Spirit : Eluveitie (2006) 

スイスのフォークメタルバンド、Eluveitieの1stアルバムを紹介。

SpiritSpirit
(2008/08/05)
Eluveitie

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Dark Tranquillityにも通じるようなメロディックデスメタルのサウンドに、
大所帯ならではの様々な民族楽器を使いこなし、ケルト音楽を混ぜ合わせたもので、
この手のバンドの中では完成度が相当高い。

アルバムの完成度としては2ndの方が上だと思うが、
この1stの方は「芋臭い」のがポイントであり、
それはフォークメタルにとって長所になりうる。

このバンドはアルバムを出すごとにメジャーサウンドになってきているが、
その分だけこのアルバムのサウンドが貴重なものになってきており、
フォークメタラーにはたまらない一作と言えるだろう。
タグ: Eluveitie  Swiss  個人的良盤  2006-2010 
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

[Live] ALLIANCE TRAX AT TOUR 2010 in Club ZION (名古屋) 

2010/03/20(SAT)
ALLIANCE TRAX AT TOUR 2010

Between the Buried and Me(BTBAM)を生で聞きたい一心で名古屋へ。
ちなみに他のバンドは一切知らなかった。
会場に早目に着いたらたまたまメンバーがツアーバスから出てきていた。

問題はメンバーの顔とか名前とか全然一致していなかったため(不十分)、
もう一つのアメリカから来たバンド『The Red Chord』のメンバーと区別がつかず。
そんな中で顔を覚えていたDan Briggs(Ba)との接触に成功。
普通のあんちゃんだけど、快い対応に感動しました。

到着して驚いたのが会場の小ささだったわけだけど(BTBAMの演るハコなのか!?と)
会場前もメンバーと触れあえたし、ライブでもめちゃ近い距離で体感できたわけで、
結果的にはヒジョーに思い出に残るところになりました ―Club ZION 名古屋

さて、以下にライブの感想を述べたいと思います。
日本4バンド、海外2バンド(メイン)でした。



1. The Darkness of Lucifer (MySpace)
日本のメタルコア(エモ風味)バンド。凄く若い感じ。
控える大物バンドを前にしてのトップバッターの緊張とかあったと思うけど良く頑張っていた。
ステージパフォーマンスが魅力的になれば、オーディエンスを惹きつけられるのでは。

2. Lost Commitment (MySpace)
日本のハードコアバンド。これまた若い。
ハードコアのライブは初めてだったんだけど、若いノリで楽しめた。
メンバーの「やりきった感」が印象的。MCでイイこと言ってた。

3. Each of the Days (MySpace)
日本のハードコアバンド。この日の最大の発見はこのバンド。
女性がドラムというのが最初の驚きだったが、それは最初だけで、
それよりもサウンドのまとまりに水準以上のレベルを感じた。
あと、プレイしてるメンバーが凄い楽しそうなのも好感度高いよ!
いつかブレイクしたら「わかってたよ!」と言いたい(笑)
このあたりから客が増えてきて酸素濃度が薄まっていったような。

4. Palm (MySpace)
さすがに海外2バンドと一緒に日本ツアーに回っている風格を持っていた。
彼らの音楽は色々なジャンルにルーツを見出すことはできて面白い。
ドゥーミーな部分と、ハードコア、パンク、そしてメタルと、
しっかりと消化して自分のものにしているから音に説得力がある。
日本にもPalmあり、というメンバーの気持ちが伝わってきた。

5. The Red Chord (MySpace)
実際、登場してみたら今までのバンドとの桁違いの迫力に驚いた。
かなりセットチェンジに時間がかかっていたが、そのうっ憤を一瞬ではらしてくれた。
会場にはかなりの“ハードコアキッズ”がいたけれども、
彼らからしたらこちらが今日のメインだったんじゃないかな。
ハードコアとデスメタルが混在させたエクストリームメタルで、
非常にテクニカルな演奏でアグレッション豊かだった。
正直知らないバンドだったんだけど、これからしっかり追っていきたいと思う。
ちなみにMCも面白い感じだったけど英語をもっと勉強しないとだめだね?。
ヴォーカルが会場と英語が通じてないことに苦笑いしていたような…。

The Red Chord の Twitter より
Nagoya, you were amazing today! Thank you! Yokohama is tomorrow!

ちなみにこの後回る欧州ツアーではAbortedなどと回るようです。

6. Between the Buried and Me (MySpace)
来ました!メインが!待ち望んでいたメインが!!
途中から薄々気づいていたことですが、今回のライブでは実は彼らが一番異彩を放っていて、
いわゆる『毛色が違う』という感じでオーディエンス側もそう感じていたようです。

しかしながら、実際にプレーが始ってからは全てのオーディエンスを惹きこんでいました。
最初から前の方にいたのですが、最初こそ後ろから押されることはあまりなかったのに、
気づいたらぎゅうぎゅうになってましたからね。
やはりこのバンドのサウンドを聞いてしまえば、そうなっちゃいますよね。
正直、セットリストは覚えていませんが、

Selkies: The Endless Obsession / Alaska(4th)
Ants Of The Sky / Colors(5th)
White Walls / Colors(5th)
Obfuscation / The Great Misdirect(6th)
Disease, Injury, Madness / The Great Misdirect(6th)


あたりはプレーしていたと思います。
あと1曲か2曲くらいやっていたかな?(アンコールの曲とか)

特に嬉しかったのはAnts Of The Skyかな!
でもどれも最高だった!

