Exit : Rotten Sound (2005) 

フィンランドのグラインドコア/クラストバンドのRotten Soundの4thアルバムを紹介。

ExitExit
(2005/02/15)
Rotten Sound

商品詳細を見る


うひゃー、これはとんでもない爆音音源。
NASUMのMieszko(RIP)にプロデュースされたり、純度高く培養されたバンドなだけに、
強烈な音源である(それだけに来日してほしかった…KABUTO METAL)。

まぎれもないグラインドコアなのだが、かなりメタル面しているというか、
ブルデス好きにも間違いなくクリーンヒットな一作だろう。
とにかく手数が多く全てを踏みつぶすようなドラムが凄い。

全18曲28分はあっという間に終わる。
フィニッシュグラインド、恐るべし。

Encyclopaedia Metallum - Rotten Sound
タグ: Rotten_Sound  Finland  2001-2005 
Grind Core/Gore  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

South of Heaven : Slayer (1988) 

アメリカのスラッシュメタルの帝王、Slayerの4thアルバムを紹介。

South of HeavenSouth of Heaven
(2007/07/24)
Slayer

商品詳細を見る


3rd"Reign in Blood"から期待されたサウンドは全く異なり、
楽曲のほとんどがスロー・ミドルパートに仕上がっており、
Tom Arayaのヴォーカルっぷりも攻撃的でなくなった。

もちろん意図的に3rdと印象を分けてきたようで、
1st-3rdと異なり、Tom Arayaが作曲作詞に関わってきている。

彼らに何を求めるかであるが、自分にとってはちょっとエアーポケットのような一枚。
それでもSouth of HeavenからSilent Screamのつなぎは鳥肌物。
Silent ScreamVaderからChildren of Bodomまで幅広くカヴァーされている。

Encyclopaedia Metallum - Slayer
タグ: Slayer    USA  1986-1990 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Perverse Supreme Act : Athanase Genocide (2010) 

コロンビアのテクニカルブルータルデスメタルバンド、Athanase GenocideのEPを紹介。

psa.jpg

巷でジブリメタルというものが俄かに流行っているらしい。
そう小耳にはさんだ時、このアルバムが流行っているのか!?と驚いた!
ご覧の通り、確実にジブリなジャケットである。

内容はSuffocationを端に発した結構正統派テクニカルブルデスである。
たった4曲のEP盤だから勢いで最後まで聞けてしまう。
結構どこかで聞いたことがあるリフが多く、それも聞きやすくしている。

しかし、特にこれぞ、という内容でもないのだが…。
コロンビアらしい(?)治安の悪さもあまり感じず、USA産だと言われたら信じる。

え?もしかして、これは噂になっているアルバムじゃない…?

プリンセス・ジブリプリンセス・ジブリ
(2011/04/13)
オムニバス

商品詳細を見る


こっちだったか…。
こちらはDisarmonia mundi、Blood Stain Childなどのメンバーが参加しているそうな。
Youtubeでちょっと聞いてみたが、なかなかな企画物臭たっぷり。

まあジブリメタルならAthanase Genocideもついでに聞いてみてはいかがでしょうか。

Myspace - Athanase Genocide
タグ: Athanase_Genocide  Colombia  2006-2010 
Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Made Me Do It : The Haunted (2000) 

スウェーデンのデスラッシュバンド、The Hauntedの2ndアルバムを紹介。
主にAt the Gatesのメンバーで結成している。

THE HAUNTED MADE ME DO ITTHE HAUNTED MADE ME DO IT
(2000/10/21)
ザ・ホーンテッド

商品詳細を見る


実在した殺人鬼の顔写真と「The Haunted made me do it」の文と、
なかなか強烈な内容を想起させるジャケットである。

ヴォーカルがPeter DolvingからMarco Aroに、
ドラムがAdrian ErlandssonからPer M. Jensenにそれぞれ交代。

正直どちらの交代も良い効果は生み出していない。
ヴォーカルはスラッシュらしくない低い咆哮でデスメタル寄り、
ドラマーも前任者のサウンドメイカーぷりが露呈。
サウンドがソリッドな方向に偏り過ぎてしまったようだ。

ギターのリフを大事にしたデスラッシュサウンドではあるのだが、
頭を揺さぶられるようなパンチ力こそ乏しいアルバム。
1stの方がずっと好きだなー。

Encyclopaedia Metallum - The Haunted
タグ: The_Haunted  At_the_Gates  Sweden  1996-2000 
Deathrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Tumuli Shroomaroom : Acrimony (1996) 

