Splenetic : Neglected Fields (2006) 

ラトビアのテクニカルデスメタルバンド、Neglected Fieldsの3rdアルバムを紹介。

SPLENETICSPLENETIC
(2006/07/19)
ネグレクテッド・フィールズ

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バルト三国は、ラトビアのバンドということで辺境地好きには堪らないが、
日本盤もリリースされている、かなりメジャーなバンドらしい。(自分は知らなかった)

サウンドは後期Death、Atheist、Cynicあたりの複雑なテクニカルデスと、
シンセを伴う北欧のメロディカルなデスメタルがブレンドされたような趣きだ。
そのため前者の複雑なテクニカルデスに抵抗があっても問題なく聞けるだろうし、
また逆にその手のバンドが大好きな人であればピンとくるに違いない。

但しさすがに同様のテクニックを求めるとさすがに厳しい。
聞きやすいテクニカルデスということで、これからの活動に期待したいバンドだ。
タグ: Neglected_Fields  Latvia  2006-2010 
Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Master of Puppets : Metallica (1986) 

アメリカのスラッシュメタルバンド、Metallicaの3rdアルバムを紹介。

メタル・マスターメタル・マスター
(2009/03/04)
メタリカ

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説明不要、ヘヴィメタル史上でも歴史に残る一枚。
ヘヴィメタルが好きで、このアルバムを聞いていない人がいたら勿体ないことこの上ない。

あえて言うならスラッシュメタルとしての生々しさは1st-2ndに対して減衰している。
あまりにも完成度が高すぎて、もはやヘヴィメタルアルバムとしての金字塔になってしまったのだ。

Metallicaで一番、完成度が高いアルバムはこのアルバムで間違いないが、
一番好きなアルバムというと1st-3rdあたりでバラけるかもしれない。
でも、とりあえず難癖つけるところがない芸術的作品、マスト。
タグ: Metallica  USA  個人的名盤  1986-1990 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Nemesis Divina : Satyricon (1996) 

ノルウェーのブラックメタルバンド、Satyriconの3rdアルバムを紹介。

Nemesis DivinaNemesis Divina
(2006/02/07)
Satyricon

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2ndまでのアングラなブラックメタルから一気にメジャーなサウンドに押し上げた一枚。
世界各国、また日本でもかなりのセールスを記録したという。

はちゃめちゃなのに整合性のあるドラムをたたく名手Frostのカッコよさが際立っているし、
シンフォブラックとはまた異なるメロディカルな旋律と、
Satyrのヴォーカルの凶悪さがよく対比できていて素晴らしい。

美しいのに邪悪というか、妖しいというか呪われるというか。
色々な要素が混ざり合っていて、これぞメジャーブラックメタルといった感じ。
あくまでブラックメタルとしてメジャー化しているというのが重要。
タグ: Satyricon  Norway  1996-2000 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

City of Evil : Avenged Sevenfold (2005) 

アメリカのヘヴィメタルバンド、Avenged Sevenfoldの3rdアルバムを紹介。

City of EvilCity of Evil
(2005/06/20)
Avenged Sevenfold

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若手急先鋒のヘヴィメタルバンドと言えば、
イギリスのBullet For My Valentineと、
アメリカのこのバンドあたりが自分にとっては解りやすいところだ。

両者ともモダンロックの売れ線的サウンドと、トラディショナルなヘヴィメタルを、
うまいこと化学反応させて"ダサくなる"ギリギリなところで"クール"に仕上げており、
特にこのアルバムはその様相が色濃い。

彼らが聞いて育ったヘヴィメタルの要素を色々放り込んでいるようで、
(もちろんのことだが、特にIron Maidenの影響は凄いものがあるなー)
そこら辺に関しては色々言いたくもなるものだが、
期待の若手ということで大きい目で見守っていこう。
タグ: Avenged_Sevenfold  USA  2001-2005 
Nu/Metal Core  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Amesoeurs : Amesoeurs (2009) 

フランスのディプレッシブ/ポストブラックメタルバンド、Amesoeursの1stアルバムを紹介。

AmesoeursAmesoeurs
(2009/04/14)
Amesoeurs

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奇才Neige関連バンドの一つであり、Alcestの1stと同様に、
もはやブラックメタルの範疇を飛び越している世界観を構築している。

Alcestは春を感じるサウンドだったが、こちらは冬を感じるサウンドで、
"a kaleidoscopic soundtrack for the modern era"
と記載がある通り、"現代社会に向けた万華鏡的サウンドトラック"であり、
それは恐らくシューゲイズ的な孤独感などを歌いあげているのだと思われる。

メインヴォーカルはPeste NoireでもゲストヴォーカルをとったAudrey Sylvainで、
気だるさを伴った切なげな歌声が楽曲とよくマッチしているし、
ときにNeigeの絶叫ブラックヴォーカルが挿入され、楽曲を締め上げている。

Amesoeurs split up due to personal tensions and conflicting ideas regarding the band's future.

