The Return...... : Bathory (1985) 

ブラックメタルの始祖にして、一人バンドのBathoryの2ndアルバムを紹介。

The Return......The Return......
(2010/09/14)
Bathory

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1stはVenomをマジ解釈しちゃったハードコアナイズなブラックスラッシュだったが、
ついにこのアルバムでは後のブラックメタルの要素をそろえたといってよい。

ノイジーなギターがジリジリと迫り、ヴォーカルスタイルもまさにブラック。
この頃の、他のブラックメタルルーツな作品はここまで邪悪でブラックな作風はなかった。
どちらかというと過激であることを至高にした作品たちだった。

しかしこのアルバムは全く異なり、既にほぼ完全なブラックメタルをプレーしている。
その作風としての完成度は3rdに譲るが、こちらも生まれたての生々しさを存分に楽しめる。

Encyclopaedia Metallum - Bathory
タグ: Bathory  Sweden  1981-1985 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Tales From The Thousand Lakes : Amorphis (1994) 

フィンランドのメロディックデス/プログレッシブメタルバンド、Amorphisの2ndアルバムを紹介。

Tales From the Thousand Lakes (Reis)Tales From the Thousand Lakes (Reis)
(2001/03/20)
Amorphis

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1stの時点では北欧デスメタルをプレイし、そこまで抜きんでた存在感はなかった彼らだが、
この2ndでは北欧デスメタルにトラッドフォークやエスニック調サウンドを大胆に導入し、
後にメロディックデスメタルと呼ばれるような作風になったことで大いに飛躍した作品。

今となってはフォークメタルのジャンルに入るかもしれない内容で、
またもしくはゴシック/ドゥームの要素も入っているようなサウンド。

いわゆるメタルコア/メロデスから、その起源を探るためにこのアルバムに到達すると、
もしかしたら拍子抜け、がっかりするかもしれない。

しかし改めて聞いてみるとすでにこの頃から現在の彼らに近い作風だったんだなー。
自分は大好物です。

Encyclopaedia Metallum - Amorphis
タグ: Amorphis  Finland  1991-1995 
Merodic Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Einblick in den Qualenfall : Verdunkeln (2007) 

ドイツのアトモスフェリックブラックメタルバンド、Verdunkelnの2ndアルバムを紹介。

Einblick in Den QualenfallEinblick in Den Qualenfall
(2007/07/02)
Verdunkeln

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スロウ・ミドルパートで重厚に突き進むアトモスフェリックサウンド。
真っ黒というよりは靄がかかった灰色といった感じのダークメタルっぷりが良い。

決して起伏のある展開をもっているわけではなく、
常にディプレッシブな要素のままダラダラと続くサウンドだが、
たまにトレモロサウンドがポストブラックっぽく導入されていたりする。

歌のパートも少なく、インストアルバムにも近い。
寝るときに聞くといい感じに闇に溶け込んでいける。

Encyclopaedia Metallum - Verdunkeln
タグ: Verdunkeln  Germany  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Day Of Darkness Festifall : V/A (1991) 

フィンランドのブラックメタルバンド、BeheritImpaled Nazareneが、
フィンランドのOuluで行ったライブのブート音源。
かなり有名なブート音源なので両バンドのファンなら知っているはず。

Day Of Darkness Festifall

ジャケットの通り、サタンをたたえて生贄を捧げているようなライブ音源である。
いや、もはやライブというより"儀式"を体感しているような生々しさだ。
この手のブート盤にしては結構音が良い気がする。

粗暴でパンキッシュなブラックメタルをプレーするImpaled Nazareneが8曲、
カルト臭全開の邪悪なサウンドが支配するBeheritが7曲(インスト含む)、
両方性質が微妙に異なるものの、双方とも最高にアンホーリーでイーヴィルさ満開。

Beheritのミドルテンポな楽曲が逆に儀式のクライマックスを表している。
まるで生娘の腸を生きたまま取り出しているかのような・・・。
Sarcofagoのカヴァーも見事、粗悪に仕上げている。
タグ: Beherit  Impaled_Nazarene  Finland  1991-1995  個人的良盤 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Discouraged Ones : Katatonia (1998) 

