March Into Firelands : Flame (2011) 

フィンランドのブラッケンスラッシュメタルバンド、Flameの2ndアルバムを紹介。
フィンランドのPrimitive Reactionよりリリースされた。

flame2

フィンランドの古参ブラックのBarathrumの元メンバーが在籍しているバンド。
1stのときも北欧ブラッケンスラッシュらしい作風で支持を得たものの、
6年も空けての2ndアルバムで心配されたものの作風は全く変わっていない。

まあなんつうかNifelheimっぽい、というと一番わかりやすい。
洗練された音色ではなくこれぞブラッケンスラッシュの手本というサウンドで、
とにかく邪悪でありながら軽快な疾走2バスで素晴らしいことこの上なし!

何が特に素晴らしいというとギターの働きったらないというか気持ち良い。
刻むな~、まさしくスラッシュメタルとしての素晴らしさだ。
アルバムジャケットさながらの地獄の業火に焼かれるしかないのだ。

3rdアルバム待ってるけどまた6年空けるんじゃないだろうな…?

Encyclopaedia Metallum - Flame
タグ: Flame  Nifelheim  Finland  2011  個人的良盤 
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Octavarium : Dream Theater (2006) 

アメリカのプログレッシブメタルの草分け的存在、Dream Theaterの8thアルバムを紹介。
Atlantic Recording Corporationよりリリースされた。

OctavariumOctavarium
(2005/06/07)
Dream Theater

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このアルバムを聴いてからもう7年もたつのか、と感慨深くなるが、
先に言っておくとDTのアルバムとしては自分は好きな方である。

何が良いかというと久しぶりにポップな一面を見せているところである。
この前作のレビューの時も言っていたが、
結局このバンドはヘヴィだけでもプログレだけでも自分は気に入らなくて、
そこにポップさが入らないと魅力を感じない。

しかしそれは私はバンドとしてこれ以上追う気力を失わせた点でもある。

このバンドのこととなると色々難しく聞いている人が多くて、
「あーそうですか」となるがそんな難しいこと考えながら聞くなんて自分には無理なのだろうナ。

Encyclopaedia Metallum - Dream Theater
タグ: Dream_Theater  USA  2006-2010 
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Власть : N.K.V.D. (2011) 

フランスのインダストリアルブラックメタルバンド、N.K.V.D.の1stアルバムを紹介。
Those Opposed Recordsよりリリースされた。

NKVD1

バンド名は旧ソ連の内務人民委員部の名称である。
ちなみにこの組織は後のKGBである。
という訳で非常に真っ赤な精神のブラックメタルであり、
ある意味NSBMとアプローチは近いかもしれないがレイシズムではないだろう。

ボーカルと演奏+サンプリングの計二人でやっているバンドで、
Anaal Nathrakhっぽいアプローチであるが、
いかんせんテーマがテーマなだけにこちらの方がかなり非人道的な内容に聞こえる。

自分はあまりインダストリアルブラックは聞かないわけだが、
こういう機械的、冷徹的なアプローチをもったブラックもたまにはいい。
しかし強いて言えばウォーブラックをマシンでやっているような感じもして、
そうなると本来の良さから遠ざかっているような気もしてくる。

Encyclopaedia Metallum - N.K.V.D.
タグ: N.K.V.D.  France  2011 
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Catacombs of Blood : Drowning The Light (2010) 

オーストラリアのディプレッシブブラックメタルバンド、Drowned the Lightの11thアルバムを紹介。
オーストラリアのDark Adversary Productionsよりリリースされた。

dtl11

Mütiilation、Satanic Warmaster、Sargeistといった大物バンドや、
Arkha Sva、Lone Sufferといった日本のバンドまで、
幅広くスプリットを出すなど精力的な活動をしているオージブラック。

自分は音源としてはこのアルバムしか持っていないが、
元々はもう少しプリミティブブラック寄りの音楽をやっていたはずで、
このアルバムではデプレ系のメロウなブラックをやっている。

大量の音源をリリースしているため集める気こそしないのだが、
このアルバムの質は結構高く、数あるデプレブラックの中でも質は高め。
あくまでブラックメタルとして聞かせようとしている姿勢を感じる。

また1,7,11曲目でLebensessenzのN. Schner氏がピアノ参加していて、
それが非常にアルバムの雰囲気にはまっていて素晴らしい。
ってかLebensessenzは素晴らしいのだよ。

