Quantum Catastrophe : Brain Drill (2010) 

アメリカのテクニカルデスメタルバンド、Brain Drillの2stアルバムを紹介。

Quantum CatastropheQuantum Catastrophe
(2010/05/11)
Braindrill

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1stのとき、「変態テクの爆音メタルだが、曲が弱い」と言及したが、
円高の魔力に負けて、またもやそのコメントを書く破目になるとは!
(つーかデジパックはやめてほしいのだが…)

とりあえず今回も半端ない変態テクニックを披露している。
ドラムも半端ないが、ギターも凄いし、ベースもやばい。
しかしやっぱり曲が頭に入ってこない!
演奏が凄すぎる、で終わってしまうのは残念。

「すげえ!すげえ!」と何回か聴いて封印してしまった。

まあ、もはやこの路線を辞めてしまうのもがっかりしてしまうので、
どうせならこの路線で突き進んでほしい。

Encyclopaedia Metallum - Brain Drill
タグ: Brain_Drill  USA  2006-2010 
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Disembody : Sabbat (1993) 

三重のブラッケンスラッシュメタルバンド、Sabbatの3rdアルバムを紹介。

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調べてみると出てくるわ出てくるわの彼らの音源の量!
1984年結成で、今でも世界で勝負をしている我らの誇るべきバンド。
現にアンダーグラウンドでは様々なバンドからリスペクトされているようだ。

このアルバムを聴くにVenomなどの"黒いNWOBHM"の影響を強く受けており、
いわゆるブラッケンスラッシュなのだが、
それを日本のバンドならではの和的哀愁漂うアレンジでまとめあげておりお見事!

このイーヴルな雰囲気は日本のブラックメタルバンドならでは、では?
そしてそれが世界中(ごく一部でも)で認められているのは嬉しい限り。

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タグ: Sabbat  Japan  1991-1995 
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Deathcrush : Mayhem (1987) 

ノルウェーの伝説的ブラックメタルバンド、MayhemのデビューEPを紹介。

DeathcrushDeathcrush
(2007/11/05)
Mayhem

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まだVenom、初期Sodomあたりのブラッケンスラッシュの範疇のサウンド。
音質も酷いし、音もリズムも外しまくりの爆走アンホーリーメタルを展開。

現在でもライブでプレーする、
・Silvester Anfang ? Deathcrush
・Necrolust
・Pure Fucking Armageddon

などを収録している、まさに名盤。
04/ Witching HourVenomのカヴァー。

先日のライブでも、Silvester Anfang ? Deathcrushの流れは究極に最高だった!

Mayhemといえばフルレングス1stが名盤中の名盤だが、
この荒々しいデビューEPもまた語り継がれるべき名盤だろう。

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タグ: Mayhem  Venom  個人的名盤  1986-1990 
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Merkur : Klabautamann (2009) 

ドイツのプログレッシブ/ポストブラックメタルバンド、Klabautamannの3rdアルバムを紹介。

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たまに名前の出てくる"後輩"がKralliceの2ndと一緒に紹介してくれたもの。
ブラックメタルとおしゃれポストプログレが行ったり来たりするような、
本来一方通行だったものの壁を強引に壊したサウンドが実に心地よい。

アコースティックサウンドの挿入も心が洗われるような気分。
ヴォーカルも様々な役割を演じていて素晴らしい。

ジャンルは違うが、Between the Buried and Me好きに勧めたいかも。
もちろんブラックメタルも聴く人と言う限定付きでだが。

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タグ: Klabautamann  Germany  BTBAM  2006-2010 
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Under A Funeral Moon : Darkthrone (1993) 

ノルウェーブラックメタルの大御所、Darkthroneの3rdアルバムを紹介。

Under a Funeral Moon (Dig)Under a Funeral Moon (Dig)
(2003/07/01)
Darkthrone

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This is Black Metal !!

