The Last Empire : Pagan Blood (2009) 

フランスのペイガンメタルバンド、Pagan Bloodの1stアルバムを紹介。
ドイツのEwiges Eis Recordsよりリリースされた。

paganblood.jpg

以前、このブログでも紹介したHeathen Dawnのメンバーの一人がやっているバンド。
あの時の「誇りと土着さを兼ね揃えたような芋っぽくも勇ましい」ところは同じだが、
その後の「メロディックなサウンド」となるとかなり落ちてしまう。

アルバム全体通してかなりの部分がミドルパートになっていて、
その芋っぽさが地味さに変換されてしまっているのが、
アルバムを通して聞いていると辛く感じてしまう。

たまにブラストで走る曲があるがとにかくあの頃のメロディに欠けていて、
求めているものと違うなぁというのが正直なところ。
一つ加えるだけでかなり美味しいバンドになりそうなのだが。

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Helvetios : Eluveitie (2012) 

スイスのフォークメタルバンド、Eluveitieの5thアルバムを紹介。
ドイツのNuclear Blastよりリリースされた。

HelvetiosHelvetios
(2012/02/13)
Eluveitie

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以前、4thアルバムを取り上げた時に、
何だかんだでやっぱり彼らのサウンドは大好きだ。
でも次はもう少し変化球を望んでしまう。

と書いたが今回も同様の球が飛んできた、という感想だ。

細かい話をするとアコースティックアルバムだった3rdとメタル要素の戻った4thアルバムを
混ぜ合わせたような作風で過去の経験を生かしながらバンドとして進んでいるとは思う。
しかし1st、2ndアルバムほどの手ごたえを感じないのも事実。

来月に待望の来日、東京のチケットはすぐにソールドアウトしたとかで、
ここ日本でも非常に支持の厚いバンドなだけに、
8月に出る6thアルバムは是非ともアッと驚かせてほしいものです。

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Viking's Anthem : Folkearth (2010) 

北欧系の寄せ集め大人数フォークメタルプロジェクト、Folkearthの8thアルバムを紹介。
ロシアのStygian Crypt Productionsよりリリースされた。

Viking's AnthemViking's Anthem
(2003/10/10)
FOLKEARTH

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以前、1stアルバムは紹介していたがこれは8thアルバム。
そのときに「最新アルバムも手に入れてみたが、これはまた今度にしよう」と書いてあったが、
ついつい4年寝かせてしまったのがこのアルバムである。

7年で8枚とは非常に多作なプロジェクトだが通算で90人弱関わっているとのことで、
曲のアイディアなども寄せ集めなのかもしれないが、
収録などもスタジオでみんなでとかではなくて完全にバラバラでとっているっぽく、
というか国籍がてんでバラバラなのでしょうがないのだが、
色んな音が混在しているのにどうもバラバラに聞こえているのがダメダメポイントだ。

芋っぽいフォーキーサウンドと正統派メタルの組み合わせを基盤にしていて、
良いメロディもパーツパーツで作りだされているのだが、
いかんせん曲として聞くとしっちゃかめっちゃかにしか聞こえない。
1stのときも思ったことだがまとまりがないまま8thまできてしまった。

そして現在は11thアルバムまで出ているようなのだが、
中心人物が昨年亡くなってしまったらしく今後の活動はどうなることやら。

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Opus 1 : Aorlhac (2009) 

フランスのペイガンブラックメタルバンド、Aorlhacのコンピレーションを紹介。
フランスのThor's Hammer Productionsよりリリースされた。

aorlhac

ナンバリング的に2nd扱いのこともあるが、
内容としては1stに追加トラックを設けたコンピ盤である。

フランス産ということでフレンチブラックを想像していたが、
いざ聴いてみれば非常にクッサクサのペイガンブラック。
こてこてのブラック好きが聴くというよりは、
むしろヴァイキング/フォークメタル好きにクリーンヒットしそうな感じ。

耳触りのよい勇壮なメロディが非常に心地よく、
曲の展開なども緩急が良く効いてて飽きさせない。
若干甘口ではあるが完成度の高いペイガンメタルだ。

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Burning Drakkar : Hypocras (2010) 

スイスのフォークメタルバンド、HypocrasのEP盤を紹介。
自主リリースされ、既にバンドのストックはなくなったらしい。

Hypocras

今年6月の来日(The Crownの日本ツアー帯同)が記憶に新しいバンド。
私もそのライブにいって帰り際にこのMCDを購入した。
ライブでの印象は非常にライブパフォーマンスがよく盛り上げ上手で、
フルート奏者がアクティブでバンドサウンドとも調和していたのが印象的だった。

但しこのアルバムではサウンドプロダクションのせいか、
残念なことにフルートがバンドサウンドの中で浮いてしまっていたようで、
ライブほど燃えなかったというのが正直なところ。

しかし解りやすいエピックな楽曲の笛メタルということで、
この手のジャンル好きにはしっかり受け入れられる出来だろう。
今年、1stフルレングスもリリースされたらしい。
リリース後の来日だったらそのアルバムも買えたのだが。