Lebensessenz
Lebensessenz / Tu, Deorum Hominumque Tyranne, Amor

ブラジルのブラックメタルバンドもやっているN. Schner氏のポストクラシック。
最近、ポストクラシックってちょこちょこアルバム買ってるのだけど、
彼のアルバムはブラックメタルのアプローチを混入させながら、
ポストクラシックに昇華していて非常に面白いと思う。

本筋のDtLのアルバムよりこっちの方が好きだったりする。

Encyclopaedia Metallum - Drowned the Light
タグ: Drowned_the_Light  Lebensessenz  Australia  2006-2010 
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Kings of Misery : Incriminated (2004) 

フィンランドのプリミティブブラックメタルバンド、Incriminatedの3rdアルバムを紹介。
オランダのFrom Beyond Productionsよりリリースされた。

incriminated3

フィンランドブラックの重要人物、Harald Mentor氏のバンドで、
またSatanic WarmasterのWerwolfもドラムで参加している。

このメンツでもフィニッシュブラックというと連想されがちなメロウなブラックではなく、
Hellhammer~Celtic Frost直系のドゥーミィなプリミティブブラックメタルを披露。
そういう訳でいわゆる第一世代のブラックメタルという枠組みの作品。

第二世代にあたるノルウェイジャンブラック以降の流れをくむブラックメタル好きには、
少々スロー/ミドルテンポが地味、退屈に映るかもしれないが、
非常に邪悪なリフを奏でながらニヒリズムを前面に押し出していて素晴らしい。

特にラストのアルバムタイトルの曲は16分の大作で、
このアルバムを締めくくるにふさわしい、重く苦しいドゥームブラックになっている。
最後の1分間のテンションは4thアルバムへと引き継がれている。

Encyclopaedia Metallum - Incriminated
タグ: Incriminated  Finland  Satanic_Warmaster  2001-2005 
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【2013年 上半期】 購入音源ベスト 

今年購入した音源で印象に強く残っているアルバムを挙げていきます。

【今年リリース物】

1. Epitome Of Torture - Sodom
 前作"In War And Pieces"から3年ぶりの新作。相変わらずどこから切ってもSodomそのもので大変よろしい。もう他のバンドの音源と聞く姿勢が違うということなのだろうけど。冷静に聞けば前作より若干スラッシュメタル然した作風で、単純なスラッシュ野郎としては大喜びなのであった。

2. The Underground Resistance / Darkthrone
 近年、メタルパンク化して以来、三部作に縛られている人からは遠い存在となったDarkthroneだが、個人的には大歓迎だった。しかしこのDarkthroneときたら、更にこちらの予想を斜め上に行き、メタルパンクどころか80年代メタル色が全開でちょっとジャーマンメタルっぽさも。とにかく今のDarkthroneも素晴らしいにも程がある!

3. 凡テ奈落ノ代理サマ - OLEDICKFOGGY
 去年知ったラスティック/サイコビリーバンド、Oledickfoggyのミニアルバム。このバンドの魅力はライブでこそ伝わるものだと思うが、現在のところ最新作のこのミニアルバムも素晴らしい作品だ。バンドメンバーが初期衝動を表わしている作品と言っていたが、彼らの根底にあるフォーク/パンク精神が一点の曇りもない証左であろう。特に2曲目の"ヒカラビル"は彼らのベストソングの一つである。

4. 孤立する否定の精神 - Proletariart
 岡崎のポリティカルクラスティーパンクバンド!Record Boyの触れ込みに惹かれて購入し、期待以上の驚きを得た一枚。1曲目の"宣戦布告"から放たれる強烈な主張―個々存立の姿勢にがっちりハートをつかまれ、アジりまくりのヴォーカルと攻め立てるクラストパンク、時にスラッシャーも大喜びさせるようなリフも飛び出し、煽情的なメロディもグレイツ!

