Pentagram : Gorgoroth (1994) 

ノルウェーのブラックメタルバンド、Gorgorothの1stアルバムを紹介。

PentagramPentagram
(2007/10/23)
Gorgoroth

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とある海外のブラックメタルバンドのメンバーから聞いた話(又聞き)で、
最近のブラックメタルバンドは結構良識派が多いらしいのだが、
このGorgorothというバンドは相変わらず本当にヤバいらしい。

未だにプリミティブブラックな雰囲気を保ち続けているということで、
このバンドは本当にすごいぞ!でも話を聞くと関わりたくはないぞ!

そんなバンドの1stだからまさにプリミティヴブラックな出来。
音質も酷いし、何より驚くのが赤子の叫び狂うような狂気のヴォーカル。
まさにブラックメタル。

突進系だが、MayhemMardukに対して蹂躙度は低く、
むしろ、どこかにノルウェーという土地柄の「寒さ」が入ってきている。
それがGorgorothの特徴だと思う。

8曲目のManeskyggens Slaveは結構メロっていて、
このアルバムの中では浮いているのだが、かなり良い出来で、
ブラックメタル界の中でも名曲の中に挙げていいと思う。

Encyclopaedia Metallum - Gorgoroth
タグ: Gorgoroth  Norway  1991-1995 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

The Sham Mirrors : Arcturus (2002) 

ノルウェーのブラックメタルプロジェクト、Arcturusの3thアルバムを紹介。

Sham MirrorsSham Mirrors
(2002/04/09)
Arcturus

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非常に豪華なメンバーで結成したプロジェクト。
Trickster G. Rex (Vo.) → Ulver
Steinar Sverd Johnsen (Key.) → 元Satyricon
Hellhammer (Dr.) → Mayhem
Knut M. Valle (Gu.) → Ulverに1枚参加
Dag F. Gravem (Ba.)

Guest
Ihsahn06 / Radical Cutで参加 → 元Emperor

錚々たるメンバーだが、そのサウンドは予想に反してプリミティブからはかけ離れている。
シンフォニック、プログレ、アバンギャルド、インダストリアルと豪華絢爛。
それらのサウンドは非常に空間的に広がっているというか宇宙を連想させる。

もうブラックメタルの範疇には収まっていない気もするが、
最近流行っているポストブラックとは全く異なるインテリジェンスを感じる。

やはり天才たちが集まると、ここまでのものができるのかと感心させられる一枚。

Encyclopaedia Metallum - Arcturus
タグ: Arcturus  Ulver  Satyricon  Mayhem  Emperor  Norway  2001-2005 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Isa : Enslaved (2004) 

ノルウェーのヴァイキング/プログレッシヴブラックメタルバンド、Enslavedの8thアルバムを紹介。

IsaIsa
(2005/02/08)
Enslaved

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どうもネットで検索してみても、Enslavedは日本ではあまり人気がないようです。

知り合いが海外で彼らのLIVEを観にいって「最高だった」と連呼していましたが、
それはもちろん彼らのパフォーマンスのみならず、
ヨーロッパでの彼らのステータスの高さからくるAudienceたちの質の高さもあったでしょう。
現にヨーロッパでの彼らの評価はかなり高いようです。

ジャンル自体はBathoryBlood Fire Deathで現れた、
「荘厳なスラッシュメタル」の影響が強いです。
この方向性はブラックメタルの誕生を大いに促進しましたが、
その次のアルバムであるHammerheartにて、
荘厳さをさらに高め、大作志向を強めた結果誕生したのがヴァイキングメタルです。

今でいうところのヴァイキングメタルは「漢メタル」と呼ばれるような、
エピックヴァイキングメタルが主流ですが(例えばEquilibrium)、
原始的ヴァイキングメタルはむしろかなりブラックメタルに近いものでした。
それをプレイしていたのが(4thあたりの)Bathoryです。

そのBathoryの音楽性を引き継ぎ、より発展させたのがEnslavedだと思います。
発展というだけあって、音楽的に相当な広がりを見せています。

その彼らの8thアルバムというだけあって、
もはや聴く人によっては「どこがヴァイキングメタル?」とも思える内容です。
でもBathoryの影響は十分に残っていますね。

更に海外ではプログレブラックとジャンル付されていることもある通り、
プログレッシブ独特の「憂」を感じるサウンドになっています。

どの曲も疾走せず、ミドルテンポで進んでいきますし、
ファストブラックのような疾走感は全くありませんが、
アルバムの完成度は恐ろしく高いです。

もはやジャンル付けをする必要のない、Enslavedならではのサウンドを是非。
Viking/Folk  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Future World : Pretty Maids (1987) 

デンマークのハードロック/ヘヴィメタルバンド、Pretty Maidsの2ndアルバムを紹介。

Future WorldFuture World
(1998/06/30)
Pretty Maids

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デンマークのヘヴィメタルバンドでは一番のビックネーム。
1981年結成で、何と今でも活動中とのことで来年は30周年。素晴らしい!