Darkthrone3部作でいう2作目。
2ndに引き続き、これがブラックメタルだというより他ないサウンド。
さらに言えばジャケットもブラックメタルそのもの。

2ndより更にサウンドが邪悪に進化しているように感じる。
多分、ギターの薄っぺらいジャリジャリ音などがそれを助長しているのだろうが、
ブラックメタルとしてあるべき「雰囲気」というものが存分に出ている。
楽曲も疾走しながら、時にミドルパートを織り交ぜることで飽きさせない構成。

Darkthroneのコピーバンドもどきが大量発生するほど、このバンドの影響力ったらない。
その理由はこのアルバムにあるといって過言ではない。

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タグ: Darkthrone  Norway  個人的名盤  1991-1995 
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Eaten Back To Life : Cannibal Corpse (1990) 

アメリカのデスメタルバンド、Cannibal Corpseのデビューアルバムを紹介。

Eaten Back to LifeEaten Back to Life
(1993/11/09)
Cannibal Corpse

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デスメタル=ジャケットが悪趣味というイメージの先駆けとなったデビュー作。
海の向こうのイギリスではCarcassが実写コラージュで悪趣味全開だったが、
こちらは絵というところが、丁度良い落とし込み方だったのではないか。

サウンド自体はデスメタルの名盤である2ndのプロトタイプといったところ。
Chris Barnesの咆哮こそ凄いものがあるが、
まだスラッシュメタルの範疇にあるサウンドである。

少なくとも2nd以降の予感は漂うアルバムではあるのだが、
オールドスクールデスなら2ndか、もしくはDeathAutopsyあたりの方がお勧めだし、
むしろCannibal Corpseの第一歩目ということがこのアルバムの価値だろう。

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タグ: Cannibal_Corpse  USA  1986-1990 
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Turis Fratyr : Equilibrium (2005) 

ドイツのエピックヴァイキングメタルバンド、Equilibriumの1stアルバムを紹介。

Turis FratyrTuris Fratyr
(2010/02/01)
Equilibrium

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2nd"Sagas"が日本でもヒットし、一気にネームバリューが上がった彼らの1st。
実際、2ndと同等のクオリティを持っているので、1stも今ではかなり知られるようになった。

彼らはメロディックスピードメタルを基調に据えながら、
それに大体的にエピックでフォーキーなサウンドを取り入れることで、
非常に聞きやすく、かつ青臭く盛り上がる展開を備えている。

あまりオリジナリティがあるサウンドではないのだが、
むしろその"聴き馴染み"が更に我々の耳を惹きつける。
その時、自分の馴染みでない要素に魅力を感じる。
つまり"メロスピ"に惹きつけられて、"エピック"にやられる、というような。

完成度が高いことは間違いないので、安心して聞けるデビュー作。

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タグ: Equilibrium  Germany  2001-2005 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Dekadent Aesthetix : Dekadent Aesthetix (2005) 

ルーマニア産、ポストブラックメタルバンド、Dekadent Aesthetixの1stアルバムを紹介。

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1曲目のビミョーでダメーな弦楽器によるイントロに不安を禁じえない出だしだったが、
その後の怒涛で激情な展開に失禁寸前(というのは言い過ぎた)。
激情と言うのは終始叫んで、とかではなくて静と動が、怒と悲が、交互に挿入されている。

展開が予想できなくて、予定調和的でないのが素晴らしい。
LifelloverAmesoeurに近いサウンドではあるが、あちらほど都会派でない印象がある。
何に憂いを持っているかで印象が変わってくるということだろうか?