イギリスのストーナー/ドゥームメタルバンド、Acrimonyの2ndアルバムを紹介。

Tumuli ShroomaroomTumuli Shroomaroom
(1997/05/23)
Acrimony

商品詳細を見る


とにかく煙っぽい燻製サウンド!
地下室でマリファナを吸う集団のトリップ用ダウナーでヘヴィでドゥームである。

基本的にやり過ぎなくらい延々と同じリフで曲が進行する。
それでいて飽きないのは曲展開に優れていて、構成に長けているからだろう。
ちょっとサイケな雰囲気なのもUKらしくて良い。

邦題は「瞑瞑」というらしいが、まさしくそんな浮遊感を楽しめる。

Encyclopaedia Metallum - Acrimony
タグ: Acrimony  UK  1996-2000 
Gothic/Doom  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Myod : Beer Beer (2010) 

ロシアの酔いどれ熊さんフォークメタルバンド、Beer Bearの1stアルバムを紹介。

beer_bear.jpg

フィドル奏者とヴィオラ奏者が在籍するフォークメタルバンド。
昼間からビール飲んで踊りあかしているような陽気で楽しいサウンド。
陰気臭さを吹き飛ばしたいときには丁度良い陽気さ。

バンドのクオリティというか、テクニック的なものは置いといて、
この手のジャンルを楽しめる人にはぴったりではなかろうか。

酔いどれメタルという意味でFinntrollとも親和性があると思ったら、
しっかりTrollhammarenのカバーが収録されている。
これまたSEなどちょっとお間抜けで気が抜けているのが純粋に楽しい。

bear.jpg

Encyclopaedia Metallum - Beer Bear
タグ: Beer_Bear  Finntroll  Russia  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Zobena Dziesma : Skyforger (2003) 

ラトビアのフォークメタルバンド、Skyforgerの4thアルバムを紹介。

Zobena Dziesma/Sword SongZobena Dziesma/Sword Song
(2008/11/25)
Skyforger

商品詳細を見る


ラトビアのバンドというだけで辺境地メタル好きにはたまらない。
以前紹介したMetsatöllもエストニアのバンドで悶絶だったが、
こちらも超絶ド田舎牧歌的フォークサウンドで脱腸モノ。

ラトビアにまつわる神話を舞台にしたコンセプトアルバムなようで、
土着的で郷愁に駆られるようなサウンドが非常に魅力的。
ろくに昭和を生きなかった人が「昭和っぽくて良いね」というような感じだが。

実はAmorphisSkyforgerに興奮して、
そのアルバムタイトルと同様のバンド名だったから捕獲したのだった。

Encyclopaedia Metallum - Skyforger
タグ: Skyforger  Latvia  2001-2005 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Vredens Tid : Manegarm (2006) 

スウェーデンのヴァイキングメタルバンド、Manegarmの4thアルバムを紹介。

Vredens TidVredens Tid
(2008/12/22)
Manegarm

商品詳細を見る


結成して15年超となった、この手のジャンルではベテランバンド。
初期はメロディックブラックメタルをプレーしていたが、
このアルバムの前作3rdからヴァイキング/フォーク要素を盛り込んだ音楽性に変化。

しかし初期の音楽性をかなぐり捨てた訳ではなく、
メロディックブラックの要素を感じる楽曲も収録されている。

牧歌的でフォーキーなサウンドからメロディックブラックまで幅広く、
ミドルテンポからファストパートまで、
様々な表情を見せるそのサウンドはいずれも勇壮さを連想させ、
まさしくヴァイキングメタルの名作である。

Encyclopaedia Metallum - Manegarm
タグ: Manegarm  Sweden  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

White Tomb : Altar Of Plagues (2009) 

アイルランドのポストブラックメタルバンド、Altar Of Plaguesの1stアルバムを紹介。

White TombWhite Tomb
(2009/04/14)
Altar Of Plagues

商品詳細を見る


色々な国のサウンドが聞きたいので、
アイリッシュメタルというだけで何となく大歓迎。

とはいえ内容はケルトミュージックとは異なり、
昨今流行のディプレッシブブラック+シューゲイザーなサウンド。
たった4曲しか収録されていないが、いずれの楽曲も表情の異なる力作揃い。

