A Consequence Of Design : Epicurean (2006) 

アメリカのシンフォニックメタルコアバンド、Epicureanの2ndアルバムを紹介します。

A Consequence of DesignA Consequence of Design
(2008/03/04)
Epicurean

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もともとメタルコアは北欧メロデスがアメリカに上陸した際に産み落としていった子どもみたいなもので、
ハードコアとヘヴィメタルの融合というよりは、
メロディックデスメタルのアメリカ的解釈という印象が強いです。

そしてとくにこのバンドはその要素が強い!というかほとんどメロデスに近いものをプレーしてます。
なぜそう思うかというと、他メタルコア勢に比べてキーボードワークが前面に押し出てます。
それはもはやネオクラシカルに近い曲作りで、初期Children of Bodomを想起させます。

とはいっても猿真似になっていないのが素晴らしいところです。
なんというか、決して部分部分で新しさを感じるわけではないけど、
それでも彼ら独自のオリジナリティが確実にそこにあります。
だってiPodでシャッフルしていてもEpicureanだって解りますからね。

うーん、しいていえばプログレッシブメタルの要素も感じるところでしょうか。
基本はキラキラメロデスであることに間違いないのですが・・・。

決して完成度がめちゃくちゃ高いアルバムではないのですが、
まだ若手のバンドだと聞いていますし、
これからの活躍に期待するのに十分な作品に仕上がってますよ。

でもこのアルバムは2006年に出ているんですが、
新譜の噂は一向に聞かない気もしますね…どうしたんでしょうか。
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Sehnsucht : Rammstein (1997) 

ドイツ発からインダストリアルメタルの重鎮に上り詰めたRammsteinの2ndアルバムを紹介。

SehnsuchtSehnsucht
(1998/01/13)
Rammstein

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実はこのグループのことはよく知りません…が、相当売れていることは耳にしていました。
映画でも音源として使用されたり、ワールドワイドな活躍をしている一方で、
PVが18禁になったり、ライブでずいぶんと激しいことをしていたり…。

実際に聞いてみると、テクノなどElectronic系の音楽も楽しめる自分には、
メタルの要素とElectronicの要素の両方を同時に楽しめました。
なるほど、こういうのもアリだねえ、と純粋に思いました。

何かこの人たちのサウンドは電子音を押し出しているにもかかわらず全然スマートじゃないんですよね。
踊るとかじゃなくて、男たちが裸で汗かいて仕事してるみたいな感じで。
しかもちょっと「アブナげ」な(笑)

普段はあまり聞かないジャンルであるならば試しに聞いてみても良いと思います。
YoutubeなどでもたくさんPVがあります。
もちろんちょっとへんてこなPVですよ。
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Once upon the Cross : Deicide (1995) 

アメリカはフロリダ州発のデスメタルバンド、Deicideの3rdアルバムを紹介します。

Once Upon the CrossOnce Upon the Cross
(1995/04/18)
Deicide

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バンド名「神殺し」の通り、アンチキリストを前面に押し出したバンドで、
ジャケットや歌詞なども非常に「危険」なバンドです。
特にこのアルバムの内ジャケはクリスチャンには見せられないです。

そういう意味ではブラックメタル的な志向かもしれませんが、
やっている音楽自体はいわゆるモリサウンド発のアメリカンデスメタルです。
Death、Suffocation、Morbid Angel、Cannibal Corpseなどと共にシーンを盛りたてました。

彼らは激しくアンチキリストな言動や行動などが話題にあげられがちです。
特にGlen Benton(Vo.)は33歳で自殺すると言って話題になりました。

以下、Wikipediaより。
The self-titled 1990 debut album of his group Deicide featured a song entitled "Sacrificial Suicide", in which Benton was alleged to have claimed that in order to achieve a life opposite that of Jesus he planned to commit suicide at age 33. This claim that he would commit suicide at the age of 33 continued throughout the 1990s. However, he passed that age in 2000 and did not commit suicide. In 2006, he stated that these statements had been "asinine remarks" and that "only cowards and losers" choose to kill themselves.