にしてもライブなのに…アルバムと出来が全く変わらないなんて凄すぎる!
最後、メンバー全員とがっちり握手できましたよ!
まだ熱気冷めやらぬメンバーから元気をたっぷりもらいました。



結局、終わってみればBTBAMが凄すぎたという印象でした。
毛色が違う分、なおさらというところもあると思いますけどね。

次はワンマンライブとまではいわないけど、
同行バンドも同じ毛色のバンドにして、
もっと大きいハコで見てみたい…インスト部分は大きいハコの方が雰囲気出ると思うし。
ここまでの実力を持つバンドだから、きっとまた来日してくれるチャンスがあるはず。
メンバーの仲違いで空中分解とかはまじで勘弁ね。

でも、ちなみに昨日のClub ZIONは最高でしたよ!
そして同行バンドも上記のとおり、非常に楽しめましたし、
BTBAMを間近で見れて最高に幸せだったし存分に楽しめました。
また気になるバンドがプレーするようなら行ってみようと思いました。
ブラックメタルバンド来ないかな。
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Colors : Between the Buried and Me (2007) 

アメリカのテクニカル/プログレメタルコアバンド、Between the Buried and Me(BTBAM)の4thアルバムを紹介。

ColorsColors
(2007/09/18)
Between the Buried and Me

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完成度の高かった前作3rd『Alaska』を凌駕してしまった傑作。
3rdで見られた「カオティックでありながら整合感」という要素が
大きくレベルアップした印象。

Opethを初めて聴いた時のインテリ体験と、
それからTerrorizerを聴いた時のアグレッション体験が、
一度に体験できて、しかもジャズのような楽曲でもあって、
とにかく様々なジャンルで受けた驚きの体験を一度に味わえる。

ライブでも再現度が高く、スタジオミュージシャンでないことに驚かされる。
もっともっと知名度が上がってほしい。
タグ: BTBAM  USA  個人的名盤  2006-2010 
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Alaska : Between the Buried and Me (2005) 

アメリカのテクニカル/プログレメタルコア、Between the Buried and Meの3rdアルバムを紹介。

AlaskaAlaska
(2005/09/06)
Between the Buried and Me

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2010/3の名古屋でのライブも存分に楽しませてもらったバンド。
当初はハードコア発祥のサウンドに疎かったが、その無知を恥じるほどスペシャル。
このブログを通じて自分のようなメタル畑の人にももっと聴いてもらいたいと思う。

ブルータルデスメタル、グラインドコアのような手数の多い複雑な演奏に、
さらにリズムがどんどん変わっていくプログレッシブな変拍子手法。
そしてジャズ、カントリー、ポストロック、シンフォニック…なんでもありに継ぎ足していって、
まさに「カオティック」に仕上がっている。

しかしながら全てに「整合感」があり、一つの曲としてちゃんと成立しているのが素晴らしい。
次のアルバムはもっと完成度が高いが、こちらも素晴らしい。
タグ: BTBAM  USA  個人的良盤  2001-2005   
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iTunes の Genius機能で遊んでみる 

たまにはインプレッション記事じゃないものも更新してみます。

昨年12月に人生初、iPod (Classic)を購入して、今では大体35GBくらい音源が入っています。
あのとき、容量重視+コストパフォーマンスでClassicを購入してよかった。
特に活躍しているのは車内ですが、部屋にも持ち帰ってベッドサイドで使ってます。

ところでiPodへのファイル転送は基本的にiTunesを使っていますが、
そうなってくるとPCで音楽を聴くときもストレスフリーなので、iTunesを使っています。

そこで皆さんはiTunesのVer.8からついたGenius機能は使っていますか?
世界中のItunesユーザのプレイリストから反映されたデータでもって、
自分の選択した曲に対して、自分の持っている音源のプレイリストが自動生成される機能です。

iPodを購入したときは物珍しさで少し触ったきりだったのですが、
今日、改めて触ってみると結構楽しいので遊んでみました。
☆:生成のために選択した曲
(曲名 / アーティスト / アルバム名)



☆ Obfuscation / Between The Buried & Me / The Great Misdirect
○ The Funeral Portrait / Opeth / Blackwater Park
○ So Did We / ISIS / Panopticon
○ Crystal Mountain / Death / Symbolic
○ Relinquished / Job For A Cowboy / Doom [EP] [Bonus Track]


なるほどなるほど、そこそこ近いニュアンスを感じますね!