FenAmesoeursなどに比べてブラックメタルに近く、
それでいてKralliceほど激情ポストブラックではない、
あくまでマイルドでディプレッシブなポストブラックに仕上がっている。

そろそろ新譜が出るらしく、そちらも要チェック。

Encyclopaedia Metallum - Altar Of Plagues
タグ: Altar_Of_Plagues  Ireland  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Demon Entrails : Hellhammer (2008) 

スイスのブラックメタルの始祖の一つ、Hellhammerの初期音源をまとめたベスト盤を紹介。

Demon EntrailsDemon Entrails
(2008/02/26)
Hellhammer

商品詳細を見る


初期作品であるDemo盤やEP盤のコンピレーションである。
従来はブート盤でしか聞けなかった作品の数々が公式に蘇った。
それだけで価値があるというものだが、内容も素晴らしく原初ブラックだ。

Moterheadのようなノリと、Venomのイーヴィルさを組み合わせた、
非常に不穏でありながらノリのよいスラッシュメタル、
でありながらパンキッシュなサウンドにも感じる。
中期Sodomを更に不穏で邪悪なサウンドに仕立てたような感じ。

それを1983年にやっていたのだからハンパない。
この後、Celtic Frostを結成するわけだが、
この路線で突き進んでもらっても面白かっただろうなー。

Buried And ForgottenにおけるTom御大の「ウッ」連発も聞きどころ。

Encyclopaedia Metallum - Hellhammer
タグ: Hellhammer  Swiss  Celtic_Frost  2006-2010 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

A Handful Of Nothing : Ebony Tears (1999) 

スウェーデンのデスラッシュメタルバンド、Ebony Tearsの2ndアルバムを紹介。

Handful of NothingHandful of Nothing
(1999/08/13)
Ebony Tears

商品詳細を見る


ちょっと曲の展開がAt the Gatesっぽすぎる!
というくらいAt the Gatesに影響を受けたであろうアルバム。
未聴だが1stアルバムは単なるメロデスだったらしいし…。

しかし単なるAt the Gatesの猿真似アルバムではなく、非常に完成度の高いデスラッシュ。
首尾一貫、最後までテンションの高いサウンドでデスラッシュとして完璧。
またドラミングも派手さはないものの、印象に残る手数の多い刻み方。
それでいてメロディックなギターサウンドもまた良い。

細かいことはとりあえず、こういうサウンドはたまらん。
この路線で活動を続けてくれれば名作を残した気がする。

Encyclopaedia Metallum - Ebony Tears
タグ: Ebony_Tears  Sweden  1996-2000 
Deathrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Circle The Wagons : Darkthrone (2010) 

ノルウェーのブラックメタルバンド、Darkthroneの15thアルバムを紹介。

Circle the WagonsCircle the Wagons
(2010/04/06)
Darkthrone

商品詳細を見る


3部作の最終作"Transilvanian Hunger"以降の作品が触れられないブラックメタルレジェンド。
風の噂で「クラストコアに目覚めたらしい」とは聞いていたのだが、
この現在のところの最新作であるこのアルバムを聞いてぶったまげた。

パンキッシュでロックンロールでクラストコアなブラックメタルだ。
最近、Dishammerとかクラスト+ブラックも注目されてきているが、
Darkthroneもこんなところにたどりついていたとは驚きだ。

Motörheadのような原初メタル成分も多数含まれておりノリノリ。
当初のプリミティブブラックの傑作群を思い浮かべると腰抜けるが、
これはこれでアリだと思う。

5th-14thあたりはどんなサウンドだったんだろうか、気になる。

Encyclopaedia Metallum - Darkthrone
タグ: Darkthrone  Norway  2006-2010 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Ashes Against The Grain : Agalloch (2006) 

アメリカのアトモスフェリックフォーク/ポストブラックメタルバンド、Agallochの3rdアルバムを紹介。

Ashes Against the GrainAshes Against the Grain
(2006/08/15)
Agalloch

商品詳細を見る


自然崇拝ブラックとして雄大な自然をサウンドに投影した壮大でミドルテンポな楽曲。
暗く儚くも美しい旋律を多用し、イーヴィルなヴォーカルとのコントラストが際立っている。
自然の厳しさと包容力を表現しきっており、明確にヴィジョンを連想させる。

ヴォーカル以外はブラックメタルの要素を既に失っているが、
後のポストメタルバンドに多大なる影響を与えた一枚。

ここ最近の流行りであるシューゲイザーブラック関係の音源とも類するところがあるが、
それらと比較しても素晴らしい作品である。

Encyclopaedia Metallum - Agalloch
タグ: Agalloch  USA  個人的良盤  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Scorn Defeat : Sigh (1993) 