このとおり話題には事欠かない分、他の重要デスメタルバンドよりサウンド面で語られにくい気がします。
(これは単なる主観です)

しかしながらこのアルバムを聞けばアメリカンデスメタルの最重要バンドの一つであることを確認できます。
非常にどノーマルな真正デスメタルをプレーしています。
生々しさと硬質的サウンドの同居というか、ヌルヌルカッチリというか、
これはまさしくデスメタルですね。

これが生々しくなりすぎるとゴアメタルの方に寄って行ってしまうし、
硬質的すぎるとテクニカルな方によってしまうし…、
スラッシュメタルを真っ当に「進化」させたのがこういうサウンドなんだと思います。

いまどきのデスメタルを聴く人からしたら、思ったよりスローな体感を得るかもしれません。
しかしデスメタルとは必ずしも轟音とスピードで成り立つ音楽ではなく、
こういうものこそがデスメタルの良さであり、
ブルータルデスメタルと真正デスメタルの違いはそこにあるんだよ、ってことでしょう。
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Beast of Beherit : Beherit (1999) 

フィンランドのブラックメタル?ダークアンビエントバンド、Beheritのベストアルバムを紹介。

Beast of...the Complete WorxxxBeast of...the Complete Worxxx
(1999/08/16)
Beherit

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Beheritは「想像しうる最もプリミティブで凶悪なブラックメタル」バンドとして1989年に結成されました。

北欧のプリミティブブラックメタルといえばノルウェーやスウェーデンに多くの有名バンドがいます。
Burzum, Darkthrone, Emperor, Immortal, Mayhem, Satyricon, Ulver, Mardukなどです。
一方で、メタル大国であるノルウェーにはImpaled Nazareneなど優れたバンドはいるものの、
著名という意味では前述の国のバンドに劣ります。
そしてこのバンドもフィンランドのブラックメタルバンドでして、
前述のバンドに比べるとネームバリューはやや低いかな、と思います。

しかしながら、どのバンドに勝るとも劣らない凶悪なプリミティブブラックをプレーしています。
さらにはBurzumが辿ったブラックメタル?ダークアンビエントの路線を、
彼らは先取りしてプレーしており、その手のパイオニアでもあります。

そんな彼らの1990年?95年にリリースされたEPとフルレングスアルバムのベスト盤がこちらです。
どのアルバムからも2曲までしか選曲されておらず、
彼らの辿った経路を振り返る意味でも忠実なベスト盤になっています。

From "Dawn of Satan's Millennium" (EP 1990)
01 Beast of Damnation
02 Hail Sathanas

From "Down There..." (1991)
03 Fallen Souls
04 Six Days with Lord Diabolus

From "Drawing Down the Moon" (1992)
05 Nocturnal Evil
06 Solomon's Gate

From "Electric Doom Synthesis" (1995)
07 Dead Inside
08 Beyond Vision

From stdio sessions (1990)
09 Paradise, of Thy Demonic Host

Blaspemy cover track
10 War Command

From "H418ov21.C" (1994)
11 E-scape

From "Demonomancy" (1990)
12 Grade Desecration
13 Witchcraft

From "seventh Blasphemy" (1990)
14 Ghost of Death

From "Live in Riihimaki 21st of August" (1992)
15 Black Arts (live)
16 Werewolf, Semen & Blood (live)


1990年リリースのEPはThe Oath of Black Bloodというタイトルでフルレングスアルバム化しています。
そのアルバムに該当する際のバンドのプレーするプリミティブブラックはまさに極悪。
演奏はハチャメチャですが、それがさらにUnholyな印象をかきたてています。
なんというか半端なくて…楽曲自体はCarcassの1stあたりをイメージさせます。
つまりグラインドコア?初期ゴアグラインドのようなグチャグチャな音作りなんですが、
Carcassのそれがあくまで人間の仕業でありスプラッターであったのに対して、
これは更に強烈で、人間の仕業ではなく、まさに悪魔が生み出したようなサウンドです。

初期Bathoryと初期Carcassを足して二で割ったような、そんなサウンドとでもいいましょうか。
とりあえず自分の知っているブラックメタルの楽曲の中でも、
最も凶悪でかつ汚物系なサウンドだと思います。
「これだよ!こういうグチョグチョなUnholyな音楽が欲しかったんだ!」という人にはうってつけです。