ルーマニア産っていうのもビビッとくるものがある。
メタルは存外、国柄が良く出るので面白いですよね。
タグ: Dekadent_Aesthetix  Romania  2001-2005 
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First Spell : Gehenna (1994) 

ノルウェーのブラックメタルバンド、Gehennaのデビューミニアルバムを紹介。

First SpellFirst Spell
(2008/07/07)
Gehenna

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女性キーボーディストのSarcanaを主体としたゴシック・ダーク・トラッドなサウンド。
決して疾走することなくミドルパートで押し通し、
音と音の隙間をあえて大事にするようなシンフォニックブラックメタルは、
当時から今に至るまでありそうでない彼ら独特のサウンドだ。

全く派手さは無いが、なぜ初期ブラックメタルの重要バンドに挙げられているかは、
このアルバムを聞いてみたら良く納得できる。

次の1stフルレングスのサブタイトルは"The Second Spell"であり、
そちらの方が彼らの真骨頂といえるサウンドになっているが、
こちらの方がプロトタイプならではの純粋な仕上がりになっていると感じた。

Encyclopaedia Metallum - Gehenna
タグ: Gehenna  Norway  1991-1995 
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Äio : Metsatöll (2010) 

エストニアのフォークメタルバンド、Metsatöllの4thアルバムを紹介。

AioAio
(2010/03/01)
Metsatoll

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激しく印象に残るジャケットで一部で話題に挙がったアルバム。
バンド自体は1999年結成で順調に作品をリリースしており、ポッと出の素人バンドではない。

メロスピではない純粋なフォークメタルをプレー。
ちょっと退屈に感じる人もいるほどマイペースで楽曲が進行していくので、
エピックヴァイキング的ノリを期待している人には残念な内容か。

しかし特筆すべき点は、むしろその芋っぽさにある。
他の有名フォークメタルバンドに比べても、とてつもなく「ど田舎」なサウンド。
実は自分にはこの芋っぽさがどストライク。

エストニアという馴染みの少ない土地柄、辺境の地メタル好きにはたまらない一作。

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タグ: Metsatöll  Estonia  2006-2010 
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Ecstasy, Nightmare, Doom : Black Autumn (2007) 

ドイツの一人ディプレッシブ/インダストリアルブラックメタルバンド、Black Autumnの1stアルバムを紹介。

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1993年より一人で活動しているバンドらしく、シンセサイザーをふんだんに使っている。
その結果、インダストリアルブラックであるとも言えるし、アンビエントとも言える。

いずれにしてもジャリジャリしたギターを前面に押し出しながら、
全く疾走することなくスロー・ミドルテンポで淡々と進んでいく。
そこに前述のシンセサイザーが絡んで、良い感じにドゥーム。

真っ黒でありながら、冬というよりまさしく秋を感じる物憂げなサウンドが特徴。
とりあえずバンド名そのまんまなので、バンド名に惹かれるなら是非聴いてみてほしい。
でも爽快感は全くないのでその辺りを求める人には×なアルバム。

Encyclopaedia Metallum - Black Autumn
タグ: Black_Autumn  Germany  2006-2010 
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Nocturnal Poisoning : Xasthur (2002) 

アメリカの一人ディプレッシブブラックバンド、Xasthurの1stアルバムを紹介。

Nocturnal PoisoningNocturnal Poisoning
(2008/02/05)
Xasthur

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当時は超マニアックなアルバムでしかなく、こんな有名になるとは思わなんだ。
自分も「スパイダーマンみたいなのが描いてあるジャケット」と敬遠していた(笑)

遅ればせながら聞いてみると、Burzum系統の発展形であった。
しかし、アメリカという土地柄なせいなのか、アンチキリスト色は全く感じられず、
その内向的でネガティブで黒い力は、全て自分ひとりに向かっている。
その結果、このような非常に憂鬱でありながらのエクストリームサウンドが生まれたのだろう。

1stながらにして、この手のジャンルではトップクラスのクオリティ。
サウンドの篭りっぷりで靄ついたプロダクションもぴったりでグッド。

まー、それにしてもこの手のアルバムは丸々一枚聞いていられないものではある。

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A Nordic Poem : Folkearth (2004) 