【他、今年購入音源】

1. Ekte Westfäölske Svatte Metal - Heimdalls Wacht
 今のところHeimdalls Wachtの最新作。本作品は見たところ国内流通してないのだろうか。とはいえ今回もHeimdalls Wacht節は変わっておらず良いメロディを持っている。前作より今作の方が好きだ。エモーショナルでありながら、実直なところがこのバンドの良いところである。(2012年リリース)

2, Disciples of War - Diocletian / Weregoat
 今やウォーブラックのトップバンドともいえるDiocletianと、結成してまだ新しいアメリカのWeregoatの3曲ずつのスプリットで、前者はDiocletianらしい、怒濤のオセアニアンウォーながら地に足付いたカッコよさである。が、しかしこの音源では後者のWeregoatの重厚なブラッケンデス感にグッときたのだ。(2012年リリース)

3, Satan's Soldiers - Lord Of Evil
 この音源は内容うんぬんよりまずリリースされたことの価値が大きい。内容の方は極悪プリミティブブラックで、この手の音源のファンからしたら大喜びの作品である。にしてもこの極悪レベルのリハーサル音源は極悪にも程がある。困ったことに国内のショップはあらかた売り切れてしまったようだが、国外にはまだ色々なところで残っているので購入は可能。(2012年リリース)

4. Wild Beyond Belief! - Satan's Satyrs
 アメリカのメタルパンクバンドだが、近年流行りのメタルパンクとは一筋縄ではいかない様々な要素を感じるのが魅力だ。サイケデリックだったりストーナーだったり、いわゆるアシッドなメタルパンクであり、サウンドプロダクションもそれに倣った完璧な音源である。言われてみると確かにBlack Sabbathリスペクトな感じなのだが、そこはやっぱりメタルパンクなんだなぁ。オリジナルだ。(2012年リリース)

5. Riitiir - Enslaved
 "ISA"以降のEnslavedはプログレッシブブラックというか、いわゆる自分はプログレ然しすぎてると煙たく思うので、そう言い切りたくないのが心情。という訳でこのアルバム、最強に素晴らしい。確かにOpethと同じような完成度を感じる訳だが、Enslavedの凄いところは消化しやすいんだ。「凄い」より先に「かっけえ!」と思わせるのが素晴らしいのである。(2012年リリース)

6. Hellbringer - Hellbringer
 今年のTTFで来日したオーストラリアンスラッシャー、Hellbringer。3ピースのスラッシャーという、この界隈の人間ならすぐにピンとくるバンドの強烈な音源。ピュアもピュアなスラッシュで、これを若手バンドがやってるとはなあ、と思うし、ボーカルの歌い方がどうもSodomのTomっぽいのが更にツボで素晴らしいのだ。ジャケットアートはSADISTIK EXEKUTIONのRokなんだって。

(番外) 2012 demo - illya
 最後は番外として(購入したものではないため…)取りあげるが、東京のハードコアパンクバンド、illyaのデモ。スラッシュメタルバンドのConfused Mindのギターが新加入しており、メタリックなハードコアに仕上がっていて、ここではメタル諸兄に是非ともお勧めしたい作品である。Think Againファンも大喜びなのではないかと思われる。
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【2013年 上半期】 購入音源リスト  

今年購入した音源を挙げていきます。(順不同)
⇒ 店、もしくは個人とトレードなど含む

【今年リリース物】
Demo - Crucem
The Underground Resistance - Darkthrone
凡テ奈落ノ代理サマ - OLEDICKFOGGY
孤立する否定の精神 - Proletariart
Mysterium - Manilla Road
Hefner Trombones Vol.1 - Vampillia
Demo - Code Red
Epitome Of Torture - Sodom
Alda - Alda
Desecration Rites - V/A
Dreams Like Deserts - Aura Noir
Henbane - Cultes Des Ghoules
Vexovoid - Portal
Wrath of the Apex Predator - Impious Baptism
Evil 2nd demo - Evil