このアルバムのサウンドはデンマークのバンドということで、
北欧式様式美を織り交ぜたポップなハードロックに仕上がっている。

ヴォーカルのRonnie Atkinsが器用に色んな発声を織り交ぜているので、
それが色々な曲調によく対応していてアルバムを通して飽きがこないものに仕上がっている。

またジャケットの豊かな色彩美は、曲調、もしくは曲のタイプの多さと相まってピッタリ。
もしくはバンドメンバーの当時の格好も時代を感じてなかなか凄い。

良質なハードロック/メロディックパワーメタルアルバム。

Encyclopaedia Metallum - Pretty Maids
タグ: Pretty_Maids  Danmark  個人的良盤  1986-1990 
HR/HM  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Something Wild : Children of Bodom (1998) 

フィンランドのメロディックデスメタルバンド、Children of Bodomの1stアルバムを紹介。

Something WildSomething Wild
(2008/04/29)
Children of Bodom

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このデビュー作ではテクニカル様式美ブラックメタルバンドと評されていた。
Alexi LaihoThe SerpentImpaled Nazareneにも在籍経験があり、
いわゆるブラックメタルの影響はあったと思われる。
更にネオクラシカルメタルや、正統派HR/HMまで様々な影響を感じる。

この時点ではメンバーの年齢は相当若く(Alexiは当時18歳)、
様々な影響をダイレクトに受ける年頃だったと思われる。
このアルバムではSepultura04/ Mass Hypnosisをカヴァーしているのも興味深い。

彼らの演奏テクニックは若いのに大したもので、
音楽性としては自分たちのルーツと直近の音楽性を重ね合わせて、
それを若さによる勢いで出したアルバムという感じ。

Encyclopaedia Metallum - Children of Bodom
タグ: Children_of_Bodom  Finland  1996-2000 
Merodic Death  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Ignorance : Sacred Reich (1987) 

アメリカはアイゾナ州のスラッシュメタルバンド、Sacred Reichの1stアルバムを紹介。

Ignorance/Surf Nicaragua(2CD/DVD) (PAL/Region 0)Ignorance/Surf Nicaragua(2CD/DVD) (PAL/Region 0)
(2007/08/07)
Sacred Reich

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Ignorance オリジナルのジャケットはこちら

初めて聴いたときはアメリカのスラッシュメタルバンドだとは思わなかった。
ヨーロッパのスラッシュメタル特有の湿り気を感じる。
ちょっとインテリジェンスになったSodom」という印象。

アルバムジャケットからも見て取れるとおり、
かなり政治的なコンセプトを取り入れているアルバム。

同時にバンドのテクニックもなかなかのものであり、
その通常のスラッシュメタルアルバムではなかなか味わえないインテリと合わせて、
まさに「1stとは思えない!」アルバムだ。

Encyclopaedia Metallum - Sacred Reich
タグ: Sacred_Reich  USA  1986-1990 
Thrash  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Angels Cry : Angra (1993) 

ブラジルのメロディックスピード/シンフォニックメタルバンド、Angraの1stアルバムを紹介。

エンジェルズ・クライ+1エンジェルズ・クライ+1
(2002/02/21)
アングラ

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ViperのTheatre Of Fateで鮮烈なイマジネーションをもたらし、
そしてその影響力ゆえかバンドを追われたAndre Matosが、
ついにはクラシック音楽を大学で勉強した後に、
同じインスピレーションを持つメンバーを集めて制作したアルバム。

更に、Kai Hansen(元HELLOWEEN/現GAMMA RAY)のスタジオでレコーディングされ、
プロデューサーには様々なジャーマンメタルをプロデュースしたCharlie Bauerfeind
サポートメンバーもジャーマンメタルの大御所たちが参加しており、
いわゆるその手のキャッチーなサウンドの影響を強く受けたサウンドになっている。

そのためHelloweenなどを好むリスナーにも受けがよく、
それでいてTheatre Of Fate時のクラシックとメタルの融合も幾分、深化しており、
聴きやすいシンフォニックスピードメタルに仕上がっている。

Encyclopaedia Metallum - Angra
タグ: Angra  Brasil  1991-1995 
Power/Speed  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top