☆ Beast Of Damnation / Beherit / Beast Of Beherit
○ Freezing Moon / Mayhem / De Mysteriis Dom Sathanas
○ I Am The Black Wizards / Emperor / In The Nightside Eclipse
○ A Fine Day To Die / Bathory / Blood Fire Death
○ Lost Wisdom / Burzum / Det Som Engang Var


ブラックメタルはひたすらブラックメタル、と。




☆ Once Upon The Cross / Deicide / Once Upon The Cross
○ Pierced From Within / Suffocation / Pierced From Within
○ Crown Of Horns / Cryptopsy / None So Vile
○ Towards Babylon / Behemoth / Demigod
○ Execration Text / Nile / In Their Darkened Shrines


うんうん、デスメタルも固まってます。




☆ Under A Darkening Sky / God Dethroned / Passiondale
○ Apocalyptic Havoc / Goatwhore / Carving Out The Eyes Of God
○ Blooddawn / Marduk / Panzer Division Marduk
○ The Invoking / Suffocation / Pierced From Within
○ Unquestionable Presence (Live Radio Broadcast 1992) / Atheist / Elements


こちらもわかりやすい。ジャンル自体は色々だけど分かる。




☆ Ausgebombt / Sodom / Agent Orange
○ Riot Of Violence / Kreator / Pleasure To Kill & Flag Of Hate
○ Strike Of The Beast / eXodus / Bonded By Blood
○ The Exorcist / Possessed / Seven Churches
○ Mad Butcher / Destruction / Mad Butcher


ちゃんとジャーマンスラッシュの三羽烏が入った。




☆ Calling The Rain / Eluveitie / Slania
○ Victorious March / Amon Amarth / Once Sent From The Golden Hall
○ Frozen Angel / Norther / No Way Back
○ Jaktens Tid / Finntroll / Jaktens Tid
○ Kings Of The Carnival Creation / Dimmu Borgir / Puritanical Euphoric Misanthropia


ヴァイキング-フォーク-メロデスで良い感じに。




本当は25曲-50曲-75曲-100曲と選択してプレイリストが組まれるので
今回は上から5曲のみ紹介しましたが、プレイリスト中の他の曲もまとまりがありました。

iTunes 8のリリース当初はリスナーの情報が集まっていなかったために、
さほど使えない機能だったようですが、リリースから1年半たった現在では、
そこそこ使える機能になっているようです。

使っていなかったけど、興味が出てきた方は是非。
ライブラリが5000曲を超えたあたりから、こういう機能も良いものだと思うようになりました。
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Dopethrone : Electric Wizard (2000) 

イギリスのドゥームメタルの帝王、Electric Wizardの3rdアルバムを紹介。

DopethroneDopethrone
(2006/06/05)
Electric Wizard

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実際、このアルバムを手にするまで、Electric Wizardの存在を知らなかったわけですが、
聞いてみるとすぐにDoom Metalの代表作だろうと確信しました。

ここにいらっしゃる方にはDoom Metalとは何かご存知の方も多いと思いますが、
一応自分自身の勉強も含めておさらいをしてみます。
このアルバムの紹介からは外れますが、ご容赦を。

Doom Metalは70年代の初期Black Sabbathのスタイルを元としており、
そのスタイルとはつまりHeavy Metalの根源の一つであるといえます。
それは『doomy:不吉な』で『Heavy:重苦しい』サウンドを特徴としています。
同時期ではPentagramというバンドも有名です。

その後、Heavy Metalはより分かりやすく、ラウドなものになっていき、
当初のHeavy MetalはDoom Metalとして経脈をたどることになりますが、
Speed Metal、Power Metalなどに押されて、第一線からは姿を消していきました。

同時にギグではドラッグが横行していたのですが、
規制などが徐々に強まり、このようなドラッグとつながりの強いDoomyなメタルは、
メタルの中でもアンダーグラウンドな立ち位置になっていったと言えます。

そして今に至るわけですが、ジャンルも徐々に細分化されていき、
Epic Doom: Candlemass
Death Doom: Autopsy
など多岐にわたっています。

そしてこのバンドはStoner Doomというジャンルに入っています。
Stonerとは『麻薬常習者』という意味であり、
まさしくローテンポで最高にヘヴィにチューニングされたサウンドを駆使し、
どろどろどろ?んとした雰囲気でトリップを楽しむ音楽です!

このバンドも姿勢もまさにそれそのものであり、
メンバーもマリファナを決めまくっているとか…。
以前、日本公演をやったようですが、よく入国審査を通過できたものです!!

ジャンルの説明が長くなりましたが、このアルバムはこのバンドのリリースした作品群でも、
おそらく一番評判の良い作品だったと思います。
それもそのとおりStoner Doomsそのものであるサウンド。

最高にヘヴィで、最高にキメまくっています。
根底にあるロックンロールの精神が、キメてない自分にも聞きやすく、
それでいてどろどろどろーんとさせてくれます。

日曜の夜に何となく聞いてしまったり…まさに今だったり。
うーん、危険なにおいでいっぱいだ!
Gothic/Doom  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top