Eschaton : Anaal Nathrakh (2006) 

新世代(?)ブラックメタルバンド、Anaal Nathrakhの3rdアルバムを紹介。

EschatonEschaton
(2006/10/17)
Anaal Nathrakh

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お恥ずかしながら、さきほど紹介したAmon Amarthと名前が近くて、
区別できなかった時期がありました。区別していなかった、が正解ですが。

しかしながら聞いてみると、あまりの違いにぶっ飛びました。
このサウンド、インパクトがあり過ぎです。

パッと聞いたところ、グラインドコアとか、それ以上のまさにエクストリームメタル。
狂気の打ち込みドラム…本物のエクストリームです。
ドラマーがいないからしょうがなくてドラムマシンによる打ち込み、とかじゃなくて、
ドラムマシンを前面に押し出しているのが特徴的。

それが「非人間的なサウンド」を実現しています。

もちろん、ドラムマシンだけがどうのこうの、ではなくて、
とにかくエクストリーム感満載のノイズミュージック。
「音の暴力による芸術」とでもいいましょうか。
自分でも何を言っているのか解らなくなってきましたが、とりあえずぶっ飛んでいます。

時折入るクリーンヴォイスやメロディカルな旋律も、甘さにはなっておらず、
ますます凶悪なサウンドを引き出す結果に。

さらにDarkthroneとかBurzumあたりのプリミティブブラックメタルの影響が大きく、
とにかく暴力的で邪悪さが満載。
一つの究極ではないかと思うほど。
恐ろしく世界の端にある究極だけれども。

とりあえず強烈な一発をたたきこまれたい人は聞いてみた方がいいです。
ブルータルな音楽の要素が全て入っています。
カオス過ぎるのに整然としていて、最後までハイテンションで聞けてしまうのも見事。

かなり褒めまくった気もしますが、
純粋にプリブラが好きな人にとってはインダストリアルな要素が強すぎて合わないかもしれないし、
どちらかというと、とにかくブルータルなサウンドを追及している人に手を出してもらいたいです。
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Once Sent from the Golden Hall : Amon Amarth (1998) 

スウェーデンのヴァイキング/メロディックデスメタルバンド、Amon Amarthのメジャー1stを紹介。

Once Sent From the Golden HallOnce Sent From the Golden Hall
(2009/03/03)
Amon Amarth

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まずカテゴリーをヴァイキング/フォークメタルとしていますが、
サウンドだけなら古き良きメロディックデスメタルです。

以下、引用です。

"Johan Hegg: We play Death Metal. We write about Vikings so therefor some refer us to Viking metal, but I have no idea what that is. I can't imagine the Viking veer into metal at all except on the swords and stuff. And musically, I guess they only played these strange lip instruments and some bongos or whatever."
The Metal Web w/JOHAN HEGG Interviewより

ここで明確に
「プレイしているのはデスメタルで、ヴァイキングメタルはよくわかんねー」
と述べています(笑)

確かに彼の言うとおり、ヴァイキングメタルというものは定義が難しいですよね。
しかしながら何故か彼らの楽曲からヴァイキングの香りがするんですよね。

強いていえば・・・Enslavedに近いものを感じます。
いや、やっている内容は彼らに比べて相当メロディカルですが、
それでも近い・・・なんていうか魂的に。

内容は前述したとおり、古き良きメロディックデスメタルで、
メロデスではない、メロディックデスメタルです。
同じスウェーデンのDismemberと同じ感じですね。

北欧デスメタル由来のメロディックデスメタルになっていて、
流麗で哀愁のあるメロディと、スラッシーな疾走感がセットになっている感じ。
それでいてヴァイキングの魂を何となく感じる…。

大袈裟で極端なサウンドではないので、
日本では好き嫌いが分かれるバンドなのかもしれませんね。
(海外での評価に比べると日本ではややさびしい評価)

個人的には大好きな一作になりました。
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Anatomy is Destiny : Exhumed (2003) 

ゴアメタルというジャンルを掲げたCarcassフォロワー、Exhumedの3rdアルバムを紹介。

Anatomy Is DestinyAnatomy Is Destiny
(2003/07/29)
Exhumed

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1st、2ndと比べると随分、聞きやすいというかメジャーサウンドに近づいた3rdです。

というのもプロデューサーに、あの「Neil Kerson」を迎えての作品です。
彼はアメリカンポップスからデスメタルまで手広くプロデュースし、
数々のヒットを飛ばしてきた敏腕プロデューサーですね。
近年はエクストリームメタルのプロデュースが多く、
このExhumedもお眼鏡がかなったというところなんでしょうか。

ともあれ、この作品の変化に戸惑った人も多いのではないでしょうか?

しかしながら個人的には「大当たり」です。
1stも2ndも大好きで、だからといってこの3rdもやっぱり大好きです。

聞きやすいサウンドになったとはいえ、
そもそもこれを「聞きやすい」とか「メロディックすぎる」と言い放つこと自体、
メタルというジャンルが極端すぎることを示してますよね。
そういうところも憎めないのがメタルなんですが(笑)

つまり何だかんだでExhumed以外の何物でもないサウンドです。
単なるCarcassフォロワーではない証明が、この「らしさ」ではないでしょうか。
やっぱり血みどろスプラッターなスラッシュメタルに下水道ボイスが展開されています。

ゴアグラインドとはまたちょっと違うのが、彼らの良さなんでしょうね。

このアルバムの後、スタジオアルバムが出なかったのが実に惜しい...。
Grind Core/Gore  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

To Mega Therion : Celtic Frost (1985) 

スイスはチューリッヒのサタニックスラッシュバンド、Celtic Frostの2ndアルバムを紹介。

トゥ・メガ・セリオン(リマスター)トゥ・メガ・セリオン(リマスター)
(2007/01/11)
セルティック・フロスト

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(リマスターVerが出ていたのですね。一回聞いてみたい)

Venomと並んで(?)、ブラックメタルの始祖とされるバンドです。
特に後々、ブラックメタルに多大なる影響を与えたアルバムがこのアルバムでしょう。

1982年に結成したHellhammerTom Gabriel Fischerが新たに作り上げたバンドです。
最近、Hellhammerのリバイバルアルバムを手に入れたので、そのうち触れたいと思いますが、
Hellhammerの方はかなりハードコア、パンクあたりの影響を感じました。

一方で、Celtic Frostの、特にこのアルバムに関していえば、
Black Sabbathのようなヘヴィさ
Venomのような切れ味と迫力
を持ちつつも、かつ芸術性まで兼ね揃えてしまった凄いアルバムです。

ジャケットはエイリアンのデザインで有名な H.R. Giger作で、
かなりの禍々しさが醸し出されていますが、
ジャケットに負けるとも劣らない、呪術的な雰囲気が満ち溢れていて、
それがさもアートのように聞こえてくるのだからたまらないです。

純粋にスラッシュメタルではなく、いろいろな要素が入っているのですが、
しかしながら間違いなくサタニックメタルですね。

「音を聴く」という行為以上の姿勢を求められるアルバムのような気がしますから、
聞き流すアルバムではないし、全部聞きとおすのはちょっと疲れるかもしれません。

何というか人に薦めたくなるアルバムではないのです。
ブラックメタルに影響を与えたという触れ込みで聞いた時に、
あまりにヘヴィでドゥーミーだと思うかもしれないし…、
でも間違いないのは「凄い」アルバムであるということです。
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Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top