【過去リリース物】
Scherben - Karg
Ariettes Oubliees - Les Discrets
Sketches Of Reality - Nae'blis
Empty World - Svarti Loghin
Demon Attack - Alastor
Armageddon Cobra - Ammit
De Vermis Mysteriis - Bloodrain
The Return Of Hate - Bustum
Expedition Punitive - Crux Dissimulata
Follow The Calls For Battle - Darkened Nocturn Slaughtercult
Inferno Caput Mundi (The Supreme Race) - Doominhated
1st Demo - Evil
Long Live Death! - Flame Of War
The Last Sodomy Of Mary - Goatlord
The Most Ancient Ones - Hate Forest
Ekte Westfäölske Svatte Metal - Heimdalls Wacht
Towards A Distant World - Hellvetic Frost
Bak Og Forbi - Hinsidig
Berserker Savagery - Intolitarian
Blasphemous Crucifix Profanation - Irreverent
Forneka Den Fysiska Lekamen - Kaos Sacramentum
Scars Of Revelation - Kaos Sacramentum
Bloodcurse Stigmata - Kaos Sacramentum
Avgrundens Konst - Kaos Sacramentum
Unbroken Spirit - Lascowiec
Satan's Soldiers - Lord Of Evil
Spit On The Holy Grail - Master Of Cruelty
Blut und Eisen - Menneskerhat
Vertus Guerrieres - Nordmen
Consuming The Metatron - Osculum Infame
Bestial Overkill - Persecutor
Intolerance - Primigenium
Faith through Anguish - Primigenium
Olabezarko Basoen Bakardadea - Sentimen Beltza
Nuclear Death - SWAMP
Macabre Noize Royale - Tombs
Bloody Mary - Tudor
Chaos To Unleash A New Age - V/A
Kataxu-Necator - V/A
From the Devil's Tomb - Weapon
Ygg - Ygg
1990 - 1994 the First Three Demos - Arghoslent
Weather Systems - Anathema
Within - Embraced
Wild Beyond Belief! - Satan's Satyrs
Death or Domination - Adastra
Arcane Metal Arts - Borrowed Time
Riitiir - Enslaved
Double Talk - Accuser
Final Extermination - Bestial Holocaust
Más Allá de la Tumba - Guerra Total
Hellbringer - Hellbringer
Dominion of Darkness - Hellbringer
Epitome Of Torture - Sodom
Within The Sylvan Realms Of Frost / Faustian Dawn - Demoncy
Sodomatic Rites Of I.N.R.I - Wömit Angel
Nekrolog - Forgotten Darkness
Norse Thunder - Pagan Hammer
Serpent's Nekrowhores - Slaughtered Priest
Causa Fortior - Eschaton
Srontgorrth - Nagelfar
Dreams Like Deserts - Aura Noir
あぶらだこ (木盤) - あぶらだこ
Burning Drakkar - Hypocras
2012 demo - iliya

こう見ると相変わらず新譜はあまり買ってませんね。
私はあまり消化スピードが速くないのでこんなものです。

明日か明後日くらいに2013年購入音源ベストと、
うち2013年リリースベストをあげてみようと思います。
あまり新譜買ってないので後者は当てになりませんネ。。。
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Odes From The Past : Folkodia (2008) 

北欧系の寄せ集め大人数フォークメタルプロジェクト、Folkodiaの1stアルバムを紹介。
自主リリースでリリースされた。

Odes From The PastOdes From The Past
(2003/10/10)
FOLKODIA

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Folkearthと同じ寄せ集めフォークメタルプロジェクトで、
メンバーも一部被っている…というより単純にバンド名が違うだけとも言える内容。
実はブラックメタル界隈ではおなじみのギリシャのNocternityの元メンバーも関わっている。

The・笛メタルとでもいうような笛にフィーチャーしたフォークメタルだが、
そこに若干のペイガンメタル成分と正統派HR/HMの要素を混入させた、
まあ今となってはよくあるフォークメタルというやつである。

とかくメンバーの多いプロジェクトで、
こちらも企画盤として気楽に楽しむ分には問題ないが、
作品として聞こうとするとやっぱりフォーカスできておらず、
散漫な印象しか受けないのはまあしょうがないところなのかな。

Encyclopaedia Metallum - Folkodia
タグ: Folkodia  Folkearth  Nocternity  Various_Countries  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Hammer of Intransigence : Heresiarch (2011) 

ニュージーランドのウォーブラックメタルバンド、HeresiarchのEP盤を紹介。
Dark Descent Recordsよりリリースされ、後にSatanic Skinhead PropagandからLP再発された。

Hammer Of IntransigenceHammer Of Intransigence
(2012/01/16)
Heresiarch

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Diocletian、Witchristの関連バンドで、
いわゆるオセアニアのウォーブラックの最近の盛り上がりを体現しているバンドだが、
ここ数年聞いたウォーブラック/ブラッケンデスの音源の中でも
上位にくるであろう強烈な音源である!

Diocletian、WitchristでもドラムをたたいているC. Sinclair氏の、
マシンガン打ちっぱなししているSEではないかと錯覚するようなドラムが強烈で、
他のリズム陣もとにかく爆音を奏で続ける強烈なアティチュードをかましまくる。

オールドスクールな良さとそれに留まらない発展的なウォーブラック。
この手の音源が好きでかつこの音源を持っていないのは損すぎる!
手に入らなくなる前に買うべき、急げ!