日本が誇るアバンギャルドブラックメタルバンド、Sighの1stアルバムを紹介。

Scorn Defeat (Reis)Scorn Defeat (Reis)
(2009/08/04)
Sigh

商品詳細を見る

Scorn_Defeat.jpg

手元にあるのはホワイト盤と呼ばれるDeathlike Silence Productionsのもの。
日本のブラックメタル関係者からタダで譲り受けたので大切にしてあるが、
何回見てもチープなジャケットだ…それもまた味わい深い。

内容は初期の北欧ブラック勢と同様にVenomBathoryといったブラックスラッシュの範疇にあるサウンドだが、
デビューアルバムだろうがそこに留まらないのがSighの凄いところ。
後々のアヴァンギャルドブラックと呼ばれるサウンドの足音を感じる、
実験的な要素を盛り込んで単なるプリミティブブラックでないブラックメタルになっている。

この後、その実験はどんどん進んでいく過程でプリミティブブラックの要素は薄れていくが、
このデビューアルバムは最もブラックメタルらしいブラックメタル。
しかしGorgorothなどと比べて"空気"にヤバさはあまり感じないという気もする。
そういう意味ではこの後のバンドの変化は歓迎すべきものであった。

Encyclopaedia Metallum - Sigh
タグ: Sigh  Japan  1991-1995 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Necrosadistic Surgery : Bizarre Embalming (2002) 

チェコのゴアグラインド/デスグラインドバンド、Bizarre Embalmingの1stアルバムを紹介。

bizarreembalming.jpg

フルレングスはこの一枚で解散してしまったバンドのデビュー作品。
メンバーの一部はIsacaarumというデスグラインドバンドで活動継続中のようだ。

あまりこのジャンルに精通しているわけではないが、
ゴアグラウンドっていう程、ゴアゴアしていない。
(もっともバンド名とか、歌詞とかはゴアな感じだが)

そういう意味では"ゴアメタル"に近いかも。
メタル好きだけどゴアグラインドはちょっと…という人には良盤では。
ギターやドラムなどの演奏技術もなかなか。

にしてもチェコのメタルってなかなかコアな感じで良いよね。

Encyclopaedia Metallum - Bizarre Embalming
タグ: Bizarre_Embalming  Czech  2001-2005 
Grind Core/Gore  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Terror For Sale : Terror 2000 (2005) 

スウェーデンの次世代スラッシュメタルプロジェクト、Terror 2000の3rdアルバムを紹介。

Terror for SaleTerror for Sale
(2005/10/10)
Terror 2000

商品詳細を見る


SoilworkBjörn StridDarkaneKlas Idebergなどで構成する、
スウェーデンのスラッシュメタルサイドプロジェクト。
まだ解散はしていないが、このアルバムの後は活動はしている形跡が無い。

メンバーのラインナップからサウンドはメロディックデスメタルに近いと想像したが、
思ったよりザクザクリフのスラッシュメタルを志向している。
最も前述バンドのエッセンスを持ちこんでいるため、いわゆるデスラッシュに近い。

メンバーが楽しんでプレーしているのが伝わってくる明るいスラッシュサウンド。
まあ頭の中に記憶されるほど印象深い曲もなく、
サイドプロジェクトらしい肩の力の抜けたサウンドを一通り楽しんで終了なアルバムか。

Encyclopaedia Metallum - Terror 2000
タグ: Terror_2000  Soilwork  Darkane  Sweden  2001-2005 
Deathrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Reign in Blood : Slayer (1986) 

アメリカのスラッシュメタルの帝王、Slayerの3rdアルバムを紹介。

Reign in BloodReign in Blood
(2007/07/24)
Slayer

商品詳細を見る


説明不要のエクストリームメタルのパイオニアにして最高傑作。
10曲29分、轟音のみで構成されており、あっという間に終わる。

1st-2ndであったサタニックスラッシュメタルの要素は減退しているが、
その分だけ人の業の恐ろしさを要素として投入したようなサウンド。
1986年にここまでやってしまったということが凄い。

でもリマスター盤のボーナストラックは余計。
Raining Bloodで終わるから良いんだろうが。

Encyclopaedia Metallum - Slayer
タグ: Slayer  USA  個人的名盤  1986-1990 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top