Pulver : Lifelover (2006) 

スウェーデンのディプレッシブブラックメタルバンド、Lifeloverの1stアルバムを紹介。

PulverPulver
(2009/05/25)
Lifelover

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何事か?というジャケットでも目を惹くデビューアルバム。
もちろんゴア要素もポルノ要素も全く皆無なのでご安心を。
以前紹介した3rdと同様にディプレッシブな内容。

都会的でオシャレ、かつノスタルジーとアヴァンギャルドを併せ持つ楽曲に、
絶妙にノイジーなサウンドと喚くヴォーカル。
Alcestと、Peste Noireを足して2で割ったような印象かな。

更に時折入る奇妙で唐突なSEが印象的。
特に1曲目ラストの幼児番組のエンディングのような展開は驚かされる。

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タグ: Lifelover  Sweden  Alcest  Peste_noire  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Elegy : Amorphis (1996) 

フィンランドのメロディックデス/プログレッシブメタルバンド、Amorphisの3rdアルバムを紹介。

ElegyElegy
(2004/08/17)
Amorphis

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このアルバムを手に入れた当時(?10年前)は全然聴かなかった、というか謎の拒否反応があった。
どことなく天邪鬼なところがあるからだと思うが、ハリーポッターも3ページ読んで止めた性格。
当時はこのバンドを"メロデス"だと思っていたのだから、尚更だったかもしれない。

しかし今さら聞いてみると、驚くほど多岐に渡る音楽性の塊であることに気付いた。
逆にいえばメロディックデスメタルは今よりもずっと間口が広かったということか。

2nd以前では、デスメタルでデビューし、フォークでトラッドな旋律を取り入れることで、
扇情的なメロディックデスメタルというものを作り上げた訳だが、
更にこのアルバムでは正統派メタルの要素や、70年代のサイケなシンセミュージックをも取り入れ、
レトロなのに新感覚な楽曲を作り上げていた。

当時の自分の頭にゲンコツしにいきたくなる一枚。

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タグ: Amorphis  Finland  1996-2000 
Merodic Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Platters Of Splatter : Exhumed (2004) 

アメリカのゴアメタルの始祖、Exhumedのコンピレーションアルバムを紹介。

Platters of SplatterPlatters of Splatter
(2004/03/16)
Exhumed

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2枚組 全57曲収録の安心のグラインド的楽曲の多さでテンションが上がる。
このアルバムは1st以前のデモを中心にまとめられたコンピレーション盤となっており、
他に日本で発売された"Slaugtercult… Fester Forever"のボーナストラックも収録されている。

コピーバンドかと思う程、初期Carcassしか見えていなかった初期の音源から、
徐々にスラッシュメタルの成分が色濃く混在し始めてゴアメタル化していった様相が解る。
コンピ盤で1992?2002年までの10年間からの引用なので、
録音状態がかなりまちまちなのもCarcassのベストを聴いたときと同様の印象。

カヴァーもCarcass、Impetigoに関しては大いに理解できるが、
King Diamondまでやっているのが面白い。
演奏もタイトでテクニカルで改めて良いバンドだと再確認。
Exhumedファンアイテムだが、ファンなら必携かと。

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タグ: Exhumed  USA  Carcass  Impetigo  King_Diamond  2001-2005 
Grind Core/Gore  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Killing Is My Business...And Business Is Good! : Megadeth (1985) 

アメリカのスラッシュ"Big Four"バンドの一つ、Megadethの1stアルバムを紹介。

Killing Is My BusinessKilling Is My Business
(2010/05/25)
Megadeth

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Killing Is My Business (Rmx)Killing Is My Business (Rmx)
(2002/02/05)
Megadeth

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前者がオリジナル(1985)のジャケット、後者がリマスター(2002)のジャケット。
メンバーがクスリやりまくりでサウンドプロダクションが悪かったオリジナルに対して、
リマスター盤は音質においてかなりの向上を見せている他、デモ音源も収録。

この1stは当時、あまりの音質の悪さに評判が芳しくなかった。
しかし自分は当時からMegadethの中で一番気に入っていたアルバムだった。
スラッシュメタルらしさとMegadethらしさがバランス良く入っているし、
同時に若さという突き抜けた勢いがするのはこのアルバムだけだと思う。

しかしながら所持していたオリジナル盤を数年前紛失してしまった。
最近になってリマスター盤を購入したのだが、音像がはっきりして素晴らしいと感じた。
でもオリジナル盤の音質の悪さもまた一つの味だったと思う。

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タグ: Megadeth  個人的良盤  USA  1981-1985 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Sventevith (Storming Near The Baltic) : Behemoth (1995) 