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タグ: Heresiarch  Diocletian  Witchrist  New_Zealand  個人的良盤  2011 
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Burial Ground : Grave (2010) 

スウェーデンのデスメタルバンド、Graveの9thアルバムを紹介。
Regain Recordsよりリリースされた。

Burial GroundBurial Ground
(2003/10/10)
GRAVE

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自分は北欧デスメタルというとDismemberやEntombed以外はあまり聞いていないのだが、
このバンドも1988年より活動している息の長いベテラン。
ずっと北欧オールドデスをプレイしていたわけでもなく、
インダストリアルの要素を入れたり、1997年に一度解散していたり、
紆余曲折しながら活動をしているためか存在感は前2バンドに比べるとやや薄い。

しかしこのアルバムは昔ながらのオールドスクールな北欧デスメタルで、
前作の8thと共に原点回帰の作風であり、
昔ながらのファンも安心して聞ける内容になっている。

強いて言えば上積みというかこのバンドならではという要素は薄い印象。
まあでもベテランバンドが当初の意気込みを忘れずに、
こういう作風でアルバムを出しているだけでも素晴らしい。

Encyclopaedia Metallum - Grave
タグ: Grave  Entombed  Dismember  Sweden  2006-2010 
Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

s/t : The Royal Arch Blaspheme (2010) 

アメリカはニュージャージーのブラックメタルバンド、The Royal Arch Blasphemeの1stアルバムを紹介。
Hells Headbangers Recordsよりリリースされた。

TheRoyalArchBlaspheme1

ProfanaticaのJohn Gelso氏とKriegやN.I.LのN. Imperial氏のバンド。
基本的にProfanaticaの路線に近いような、
カルト色満載の冒涜的なUSBMになっている。

またIncantationっぽいというズルズルとしたスロー~ミドル主体のデスメタルっぽさもあり、
どちらかというと好みとしてはその手の音源好きには良い作品ではなかろうか。

にしてもN. Imperialのヴォーカルは本当に邪悪で冒涜さが良く出ている。
アルバムのアートワークなどもとにかく冒涜の極み。
去年2ndアルバムも出ただがまだ未聴なのでいずれ聞きたい。

Encyclopaedia Metallum - The Royal Arch Blaspheme
タグ: The_Royal_Arch_Blaspheme  Profanatica  Krieg  N.I.L  USA  2006-2010 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

The Greater of Two Evils : Anthrax (2004) 

アメリカはニューヨークのスラッシュメタルバンド、Anthraxの再録企画盤を紹介。
Nuclear Blastよりリリースされた。

Greater of Two EvilsGreater of Two Evils
(2004/11/23)
Anthrax

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当時のヴォーカル、John Bushの在籍以前の曲を、
ファン投票で選曲して再録した企画盤である。

Joey Belladonna在籍時のときに名盤と呼ばれるものが揃っているものの、
John Bushのしゃがれたヴォーカルによるパフォーマンスも、
結構馴染んでいてよくある再録盤に比べてうまくいっている内容ではなかろうか。

ちょっとモダンなアレンジが過ぎている曲もあるが、
まあこういう作品は細かくどうのこうの言うより楽しむべきだろう。

Encyclopaedia Metallum - Anthrax
タグ: Anthrax  USA  2001-2005 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Consolamentum : Ascension (2010) 

ドイツのブラックメタルバンド、Ascensionの1stアルバムを紹介。
ドイツのWorld Terror Committeeよりリリースされた。

ConsolamentumConsolamentum
(2011/10/18)
Ascension

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よくDeathspell Omegaの3rdアルバムと比較されるようだが、
なるほど納得できる完成度の高いアルバムだ。

ブラックメタルのトレンドの一つとして、
あのアルバムが起こした精神、哲学の高次化とその反映という、
ブラックメタルの哲学的芸術性を大いにフォーカスしたものを、
このアルバムは近年では一番フォローしていると思う。

個人的にはブラックメタルとしての良さには他のところに感じているので、
中途半端なDSOフォロワーはどちらかというと苦手なのだが、
このバンドは非常に素晴らしい!
2ndアルバムはまだか!?