しかし更にその楽曲で挟むかのようにダークアンビエント化した1994-95年次の楽曲も凄い。
まーったくやっていることが変わっていて、
汚物系プリブラはどこにいってしまったんだ!という感じです。

でも聞いていると、なんだか印象が変わっていきます。

そうか、同じものを表現するために違う手法を使っただけなんだ…

と思うようになります。

グレートなバンドです。凄いのが聞きたければ是非お勧めです。
最近、再結成したのか、新しいアルバムが出ました。
どうやらプリブラに回帰したらしいので、そっちも早いうちに手に入れるつもりです。
タグ: Beherit  Finland  個人的良盤  好きなジャケット 
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Rebirth : Angra (2001) 

ブラジルのメロディックスピード/シンフォニックメタルバンド、Angraの4thアルバムを紹介。

リバースリバース
(2001/10/24)
ANGRA

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1stアルバム『Angels Cry』でジャーマンメタルとクラシックの融合に成功し、
ポップでキャッチーで、かつシンフォニックなヘヴィメタルが大いに受けた彼ら。
(カタカナ多いな。。。)

しかしながらヴォーカルのAndre Matosはトラブルメーカーとしても知られており、
当然のごとく(?)バンドの状況は悪化していきました。
そして3rdアルバムリリース後にAndre Matosを含む3人は脱退し、
バンドは解散寸前に追いやられました。

しかしギタリストのRafael Bittencourt、Kiko Loureiroの二人がバンドの火を消すことなく、
新メンバーを揃えてリリースしたのが、このRebirth

確かにタイトルの通り、1stのサウンドにかなり近く(つまり『復活』)、
ジャーマンメタル+クラシックサウンドというやり方を踏襲しています。
そして雰囲気や楽曲の質自体も1stにかなり近いです。
1stに感銘を受けた人なら、こちらもグググッとくるのではないでしょうか。

そういえば…HelloweenMaster of the Ringsと経緯が似ているような…。
そんなところまでジャーマンメタルを真似てしまったのもAngraらしいところなのかな?

そう考えてみると、自分はこのバンドのアルバムは1stだけしか持っていなくて、
かつバンドの活動を追いかけていなかったので、
このアルバムがリリースされたことの経緯と価値を体感していない訳で。

これを体感した人っていうのはこのアルバムへの見方が大きく変わってくるんじゃないかなあ。
かなり思い入れの深いアルバムになったはずです。

そうそう、こういうメタル+クラシックという手法ですが、
久々にこのアルバムをPCで聞いていたところ、
次のアーティストがAnorexia Nervosaでした(笑) Ang→Ano

彼らのサウンドを聞いていると、
メタル+クラシック(というかシンフォニック?)も来るところまできたんだなあ、っていう感想。
エクストリームメタルに興味がない人は別にして、
メタル+クラシックという手法の過渡期に、
このAngraというバンドもいたのかもしれないなあ、なんて思ってしまいます。
Power/Speed  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Back to the Weapons / Protected from Reality : Living Death (1986-1987) 

ジャーマンスラッシュメタルバンド、Living Deathの3rdアルバム+EPのカップリングを紹介。



Amazonの取り扱いがない...!!
スラッシュメタルのリバイバルブームで2006年あたりに再発されていたような?
購入するなら中古ショップなどを練り歩きましょう。

Living_death.jpg Living_death_ep.jpg



ジャーマンスラッシュというと、
・Sodom
・Destruction
・Kreator

の三羽烏や、
Paradox
・Mekong Delta

も代表バンドでしょう。

彼らは全て独自の個性がありまして(それらは各々のレビューに譲りますが)、
そしてこのLiving Deathも当然の如く、アイデンティティーを持っています。

それはこのアルバムを聞けば解ります。
非常に硬質な音と、Thorsten Bergmannの独特なヴォーカルです。

彼らのスラッシュメタルは、スラッシュ/スピードメタルという感じで、
例えばカナダのスラッシュ(Exciterとか)に近い立ち回り。
それにまさにメタリックな音質を重用して、疾走感が際立っています。

そしてそこに金切り声のヴォーカルです。
DestructionSchmierをさらに上回る金切り声で、
そうそう、日本が誇るスラッシュバンド、Fast Killのヴォーカルほどではない程度(笑

このヴォーカルがやり過ぎだと思うとなかなか受け付けられないサウンドかもしれない…。

でも
01 / Nuclear Greetings
などなど…ヴォーカルワークも含めて本気でかっこ良すぎる!