ポーランドのブラック/ブルータルデスメタルバンド、Behemothの1stフルを紹介。

SventhevithSventhevith
(2006/11/21)
Behemoth

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以前紹介したEP盤の翌年にリリースされたフルレングス。
そのEPとは1曲だけ被っているが、それも若干サウンドプロダクションが良化しており、
更に凍てつくブリザードブラックっぷりを見せつけてくれている。

かなりメランコリックな旋律もあり、後にブルデス化するBehemothの楽曲とは思えない。
しかしこちらのBehemothもまたこのジャンルで十分な実力を持っていた。

この方針で活動を続けていたらどういう楽曲をリリースしていたのだろう…。
そういうことを考えてしまうくらい聴きごたえのある一枚。

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タグ: Behemoth  Poland  1991-1995 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Manifesto : Deadlock (2008) 

ドイツのメタルコア/メロデスバンド、Deadlockの4thアルバムを紹介。

ManifestoManifesto
(2008/11/17)
Deadlock

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とてもキュートな女性ヴォーカル、Sabineと、
とてもイカつい男性ヴォーカル、Johannesのツインヴォーカルが特徴のバンド。
正直、PVでSabineのキュートな姿を見て興味を抱いたぞ!

そしてこのアルバムを手に入れてみたが、
ちょっと聴いた感じだと結構好感触だったのだが、
どうも何曲か聴いてみると楽曲に二番煎じの盛り合わせ感が否めない。
色々なジャンルを混ぜこぜにしているのだが、どのアイディアも聴いたことがあるような。

一番気に入ったのはJohannesの迫力あるグロウルだったのだが、
残念なことにSabineに押されて出番が少ない。
こうなってくると女性ヴォーカルを前面に出したポップメタルでしかないのが残念。

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タグ: Deadlock  Germany  2006-2010 
Nu/Metal Core  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Goat On Fire : Moonspell (1994) 

ポルトガルのゴシックメタルバンド、MoonspellのデビューEPを紹介。

Goat_On_Fire.jpg

今やParadise Lostと並ぶゴシックメタルの権化となったMoonspellだが、
Paradise Lostと同様、初期は極悪サウンドだったんだ!と理解した一枚。

プチプチというノイズと共に中東のコーランが聞こえてくるオープニングから、
ミドルテンポで妖しさを放ち続けるブラックメタル的サウンドへと様変わり。
挿入されるアコースティックギターもどことなく異国情緒があるような感じ。

後のMoonspellのサウンドに進化していくであろうプリミティブなサウンド。
最初は面喰ったが、確かにMoonspellっぽい妖しさを放ちまくっている一枚。
でも、さすがに今現在、頑張って手に入れるほどの作品ではない。(自分は借りました)

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タグ: Moonspell  Portugal  1991-1995 
Gothic/Doom  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

The Magus : Sadistik Exekution (1991) 

オーストラリアのカルトブラック/スラッシュメタルバンド、Sadistik Exekutionの1stアルバムを紹介。

MagusMagus
(2008/06/24)
Sadistik Exekution

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1985年に結成され、1986年にレコーディングされた作品。
結果的にCDリリースは1991年までずれ込んだようだが、
80年代でここまでぶっ飛んだブラックスラッシュをプレイしていたことに脱帽。

そして当然のことながらアンダーグラウンドで広がりを見せ、
あのMayhemBeheritにもリスペクトされた作品。
ブラックファッキングスラッシュメタルのパイオニアの1つであり、
今でも活動を継続しているファッキングレジェンド。

後にWar Blackに変化したであろうサウンドで、
Blasphemy、Beherit、Black Witchryあたりが好きな人には特にお勧め。

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タグ: Sadistik_Exekution  Australia  Pioneer  1991-1995 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Mortifera / Blackdeath : Mortifera / Blackdeath (2004) 

フランスのメランコリックブラックメタルバンド、Mortiferaと、
ロシアのブラックメタルバンド、Blackdeathのスプリットアルバムを紹介。

Mortifera-Blackdeath.jpg

Mortiferaから3曲、Blackdeathから5曲収録されているが、
悲しいことに、以前紹介したMortiferaの1stと2曲被っている!
元々、Mortifera目当てで手に入れたため金の無駄だった…。

とはいえ、このロシアのBlackdeathたるバンド、北欧とは全く異なる冷気を持っている。
この寒さ+不穏さはかなりロシアなイメージをかきたててくれる。
まるでKGBサウンドとでも言おうか。