Encyclopaedia Metallum - Ascension
タグ: Ascension  個人的良盤  Germany  2006-2010 
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Dekadens : Lifelover (2009) 

スウェーデンのディプレッシブブラックメタルバンド、LifeloverのEP盤を紹介。
Osmose Productionsよりリリースされた。

lifeloverEP

従来と変わらない都会的なディプレッシブロック/ブラックをプレイしているが、
3rdよりディプレッシブな要素は減り、
アーバンライクで、かつアグレッシブな要素が増したというか戻ってきた。

サウンド自体も少しへヴィになったのも特徴的で、
曲の展開も前より"急"になっているような気がする。

前作のディプレッシブなサウンドが気にいっている方は残念だと思うが、
あくまでメタルファンとしてはこちらの内容の方が喜ばしいだろう。
いずれにしても1stからのファンはEPでも"買い"だ。

Encyclopaedia Metallum - Lifelover
タグ: Lifelover    Sweden  2006-2010 
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Resistance : Folklord (2004) 

ブラジルのフォークブラックメタルバンド、Folklordの1stアルバムを紹介。
Somber Musicよりリリースされた。

folklord1

一目見たら覚えるインパクトあるジャケットが特徴の1枚。
Necronomicon Beastというブラッケンスラッシュバンドの人脈バンドで、
こちらはバンド名のFolkというものを意識したサウンドのバンドになっている。

笛メタル好きならちょっとピンとくる感じのサウンドと、
思いっきりアグレッシブなブラックメタルパートが、
ごちゃ混ぜというよりあまり混ざることなく提示されている(笑

楽曲の名前も"インカの復讐"とか"呪われたエジプトの叙事詩"だとか、
テーマにあまり一貫性がないのも頷ける出来だが、
まあこういうジャケ買いも楽しいものである。

Encyclopaedia Metallum - Folklord
タグ: Folklord  Necronomicon_Beast  2001-2005  Brazil 
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Rabbit Don't Come Easy : Helloween (2003) 

ジャーマンメタルバンド、Helloweenの10thアルバムを紹介。
Nuclear Blastよりリリースされた。

ラビット・ドント・カム・イージーラビット・ドント・カム・イージー
(2003/05/17)
ハロウィン

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お家芸の内紛を経ての10thアルバム。
Roland GrapowとUli Kuschが脱退しての作品だったため、
前者はともかくUliの不在がどう影響するか考えていたが、
新加入のSascha Gerstnerが良曲を提供して一定のクオリティを保っている。

ドラマーはかなりドタバタしたらしくほとんどの曲をMotörheadのMikkey Deeが叩いており、
賛否はあるとは思うが個人的には良い影響を与えたと思う。
というかそういう人脈あるんだな、と。

でも実際、前作に比べてメンバーを一新しての効果という意味では、
前作の方がクオリティは高かったかな。
久しぶりに聞いてみると良曲はあるもののあまり記憶に残らないアルバム。

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タグ: Helloween  Germany  Motor_Head  2001-2005 
Power/Speed  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Envaatnags Eflos Solf Esgantaavne : Horna (2005) 

フィンランドのブラックメタルバンド、Hornaの4thアルバムを紹介。
フィンランドのWoodcut Recordsよりリリースされた。

Envaatnags Eflos Solf EsgantaavneEnvaatnags Eflos Solf Esgantaavne
(2005/08/09)
Horna

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ブラックメタルを好む人は好きだろうと嫌いだろうと存在を知っているだろうHorna
1993年より活動していてこのアルバムの時は既に中堅の域~ベテランに達している。
このバンドはとかくリリース音源数が多くて、
コンプリートしたら願い事がかなうなんていう冗談を言われるほどである。

このアルバムはその作品群の中でも一番流通したのか目にしやすく、
また1曲目の"Vihan tie"からHorna節とも言えるメロウなリフが聞ける。
確かにメロディメーカーとしてこのバンドは優秀なことはよく解る。

但しこの1曲目だけでなく他の曲やアルバムにしてもそうだが、
曲の中でそのリフに頼り過ぎるというか1曲の中でも飽きてしまうし、
アルバム通して聞いていてどうもダレてしまう。
このスタイルだからこそ音源を量産できるのだろうが、
凄く耳馴染みの良いサウンドなのにどうもしっくりこないというのが正直な感想だ。

Encyclopaedia Metallum - Horna
タグ: Horna  Finland  2001-2005 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Deathrace King : The Crown (2000) 