硬質な演奏、スピーディな疾走感、そしてこの金切りヴォーカルが合わさって名盤に仕上がっています。

こういうアルバムはほんと奇跡的な配合で偶発的に生じる場合が多く、
たいていのバンドはこの後に奇跡的な配合を再現できずに、
駄作アルバムを出して散っていく運命です・・・例にもれずこのバンドも・・・
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

月に叢雲花に風 [Single] : 陰陽座 (2001) 

ひとつ前に紹介した陰陽座のメジャー1stの先行シングルを紹介。

月に叢雲花に風月に叢雲花に風
(2001/12/16)
陰陽座

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さきほどの勢いでこちらも紹介します。
こちらもその知人から頂いたものでした。

楽曲リストは
1/月に叢雲花に風
2/螢
3/跫音
4/月に叢雲花に風(カラオケ)

で、表題曲は煌神羅刹にも入っています。

4曲目はカラオケヴァージョンです。なんかシングルにカラオケVer.とか凄い懐かしいですね。

そしてその他がこのシングルのみの楽曲です(もしかして他で収録されていたりする?)。
2/螢はしっとりとした曲で黒猫のヴォーカルワークが印象的でした。

今でもこのシングルは手に入るようなのでファンは購入してもいいのではないでしょうか。
Power/Speed  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

煌神羅刹 : 陰陽座 (2002) 

日本発の妖怪ヘヴィメタルバンド、陰陽座の3rdアルバムを紹介。

煌神羅刹煌神羅刹
(2002/01/10)
陰陽座

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1999年に活動を開始した陰陽座のメジャー1stアルバムです。
以前にインディーズで2枚、フルレングスをリリースしています。

自分がこのバンドを知ったのは、このアルバムからです。
知人から譲り受けたもので「このバンドのことを知ってほしい!」という願いが伝わってきました。
その結果、全く存在も知らなかったのが幸いしてか、色眼鏡なしで聞くことができました。

・女性ヴォーカル
・平安装束の衣装
・妖怪ヘヴィメタルと名乗る

これらのキーワードは今となっては陰陽座そのものですが、
当時からそれを知っていたら「色物ヴィジュアル系」としか思わなかったでしょう。

サウンドはいわゆるIron Maidenのようなブリティッシュヘヴィメタルに、
若干のモダンヘヴィネスの要素を混ぜて(時代に沿って、ともいう)、
そこに数々の元ネタを含む日本の様式美を取り込んだ作品です。

つまり思いのほか、正統派のサウンドで昔ながらのヘヴィメタルファンも取り込める内容でした。
女性ヴォーカリストの黒猫も声量、表現共に豊かで、
若干、明るすぎるというか怒りみたいなパワーこそないけれども(歌のお姉さんっぽい)、
女性ヴォーカルが苦手な人でなければ全然問題ないでしょう。

以上のところは陰陽座のすべてのアルバムに言えるところだと思いますが、
このアルバムについてはメジャーファーストということで、
かなりそのことを意識した内容になっています。

特に07/月に叢雲花に風はかなりキャッチーなサウンドで、
聞きやすい楽曲に仕上がっていてアピールできています。
10/おらびなはいもライブで楽しく観客と楽しめそうな楽曲。

最近の活動は追いかけていないので知らないのですが(ちょっと好みから外れた)
オリコンチャートに食い込むなどこの手のジャンルでは第一線の活躍をしており、
是非、頑張ってもらいたいバンドです。
Power/Speed  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

The Cold White Light : Sentenced (2002) 