とある通り、既に解散してしまったようだが、
音楽性自体はAlcestの2ndに引き継がれているように感じる。

もしかしたら今、新しいジャンルの隆盛を垣間見ているのかもしれないと思うと、
歴史の一つに立ち会っているようで、このジャンルの一層の盛り上がりを期待する。

Encyclopaedia Metallum - Amesoeurs
タグ: Amesoeurs  France  Peste_Noire  Neige  2006-2010 
A-D-P Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Dimensions : Believer (1993)  

アメリカのクリスチャンメタルバンド、Believerの3rdアルバムを紹介。

Dimensions (Reis) (Dig)Dimensions (Reis) (Dig)
(2008/03/18)
Believer

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メンバーが熱心なキリスト教信者であり、このようなジャンルを標榜しているが、
実際のところスラッシュメタルとプログレッシブメタルを高いレベルで融合させたサウンド。
ここでは特にプログレッシブメタルとして紹介したい。

1-6曲まではMegadethとかDestructionなどのインテレクチュアルスラッシュの領域に感じるが、
7曲目からの4部作の組曲が神がかって素晴らしい。
女性コーラス、弦楽器などを大胆に用いてのサウンドは凄すぎる。
テクニカルな演奏陣、変拍子の数々に後期DeathCynic好きの人々も大満足だろう。

なお、このアルバムはこの手の音楽としては異例にも、
The Gospel Music Association (GMA) Dove Awardsに1993年にノミネートされた。
また、このアルバムを未だにフェイバリットな一枚にしているバンドもジャンルを問わず多い。
タグ: Believer  USA  1991-1995 
Progressive  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

現在のインプレッション状況 

ブログの「重複記事や取り上げ忘れ」を防ぐために、持っている音源のデータをExcelで整理している。
自分の保持する音源の枚数を考えたら、この段階で手をつけておいてよかった。
1000枚オーダー以上になってくる人はいざ整理しようと思っても大変そうだ。
一年前に同じようなエントリーをしているが、少し進化した。

Table4.jpg

各ジャンルをどの程度のバランスで記事にしているかチェックしており、
(持っている数と記事数の割合をなるべく均一にしている)
これからもジャンルを満遍なく更新していきたい。

産地も最近、注目していて項目に追加した。タグにも国名をつけるようにしている。
今まで意識していなかったが、国柄とかも反映していて面白い。

現在は、USA 89、Sweden 61、Germany 51、Finland 38、Norway 33が5傑。
一応、日本は21枚で7位につけている。
最近注目しているのは南米で、Columbia 1、Peru 1、Brasil 8を所持。

単に耳に聞こえてくるものだけを楽しむ人も素晴らしいと思うが、
自分としてはこういうバックグラウンドなども楽しめば一挙両得だと考える。
そもそもモノによってはバックグラウンドありきな音源もある。

まあ、このあたりの向き合い方は人それぞれで、優劣はないよね。
同時にJ-Popとかもある意味「バックグラウンド」ありきで売れ行きが決まるわけで、
そこらへんは同じ穴のムジナなのかもしれない。

それがお互い解っていれば、「棲み分け」ができて居心地もよいのだが。
その他  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Elements : Atheist (1993) 

アメリカはフロリダ産、プログレッシブデス先駆けの一つ、Atheistの3rdアルバムを紹介。

Elements (Dlx)Elements (Dlx)
(2005/08/30)
Atheist

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(2005年のRe-issue盤はラジオのライブプレーが6曲収録されており、お得)

後期DeathCynicと並んでプログレッシブ/テクニックデスをプレイしているが、
こと日本ではそれらに比べてやや知名度は低いように感じる。
しかしながら、どのバンドよりも「プログレッシブ」だと思う。

何しろジャズの要素を極限まで取りこんで、もはやデスメタルから完全に脱却している。
そこにラテン音楽の要素まで入り込んでいて、
もはや「何でもあり」の仰天テクニカルデスだ!
緊張感と驚きをここまで味わえるメタルアルバムはなかなか存在しないのでは。

2006年活動を再開し、ついに今年アルバムがリリースされる(タイトルはJupiter)らしい。
非常に楽しみだ。
タグ: Atheist  Death  Cynic  USA  1991-1995 
Progressive  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Guerra Total : Blasfemia (1988) 

コロンビアのカルトスラッシュメタルバンド、Blasfemiaの1stアルバムを紹介。

blasphemia.jpg

最近、知り合いのアルゼンチン人に「安全な南米の国を教えて」と尋ねたところ、
「とりあえずコロンビア以外で考えましょう!」
というほどの危険地帯、コロンビア産のバンドである。

そしてその噂に違わぬサウンドを聴かせてくれる。
つまり非常に治安が悪いサウンドに仕上がっている。

ブート音源かと思うほどのサウンドプロダクションの酷さ、
演奏も生臭さ満点のもたもたドラムに、チリチリギター。
ヴォーカルもとにかく悪人としか思えないわめき声、
Pre Black Metalというべきサウンドだが、それだけでは収まらない何かがある。

うーん、南米カルトは奥が深い。
基本的には手を出さなくていい領域だ。
タグ: Blasphemia  Colombia  1986-1990 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Doom [EP] : Job For a Cowboy (2005) 

アメリカはアリゾナのブルータルデスメタルバンド、Job for a CowboyのデビューEPを紹介。

DoomDoom
(2008/06/10)
Job For A Cowboy

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2003年に結成した比較的、若いバンドで、デスコアというジャンルの火付け役であるという。
このデビューEPはバンドを軌道に乗せた重要なものだったと聞いていたので、
楽しみに聞いてみたが、なるほど面白いバンドである。

曲の展開はハードコアっぽいものの、ブルータルデスメタルに限りなく近い音楽性で、
実際のところ、古くからのブルータルデスメタルファンからも支持されそうなサウンドだ。
(しかもテクニカルブルデス好きには特に支持されそう)

若いバンドとは思えない演奏の切れと冷静さ。
突進力があるのに、単なる勢いだけで勝負していないところに好感。
デスコアというジャンルに眉をひそめる人にも試しに聞いてみてほしい一枚。
タグ: Job_for_a_Cowboy  USA  2001-2005 
Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top