【来日 大阪公演まで、あと7日】

スウェーデンはイエテボリのデスラッシュバンド、The Crownの4thアルバムを紹介。
Metal Blade Recordsよりリリースされた。

Deathrace KingDeathrace King
(2000/03/16)
Crown

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どこのレビューでもおしなべて高評価の作品で、
今さら語ることのないアルバムではあるが、
ライブ前に聞き直してみてやはり素晴らしい作品だと思う。

アルバムタイトルはDeath Race 2000から引用したのだろうか。
気になる人は検索してもらいたいがコメディ不謹慎超ド級B級映画である。
このアルバムも不謹慎ではないものの聞いててある意味笑顔の絶えない、
素晴らしいデスロールなアルバムになっている。

アルバム通してだれず、同じような曲もなく、
それでいて徹頭徹尾デスロールなのだからお手上げだ。
自分としては7thアルバムも同じくらい好きだが、
世の中の評価としてはこのアルバムが抜けている。

Encyclopaedia Metallum - The Crown
タグ: The_Crown  Sweden  個人的良盤  1996-2000 
Deathrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Rose Curl, Sea Swirl : Sleeping Peonies (2010) 

イギリスのシューゲイザーブラックメタルバンド、Sleeping Peoniesの1stアルバムを紹介。
KhrysanthoneyよりCD-rフォーマットでlmd.100でリリースされた。

sleepingpeonies

レーベルサイトではネオフォークと位置付けられているが、
あくまでAlcestに端を発したシューゲイザーブラックの類。
そしてその類の中でかなりクオリティが高い音源である。

さすがドリームポップのメッカ、イギリスのバンドだけあって、
ドリームポップ→シューゲイザーのサウンドの変遷をサウンドに載せながら、
そこにデプレッシブブラックの要素を加えている。

といってもブラックメタルの要素はほとんど皆無だと言ってよく、
むしろ彼ら自身が呼んでいる"Blackgaze"という表現がよくあっていて、
Alcestの1stとはまた異なったモノクロームな情景を楽しめる。

レーベルサイトからフリーDLできるので、
手に入りにくい音源だったがこれで安心。

http://www.khrysanthoney.com/downloads.php
タグ: Sleeping_Peonies  UK  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Chimera : Mayhem (2004) 

ノルウェーのブラックメタルレジェンド、Mayhemの3rdアルバムを紹介。
Season of Mistよりリリースされた。

ChimeraChimera
(2004/03/28)
Mayhem

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前作2ndでUlverのTore YlwizakerやCadaver IncのAnders Oddenをゲスト起用し、
テクノなどの音楽を大胆に導入した前衛的なサウンドに挑戦したものの、
評判はいまひとつ、このアルバムで再度、純ブラックメタルに返り咲いた。

Mayhemの場合、1stアルバムを基準に全て語られがちだが、
あのアルバムは今さら振り返るとこのバンドの中ではかなり異端な作風に思われる。
一方でこのアルバムは真っ当なMayhemというか、
完成度の高いブルータルなメタルアルバムだと言える。
各パートのパフォーマンスも高いレベルにある。

しかしあの当時の特異なシーンを反映したと言える雰囲気、
これはこのアルバムには備わっておらず、
言わば普通の良作に留まっている…カリスマ性の欠如とでも言おうか。

Encyclopaedia Metallum - Mayhem
タグ: Mayhem  Norway  2001-2005 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Follow the Reaper : Children of Bodom (2001) 

フィンランドのメロディックデスメタルバンド、Children of Bodomの3rdアルバムを紹介。
Spinefarm Recordsよりリリースされた。

Follow the ReaperFollow the Reaper
(2008/04/29)
Children of Bodom

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今さらこのバンドのことをどうのこうの言ってもしょうがないので昔話を一つ。

自分はこのアルバムを聞いた時はまだこのバンドのことを知らず、
そもそもメロディックデスメタルというジャンルについてあまり知らなかった。
知り合いからお勧めのアルバムとしてCD-Rで大量に貰ったうちの一枚だった。

聞いてみると何とサウンドプロダクションが大げさというか、
シンセサイザーを前面に押し出していてキラキラしていて、
自分の聞いたことのない音楽だと思ったものだ。

これを書くにあたって久しぶりに聞いてみたが、
このキラキラ感は同年のSkyfireの1stと双肩する特徴的なもので、
何だかんだで猿真似じゃないオリジナリティある内容だったのではなかろうか。
でもあまりこのアルバムは好きではないけどね。