スウェーデンのゴシック/ドゥームメタルバンド、Katatoniaの3rdアルバムを紹介。

Discouraged Ones (Reis) (Dig)Discouraged Ones (Reis) (Dig)
(2007/02/27)
Katatonia

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デビュー当時はブラックメタルに片足突っ込んだようなゴシック/ダークメタルをプレイしていた。
しかしこの3rdから一変、さわやかな音色にどこかしら哀愁漂うゴシックロックに変化した。

デビュー当時の1st路線のゴシックブラックもかなりクオリティの高いものだったが、
今作ではデスヴォイスも豪快に切り落として、クリーンヴォイスのみでメランコリック大爆発。
普通、路線変更すると嫌気がさされるものだが、彼らの場合はどちらも素晴らしい。

ギターのBlackheimDiabolical MasqueradeBewitchedで引き続きブラックメタルをプレイ。
Katatoniaの1st路線に関してはそちらが引き継いだ(今は両方とも解散済)

更にBloodbathというデスメタルバンドにも参加している。
OpethMikael Åkerfeldtも参加する豪華バンド。
才能のルツボだ。

Encyclopaedia Metallum - Katatonia
タグ: Katatonia  Sweden  1996-2000 
Gothic/Doom  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Zyklus : Lunar Aurora (2004) 

ドイツのブラックメタルバンド、Lunar Auroraの6thアルバムを紹介。

ZyklusZyklus
(2008/07/29)
Lunar Aurora

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Black Metal Wandererさんのレビューが強力すぎたので購入。
感想はそのレビューそのままなのだから、ここに何を書くべきか悩む。

たった4曲で、どの曲も7分~16分と長尺の楽曲。
アトモスフェリックで神秘的な楽曲ながらプリミティブらしさを失っていない良作。
ノイジーなギターが紡ぎだす醜悪と、楽曲自体の持つ美しさが、
そのコントラストによって共々強調されていく。

アプローチはLimbonic Artの1stに近いがこちらの方がだいぶ好み!
これは確かにブラックメタルの名盤。
そして他のアルバムも欲しくなってきた!
(現在はバンド活動は停止中とのこと)

Encyclopaedia Metallum - Lunar Aurora

ちなみに2曲目のハエの羽音SEは最初ぞわっとした。
タグ: Lunar_Aurora  Germany  個人的名盤  2001-2005 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Kill 'Em All : Metallica (1983) 

アメリカのスラッシュメタルバンド、Metallicaの1stアルバムを紹介。

キル・エム・オール(紙ジャケット仕様)キル・エム・オール(紙ジャケット仕様)
(2010/09/25)
メタリカ

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Slayerの1st、HellhammerのDemoと同じ1983年に産声を上げたスラッシュ名盤1st。
NWOBHMの様式美と、Motorheadの激烈ロックンロール、そしてDischareなどのハードコアパンク。
まだ20歳前後のメンバーが大好きな音楽を好き勝手に混ぜ込んで、
豪快にプレーしてみたらスラッシュメタルが出来ちゃった、という感じ。

恐れを知らず、成功も知らず、とにかくやりたいことをやる。
若さが満ち溢れたサウンドにはスラッシュメタルらしさに満ち溢れている。
3rdからMetallicaに入った人には驚くべき内容だろう。

05 / Pulling Teeth
には故Cliff Burtonのソロベースプレイが聴ける。

Encyclopaedia Metallum - Metallica
タグ: Metallica  USA  1981-1985 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Majestas Leprosus : Mutiilation (2003) 

フランスのプリミティブブラックメタル一人バンド、Mutiilationの4thアルバムを紹介。

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フランスのUGブラックの重鎮、Meyhna'chの一人バンド(現在は解散済)。
1stからカルトブラック界からかなり支持されているようで、聞いてみたいが未聴。
この4thは北欧ブラックに近い"寒さ"と、邪悪さに隠れての"メロディ"が心地よい。