北欧系の寄せ集め大人数フォークメタルプロジェクト、Folkearthの1stアルバムを紹介。

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数々のフォークメタル系バンドのメンバーを寄せ集めたプロジェクト。
Folkodia、Eluveitie、Pagan Reignあたりは自分でもわかるが、他のバンドはほぼ知らない…。
計14人だが、1曲1曲でプレイしているのは5人程度なようで、そこまでごちゃごちゃしていない。

しかしながらサウンドが薄っぺらく、曲もフォーキーなだけで面白くない。
「とりあえず皆で集まって面白いことやろうぜ―」といったアルバム。
リーダーが不在な多人数の部署という感じで、結局面白いことが出来ていない様子。

この一枚だけなら企画物としてお祭りムードで微笑ましく思うが、
もう現在で八枚もアルバムをリリースしており、何だか唖然としてしまうのだった。
今では30人くらいのメンバーになっているらしく気になると言えば気になる。

というわけで最新アルバムも手に入れてみたが、これはまた今度にしよう。

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タグ: Folkearth  Various_Countries  Folkodia  Eluveitie  2001-2005 
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Demoniac Flagellations : Anal Vomit (2004) 

ペルーのブラッケンスラッシュメタルバンド、Anal Vomitの1stアルバムを紹介。

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肛門噴射!

バンド名からも解る通り、当初はお下劣ゴアグラインドバンドだったようだが、
結成から12年、初のフルレングスをリリースするころにはブラッケンスラッシュになっていた。

初期Sodomを端に発する汚物系ブラッケンスラッシュ。
もしくは南米ならではのSarcofagoのような南米サタニックスラッシュである。
完全にオールド系統だが、この時代に、このサウンドで勝負していることに好感。

完全に南米っぽいデンジャラスでベスティアルなサウンドで、
テクニックがどうとかより凶悪と勢いが大事なジャンル。
彼らにはそれがしっかりとある。しかも緩急も付けており◎。

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タグ: Anal_Vomit  Peru  Sodom  Sarcofago  2001-2005 
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Anno Domini : Tormentor (1988) 

ハンガリーの原初ブラックメタルバンド、Tormentorの1stアルバムを紹介。

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Mayhemのヴォーカル、Attilaの出身バンドであり、
当初はハンガリーの政治的システムによりリリースされずにデモテープで出回った音源らしいが、
Bathoryらと共にVenomから派生した初期ブラックメタルの最重要バンドの一つである。

特にこのアルバムはブラックメタルの軌跡を辿るならば避けて通れない一枚で、
このアルバムはサタニックスラッシュに、Attilaの特徴的なヴォーカルが乗り、
更に実験的にキーボードを導入しているのが当時としてはチャレンジブルであった。
それらがDarkthroneDissection、もしくはMayhemにも大きな影響を与えたという。

今、聞いてみても、単にパイオニア、資料的価値というだけではなく、
アンホーリーでスラッシーなサウンドに魅力を感じる一枚。

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タグ: Tormentor  Hungary  Darkthrone  Dissection  Mayhem  Pioneer  1986-1990 
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Over Bjoergvin Graater Himmerik : Taake (2002) 

ノルウェーのブラックメタルバンド、Taakeの2ndアルバムを紹介。

BjoergvinBjoergvin
(2009/09/14)
Taake

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ノルウェー語で"fog"の意味を持つバンド名で、まさにノルウェイジャンブラック。
いわゆるプリミティブブラックに属するサウンドながら、
それだけにとどまらない何かを感じる。

聴きやすいし、リフを刻むノリが良いし、
曲の展開も緩急が付いているし、哀愁漂うメロディも特徴的だし…
挙げた要素は全て感じるところだが、とにかく"悪"の要素をあまり感じない。
03曲目の途中に入るカエルが飛ぶ音のようなSEは正直笑ってしまったほど。

ありそうでなかったブラックメタルというか、
白い靄がかかったフォグメタルとでもいおうか、
とりあえずカッコ良い。良いアルバム。

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タグ: Taake  Norway  個人的良盤  2001-2005 
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