ロシアのメタルシーンも気になり始めた一枚。

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タグ: Mortifera  France  Blackdeath  Russia  2001-2005 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

INRI : Sarcófago (1987) 

ブラジルのカルトスラッシュメタルバンド、Sarcófagoの1stアルバムを紹介。

I.N.R.I.I.N.R.I.
(2007/08/21)
Sarcofago

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このアルバムの話をしていたら、1980年代からPre Black Metalを追いかけていた人から、
「え!SarcófagoINRIにCDアルバム出てたの!?」
という反応が返ってきた。

当時は日本ではようやくカセットテープが流通していたくらいのカルト音源。
伝説となったこのアルバムも何度かの再販がなされ、だいぶ見つけやすくなった。

内容としては初期Sodomタイプのブラッケンスラッシュ。
どたばた2ビート、自棄になったブラストビートを駆使するドラムが心地よい。
リズムが外れ気味なのが逆にこの不健全で治安の悪い南米サウンドにぴったりだ。
あと、ヴォーカルがピッチシフターを使っていることにも驚いた。

決して完成されたサウンドではないが、この80年代とは思えないブラックさが、
後の偉大なバンドを生んだ要因となった名盤。

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タグ: Sarcófago  Brasil  1986-1990 
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Hellucinate : Impious (2004) 

スウェーデンのデスラッシュバンド、Impiousの4thアルバムを紹介。

HellucinateHellucinate
(2004/10/19)
Impious

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1994年に結成した当時はThe Crownのメンバーも参加しており(このアルバムでは既に脱退済)、
The Crownが解散した2004年以降(※)は代わりにシーンを牽引する役目を担った。

その時期とピッタリ重なるこのアルバムは、まさにThe Crownとの比較をされた。
自分もThe Crownがかなり好きなので、かなりの期待を抱いていた。

確かに音楽性はスラッシュメタルの切れ味、デスメタルの攻撃性、
そしてそこにロックンロールのノリが混ざったデスロール/デスラッシュが展開されており、
まさにThe Crownの系譜であることは間違いない。

しかしそれと比べるとどうも曲が弱い。演奏はタイトで素晴らしいのだが。
比べる相手が大きすぎた、期待しすぎたのかもしれない。
改めて聞いてみても佳作ではあるが、最初に手に取るべき一枚ではないように思う。

※ 2009年に再結成

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タグ: Impious  Sweden  2001-2005 
Deathrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

De Profundis : Vader (1995) 

ポーランドのデスメタルゴッド、Vaderの2ndアルバムを紹介。

De ProfundisDe Profundis
(1998/06/30)
Vader

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このバンドの中でも4thと並んで特に人気のあるアルバム。
特にSlayerのReign in Bloodと比較されることも多く、
それだけデスメタルというよりスラッシュメタルの趣きがあると言える。

ただ比較する相手がちょっと偉大すぎるのではなかろうか。
このアルバム自体はスラッシュメタルにしてはリフが弱く、
デスメタルにしては突進性・攻撃性・残虐性が弱い気もする。

もちろん、比較する相手が悪すぎただけで、優秀なアルバムであることに間違いない。
Docのドラミングも凄すぎるし、他のリズム隊も相当な技術。
ヴォーカルもデスメタルらしからぬ咆哮が逆にマイルドで聴きやすく感じる。

あとはリスナー側が楽曲に面白みがあると感じるかどうか。
自分はヘヴィロテには至らなかったアルバムだった。

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タグ: Vader  Poland  1991-1995 
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Nifelvind : Finntroll (2010) 

フィンランドのポルカメタルバンド、Finntrollの5thアルバムを紹介。

NifelvindNifelvind
(2010/03/09)
Finntroll

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前作4thアルバムではヘヴィでシリアスな一面を見せ、新境地を開拓した彼らの現時点での新作。
2nd、3rdの彼らを期待していた人からしたら4thは拍子抜けだった可能性があるが、
この5thでは2nd、3rdの雰囲気も取り戻しつつ、4thで身に付けた表現力も受け継いでいる。

また今までより更にフォーキッシュな旋律を多く多用しているのも特徴。

と書くと「まさしく傑作だ」と結論付けるかと思いきやそうでもないのが実際のところ。
どうやら「Finntrollらしさ」という固定意識がリスナー、バンド共に持ち過ぎてしまったのでは。
ちょっとした迷いが見え隠れするため、どっちつかずの中途半端な印象を受けた。

とはいえ、楽しいポルカメタルは今作も健在しており、
キラーチューンこそ存在しないがアルバム通して十分楽しめる一枚。

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タグ: Finntroll  Finland  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top