思ったよりカルトブラックというよりはまともなプリブラをプレーしている。
まともなプリブラというものがあるのかよくわからないが。

基本的に終始、真っ黒で鬱屈したプリミティブサウンドで、
1990年代のブラックメタルが好きな人には間違いなくツボだろうし、
それでいてどのブラックメタルとも近いようで区別できているジャリジャリ良盤。

Encyclopaedia Metallum - Mutiilation
タグ: Mutiilation  France  2001-2005 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Rock'nTroll : Litvintroll (2009) 

ベラルーシのフォークメタルバンド、Litvintrollの1stアルバムを紹介。

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辺境地メタルマニア待望のベラルーシからのお届けもの。
バンド名などから想像してFinntroll的なサウンドを想像していたけど、
牧歌的フォークサウンド全開のお気楽ピーヒャラ笛メタルを展開。

何がRock'n(T)rollなのか解らないほど牧歌的で、
曲名のほとんどがロシア語?なのか全く解りません!

笛はバグパイプの一種の民族楽器を使用しているらしく面白い。
そして微妙にリズムが合ってないというか、絶妙な不協和音が何かをくすぐられる。
しかも最後にはJudas Priestのカヴァーまで入っていて予想の斜め上だった。
Breaking The Lawを笛メタルでカヴァーしていて笑ってしまった。

Encyclopaedia Metallum - Litvintroll

買うならこちらがよいのでは。
タグ: Litvintroll  Belarus  Judas_Priest  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Tribute To Mayhem (Originators Of The Northern Darkness) : V/A (2002) 

超豪華メンツでおくる夢のMayhemトリビュート盤を紹介。

Trib to Mayhem: Originators of Northern DarknessTrib to Mayhem: Originators of Northern Darkness
(2002/03/19)
Various

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とりあえず曲目。

01. From The Dark Past / Immortal
02. Pagan Fears / Dark Funeral
03. Freezing Moon / Vader
04. Funeral Fog / Emperor
05. Carnage / Behemoth
06. De Mysteriis Dom Sathanas / Limboric Art
07. Buried By Time And Dust / Keep of Kalessin
08. Life Eternal / Gorgoroth
09. Ghoul / Carpathian Forest
10. Into Thy Labyrinth / Seth
11. Cursed In Eternity / Gehenna
12. Deathcrush / Absu


参加バンドが凄過ぎて腰抜ける。
ちょっとVadarだけ毛色違うかなあ…でもヴォーカル頑張ってる。
個人的にはDeathcrushGorgorothにやってもらいたかった。

とりあえず興味を持ったら買った方がいい良トリビュート盤です。
タグ: Mayhem  Immortal  Dark_Funeral  Emperor  Behemoth  Gorgoroth  Carpathian_Forest  Gehenna  2001-2005 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Black Earth : Arch Enemy (1996) 

スウェーデンのメロディックデスメタルバンド、Arch Enemyの1stアルバムを紹介。

Black EarthBlack Earth
(2011/03/22)
Arch Enemy

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Carcassを脱退したMichael Amottが招集をかけた、
当時はプロジェクトどまりだったバンドの1st。

確か日本公演で大当たりだったのでバンドとして存続することになったと記憶している。
本当は本人はSpiritual Beggarsの方に力を入れたかったのではなかろうか。

このアルバムはCarcassの4th"Heartwork"に近い作風。
この後、どんどん正統派へヴィメタルのサウンドを取り込んでいったArch Enemyに対して、
やや複雑な曲構成も多く(ウネウネしているというか)、Carcassっぽさが残っている。

もう少しこの感じを保っていてくれてもよかったと思うが、
あくまでMichael Amottは70-80年代のHR/HMに傾倒することになる。

Encyclopaedia Metallum - Arch Enemy
タグ: Arch_Enemy  Sweden  1996-2000 
Merodic Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

The World Comes To An End In The End Of A Journey : V/A (2009) 