Nothern Melancholy Metalというジャンルを作り上げたSentencedの7thアルバムを紹介。

The Cold White LightThe Cold White Light
(2006/03/01)
Sentenced

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Children of Bodomなどを美味しく頂いていた時代に耳にしたこのバンド名。
北欧メロデスの一つで、KalmahNortherなどと同じようなもんだろうと、
彼らのアルバムを聞くこともなかったわけです。

時は流れに流れ…それから10年以上経った今、レンタルビデオ店でこのアルバムを見つけ、
記憶の片隅からバンド名を思い出し、試しに借りてみたのです。

再生してみて強烈な驚きを覚えました。
全くメロディックデスメタルではなかったわけです。
デスヴォイスは一切無く、演奏が派手なわけでもなく。
そのかわり、サウンド全体を取り巻く「冷気と絶望感と僅かな希望」が凄い。

その後、調べてみるとヴォーカルが交替した4thからデスヴォイスは無くなっているらしく、
ゴシックメタルの中で、特にサウンドを「絶望感」や「死」にフィーチャーした、
「ノーザンメランコリックメタル」というものを掲げたとのこと。

全く予想していなかったサウンドに驚くと共に、
その、まさしく「慟哭」という言葉がふさわしいサウンドに、
完全に心を揺さぶられました。
いわゆる「泣きメロ」とは比べ物になりませんよ。

ゴシックの名盤『Tears Laid In Earth / The 3rd and the Mortal』はダウナー系でしたが、
それに対してこちらは、まるで一面、雪景色にいるかのような雰囲気で進む楽曲で、
どことなくキラキラしていて美しく、一筋の希望が示されているかのようです。

しかし最後のチューン、No One Thereでは、
泣き喚く水鳥の声とノイズで締めくくられています。
まるで「そこには誰もいない」かのように。

そういえばTears Laid In Earthの最後も似たような終わり方(ヴォーカルがカオスになって終わる)でした。
このような何か絶望感のようなものをコンセプトにあげるアルバムにとって、
終わりに待ち受けるものは暗闇、混沌、そして死ということなのかもしれません。

こっちもシンドいときに聞くとヤバいかもしれません(笑)。
でもとにかく素晴らしいです。
ここまで聞き手に色々「見せる」ことができるアルバムはやはり名作といっていいのではないでしょうか。
Gothic/Doom  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Slaughter of the Soul : At the Gates (1995) 

スウェーデンはイエテボリのメロディックデスメタルバンド、At the Gatesの4thアルバムを紹介。

Slaughter of the SoulSlaughter of the Soul
(2008/03/25)
At the Gates

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古くからのメロディックデスメタルファンは必ずこのアルバムを持っているに違いない、
メロデスの中でも最たる有名なアルバムです。

活動期間は1990-1996年の7年間とそこまで長くはない上に、
(2007-2008年に再結成もライブ活動のみの再結成で、アルバムは未リリース)
彼らの最高傑作であるこの4thが最後のアルバムであり、
それ以前のアルバムは「北欧デスメタルに叙情的旋律を持ち込む」手法の確立を目指す内容で、
この4thを前にするとどうしても霞んでしまいます。

そのため、ビックネームであるのに、アルバム一枚のみしか注目されないバンドでもあります。
逆にいえばこのアルバムの凄さたるがゆえ、というところでしょうね。

内容としてはいわゆる「メロデス」とは一線をひいていて、
北欧デス/スラッシュのサウンド(それこそEntombedやDismemberのような)に叙情的旋律を多用することで、
アグレッション豊かでありながら非常に聞きやすく仕上がっています。
そのため今となっては「メロデス」というより「デスラッシュ」の方に近いサウンドです。
もしくは今のメタルコア?デスコアあたりのサウンドにも大きな影響を与えたサウンドになっています。

このアルバムは恐らくスラッシュ好きでも、デスメタル好きでも、メロデス好きでも、
聞いてしまえばノックアウトな一枚ですね。
古臭い言い方をしてしまえばマストバイ的な。

このアルバムを聞いていないなんてモグリ!という言い方は好きじゃないですが、
やはり聞いていなかったのなら、聞いてもらいたいアルバムです。
Merodic Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top