイのウォーブラックメタルバンド、Zygoatsisの1stアルバムを紹介。
日本のDeathrash ArmageddonからCDで、ドイツのNecromancer RecordsからLPでリリースされた。
各々、ボーナストラックが異なる。

Zygoatsis
(写真はCD ver)

タイのベテランブラック、Surrender of Divinityのメンバーも参加しているウォーブラック。
こちらは完全に全員挽き殺しにきているウォーブラックをプレイしている。
そのサウンドからはシンガポールのImpietyのリスペクトが垣間見れる。

その上で個人的にはよりこちらの方が好みなウォーサウンドである。
ジャケットから連想させるBestial Warlust感はサウンドもその通り。
とにかく戦車で挽き殺し、すりつぶしてくるような豪快ウォーブラックであり、
この手のウォーブラック好きならマストだろう…東南アジアは本当に熱い。

最近はカナダのNekroholocaustとツアーに回っていたらしく、
そこいらの人脈とのスプリット音源なども大いに期待できるだろう。
今後の活動…そして出来れば来日も期待したいバンドだ。

Encyclopaedia Metallum - Zygoatsis
タグ: Zygoatsis  Thailand  Surrender_of_Divinity  Bestial_Warlust  Nekroholocaust  2011  個人的良盤 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

All Guts, No Glory : Exhumed (2011) 

アメリカはカリフォルニアのゴアメタルバンド、Exhumedの4thアルバムを紹介。
Relapse Recordsよりリリースされた。

All Guts No GloryAll Guts No Glory
(2011/07/21)
Exhumed

商品詳細を見る


昨年の来日がまだ記憶に新しいゴアメタルゴッド、Exhumedの8年ぶりの復帰作。
もう一度、来日公演、今度はメインバンドとして見たいなー。

なんて閑話休題、この作品は彼らの復帰作。
メンバーはMatt Harvey以外の全員が3rdに対して入れ替えになっており、
その3rdではかなりCarcass寄りの作品になっていたが、
今回は2ndあたりのデスラッシュ的ゴアメタルに作風が戻っていると言える。

しかし同時に1st、2ndあたりの作風とは異なるのは
サウンドプロダクション含めて全体的に音が澄んでいて軽いところか。
その点で言えば過去作に比べて不満に感じるところではある。

しかし良い大人になって帰ってきたExhumedが、
「おっさんとしてやりたいことをやりに戻ってきた」
という感じがしてとても心地の良い作品なのである。

Encyclopaedia Metallum - Exhumed
タグ: Exhumed  USA  2011 
Grind Core/Gore  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Requiem Of December : Beatrik (2008) 

イタリアのディプレッシブ/フューネラルブラックメタルバンド、Beatrikの2ndアルバムを紹介。
イタリアのAvantgarde Musicよりリリースされた。

beatrik

前回に引き続きイタリアのバンドを紹介。

聞いているだけで胸が張り裂けそうな鬱々とした情景が広がるアルバムで、
まさしくフューネラルな雰囲気を撒き散らしながら、
かつフューネラルドゥームのように聞き手を限定しない間口の広さが魅力的。

恐らく根底にある情緒的なメロディがそうさせているのだと思うが、
それだけでなく作品を通じて醸しだす深く黒い雰囲気もグレイト。
フューネラルドゥーム好きもデプレブラック好きも楽しめるのではないか。

これだけの作品を出したもののこの作品を持って解散してしまった。
実に惜しい。

Encyclopaedia Metallum - Beatrik
タグ: Beatrik  Italy  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Trust In Decay : Grimness (2008) 

イタリアのブラックメタルバンド、Grimnessの2ndアルバムを紹介。
イタリアのBehemoth Prod.よりリリースされた。

Trust in DecayTrust in Decay
(2009/02/02)
Grimness

商品詳細を見る


こんなアルバムもAmazonにあるのか、おったまげたなあ。

イタリアのブラックメタルバンドというと、
どうも一癖あるバンドが多いように思えるが、
このアルバムはスカンディナビア直系…特にSaryriconタイプのブラックメタル。

イタリア産というだけにヘンテコな期待をしてしまいがちだが、
そういうアルバムではないということを前提に聞けば、
安定して聞けるアルバムといえる。

結構他バンドなどで経験豊富なメンバーで構成されており、
演奏などもそつなくこなしている印象だが、
同時にこの手のバンドの中で特別何か印象に残るレベルにはないのも事実。

Encyclopaedia Metallum - Grimness
タグ: Grimness  Italy  2006-2010 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top