中国のPest Productionからリリースされたシューゲイザーブラックのコンピレーション盤を紹介。

pest019_front.jpg

孤独に満ちた荒涼とした都会を去り
一人でくすんだ灰色の旅を始めよう
空の果てに希望を見つけませんか


Alcestに見るメランコリックな風景のカレイドスコープ、
Amesoeursに見る灰色で孤独な都会のイメージ、
これらからインスパイアされたに違いない、いわゆるNeige Childrenな6バンドのコンピ。

Ethereal Beauty(US) / Dernier Martyr(RUS) / Soliness(GER)
Heretoir(GER) / Shyy(BRA) / DOPAMINE(CHN)


ShyyJoy Divisionにかなり似ていて、
最初は急にitunesのシャッフル機能が立ち上がったのかと思った。

どれも個性がずば抜けているわけではないが、いずれも安心して聞ける作風。
今年に入って上記のバンドのいくつかが新作をリリースしている。

Pest666.com
タグ: Ethereal_Beauty  Dernier_Martyr  Soliness  Heretoir  Shyy  Dopamine  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

...for Chaos, Obscurity and Desolation… : Blasphemophagher (2010) 

イタリアのウォーブラックメタルバンド、Blasphemophagherの2ndアルバムを紹介。

Blasphemophagher.jpg

名前の通り、Blasphemy直系のベスティアルでロウなウォーブラック!
終始、蹂躙、破壊、冒涜の限りを尽くすサウンドでノックダウンさせられる。
音質はロウどころか、この手のジャンルにしてはかなり良いのではなかろうか。

ここまでいくといわゆるブラックメタル好きよりはデスメタル好きの方が受け入れられやすいかも?
両方いける人なら直撃間違いなしの爆音。
サタニックスラッシュから発芽したデスメタルとブラックメタルが再度遭遇したような感じ。

爆音なのに結構すんなり受け入れられる楽曲作りができていて、
もしかしてこいつら、相当すごいのではないか?
次の作品が楽しみ。

Encyclopaedia Metallum - Blasphemophagher
タグ: Blasphemophagher  Italy  2006-2010  個人的良盤 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Beyond the Gates / Eyes of Horror : Possessed (1986-1987) 

ベイサイドの初期サタニックスラッシュバンド、Possessedの2nd+EPのカップリング盤を紹介。

ビヨンド・ザ・ゲーツ+ジ・アイズ・オブ・ホラー(紙ジャケット仕様)ビヨンド・ザ・ゲーツ+ジ・アイズ・オブ・ホラー(紙ジャケット仕様)
(2009/09/09)
ポゼスド

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後のデスメタルに多大なる影響を与えたパイオニア、Possessedだが、
その産声はあまりにも生々しく強烈だった。
2ndでも洗練されたサウンドというより異様な雰囲気のまま突き抜けていくサタニックスラッシュ。

相変わらずサウンドプロダクションの質は低いが、それもまた異様な雰囲気を作り出している。
1stよりドラムがうまくなっており、その分楽曲は引き締まっている。
まあそれでもまだまだもたれているが…それもまた良い。

EP盤"Eyes of Horror"は、ギタリスト2人の師であるJoe Satrianiプロデュース。
こちらの方はさすがJoe Satrianiプロデュースだけあって、
かなりギターがフィーチャーされており、かなりテクニカルな内容。

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タグ: Possessed  USA  1986-1990  Pioneer 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Covenant : Morbid Angel (1993) 

アメリカのデスメタルバンドの重鎮、Morbid Angelの3rdアルバムを紹介。

CovenantCovenant
(1993/06/22)
Morbid Angel

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Flemming Rasmussenがプロデュースしたことで有名な作品。
MetallicaMaster of Puppetsも彼のプロデュースである。

自分は1stがもっともデスメタルらしいデスメタルで一番好きだが、
この3rdもまたデスメタルなのに非常に聞きやすい。
やはりプロデューサーの敏腕だからか、サウンドプロダクションと構成に優れている。

アルバムの完成度としては随一の作品ではなかろうか。
にしてもドラムがやっぱり半端ない。
ミドルテンポの曲でも突き抜けている。

Encyclopaedia Metallum - Morbid Angel
タグ: Morbid_Angel  USA  1991-1995 
Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top