Encyclopaedia Metallum - Children of Bodom
タグ: Children_of_Bodom  Skyfire  Finland  2001-2005 
Merodic Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

By The Wing Of Black : M8l8th (2004) 

ロシアのNSBMバンド、M8l8thの1stアルバムを紹介。
Stellar Winter Recordsからリリースされて、2008年にも再発された。

m8l8th_1

アルバムの現地名は"Чёрным Крылом"
オリジナルのリリースではリハーサルデモ音源8曲が追加されており、
逆に2008年の再発盤ではリハ音源は入っていないので注意されたし。

ロシアのNSBMを代表するバンドの一つで、
1曲目からこのジャンルおなじみの演説が始まり、
その後の楽曲もプリミティブブラックとして質の高いサウンドを披露。
ちょっと癖のあるヴォーカルもまたバンドの危険さをうまく表現していると言える。

恐らくこの手のジャンルが好きな人はほとんど全員持っているアルバムだが、
逆にプリブラは聞くけどAbsurdみたいなNSBMはちょっと…という人には、
このアルバムはちょうどいい内容ではなかろうか。

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タグ: M8l8th  Russia  2001-2005 
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Shitfun : Autopsy (1995) 

アメリカはカリフォルニアのカルトデスメタルレジェンド、Autopsyの4thアルバムを紹介。
Peaceville Recordsよりリリースされた。

ShitfunShitfun
(2003/10/14)
Autopsy

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それなりにゴアグラインドなども含めて酷いジャケは見てきたが、
その中でも個人的にナンバーワンのクソジャケである(文字通り)

ジャケ的に損している部分もあると思うが、
Autopsyはどのアルバムも外れのないデスメタルを披露しており、
このアルバムは2ndの流れを組みながら趣味の"悪さ"をうまくアピールしている。

ちなみにこのアルバム、既にリリース前にバンドは解散を決めていて、
曲によってはAbscessの初期音源がまぎれていたりするらしい。
実は恥ずかしながらAbscessは一枚も聞いたことがないので区別できないが…。

とにかくしつこいようだがジャケットは酷いけれども、
ジャケットとマッチしたAutopsyらしい品の無いドゥーミーなデスメタルが
この作品でもたっぷり味わうことができる良作。

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タグ: Autopsy    USA  1991-1995 
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Haevn : Angantyr (2007) 

デンマークのブラックメタルバンド、Angantyrの3rdアルバムを紹介。
Det Germanske Folketよりリリースされ、Northern Silence Productionから再発された。

HaevnHaevn
(2011/01/11)
Angantyr

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前ポストに引き続き、Angantyrのアルバムを紹介。
北欧ブラック準拠にメランコリックさによる肉付けが素晴らしかった2ndに対して、
本作ではそれが完成されたような名盤に仕上がっている。

1曲目の"Et Varsel Om Dod"はヴァイオリンのイントロから始まり、
ドラマチックかつメランコリックなメロディが怒涛の如く炸裂。
この1曲目でヤラれてしまったリスナーも多いのではないだろうか。

また他の楽曲についてもアルバム通して締めるところは締めていて、
通してダレずに聞きとおすことができる完成度。
ある意味やり過ぎな1曲目が許容できるかでこの作品の満足度は決まりそうだが、
もちろん私は大満足な1枚である。グレイト!

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タグ: Angantyr  Danmark  個人的名盤  2006-2010 
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Sejr : Angantyr (2004) 

デンマークのブラックメタルバンド、Angantyrの2ndアルバムを紹介。
Blasting Black Semtex Attackよりlmd.1000でリリースされた後、
Northern Silence Productionなどから再発されている。

SejrSejr
(2010/02/02)
Angantyr

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デプレッシブブラックのMake a Change... Kill Yourselfでも活動する
Ynleborgaz氏の多分こっちがメインのバンド。
あちらのようなスーサイド感まるだしとは異なり、
こちらはプリミティブなブラックメタルサウンドである。

デンマークという土地柄、やはり北欧ブラック準拠ではあるのだが、
このバンド特有のメランコリックさは特筆すべきものがある。
たまに挿入しているヴァイオリン(?)の奏でも良くマッチしている。

このサウンドの方向性は後の3rdで完成していると思うが、
プロトタイプとしての作品というだけでなく、
ブラックメタルのアグレッシブさという点でこちらの作品も推せる。

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タグ: Angantyr  Danmark  2001-2005 
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