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Of Myths And Legends : Black Messiah (2006) 

ドイツのヴァイキングメタルバンド、Black Messiahの3rdアルバムを紹介。
ドイツのAFM Recordsよりリリースされた。

Of Myths & LegendsOf Myths & Legends
(2006/11/27)
Black Messiah

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ドイツのヴァイキングメタルというとEquilibriumが非常に有名だが、
あのバンドのアプローチに比べると些かブラックメタルテイストで、
なるほどこのバンドは当初はシンフォニックブラックスタイルだったようだ。

但しこのアルバムにおいてはEquilibriumほどではないにせよ、
かなり聞きやすいヴァイキングメタルとなっており、
ヴァイオリンやメロトロン、ティンホイッスルなど、
フォークメタルではかなりお馴染な楽器も多数揃えていて、
ヴァイキング/フォークメタル好きならグッとくる作品だろう。

またヴァイキングメタルには是非あってほしい"男臭さ"もしっかり。
もうこのバンドのアルバムはこの作品以降は追っていないが、
昨年には5thアルバムもリリースしており精力的に活動しているようだ。

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Wolfskult : Varg (2011) 

ドイツのペイガン/ヴァイキングメタルバンド、Vargの3rdアルバムを紹介。
オーストリアのNoiseArt Recordsからリリースされた。

Wolfskult Ltd.Wolfskult Ltd.
(2011/03/04)
Varg

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ジャケ買いしたのでてっきりブラックメタルだと思っていたが、
再生してみたらこれはびっくりヴァイキングメタル。
メンバーのFrekiはドイツのペイガンメタルフェスの主催者だとか。

いわゆるフォークメタルのようなものではなくて、
あくまで昔ながらのペイガンメタル然した勇壮なサウンドが特徴。
ゆえに底抜けに明るいというより若干シリアスな雰囲気。
ブラストで奔るところはちょっとメロブラっぽい感じもある。

限定盤は2枚組でゲストが非常に豪華。
EluveitieのAnna Murphy、ArkonaのMasha、EquilibriumのRobseというメンツ。
この手の音楽が好きなら垂涎のボーナスCDだ。

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Odes From The Past : Folkodia (2008) 

北欧系の寄せ集め大人数フォークメタルプロジェクト、Folkodiaの1stアルバムを紹介。
自主リリースでリリースされた。

Odes From The PastOdes From The Past
(2003/10/10)
FOLKODIA

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Folkearthと同じ寄せ集めフォークメタルプロジェクトで、
メンバーも一部被っている…というより単純にバンド名が違うだけとも言える内容。
実はブラックメタル界隈ではおなじみのギリシャのNocternityの元メンバーも関わっている。

The・笛メタルとでもいうような笛にフィーチャーしたフォークメタルだが、
そこに若干のペイガンメタル成分と正統派HR/HMの要素を混入させた、
まあ今となってはよくあるフォークメタルというやつである。

とかくメンバーの多いプロジェクトで、
こちらも企画盤として気楽に楽しむ分には問題ないが、
作品として聞こうとするとやっぱりフォーカスできておらず、
散漫な印象しか受けないのはまあしょうがないところなのかな。

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Latviešu Strēlnieki : Skyforger (2000) 

ラトヴィアのペイガンフォーク/ブラックメタルバンド、Skyforgerの2ndアルバムを紹介。
オランダのMascot Recordsからリリースされた。

Skyforger2.jpg

タイトルの英語名は「Latvian Riflemen」で、
第一次世界大戦でドイツの侵攻を受けて結成されたラトヴィアの軍隊のこと。
ラトヴィアの元となった国は当時、ロシア帝国の支配下にあったが、大戦後に独立した。
(その後1940年にソビエトに併合され、1991年に再度独立した)

そのようなバックグラウンドを受けてこの音源を聞くとなかなか味わい深い。
いわゆるペイガニズムというよりラトヴィアという国の成り立ちを考える上で
武器を持って決起し自由を勝ち取った事のプライドをひしひしと感じるのだ。

勇壮かつトラッドな曲進行にたまに入る笛も味わい深い。
ギターソロが急にクサメロ奏でたりも楽しい。
田舎メタル好きなら気に入るのではなかろうか。

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...Oniirica : Bauda (2009) 

チリのシューゲイザー/フォークメタルバンド、Baudaの1stアルバムを紹介。
中国のPest Productionsからlmd.1000でリリースされた。

bauda1.jpg

フォークメタルとはいってもAgallochのようなスタイルのものであって、
Ulverのスタイルを継承したようなフォークブラックという印象。
更に近年流行ったシューゲイザーブラックも反映させたスタイルと言えば解りやすい。

全編ヴォーカルレスのインストなのでヒーリング音楽のような趣も感じる。
ヒーリング音楽というには音像が前記バンドのような荒涼さが出過ぎているが。
ヴォーカルが入ったらどんな感じになるかは興味ある。

確かに耳触りはなかなか良いのだが、若干手法としては安易さも感じる。
安易というか、どうも優等生サウンドすぎると言うか。
チリから出てきたというだけにもう少し南米らしい胡散臭さ(といったら失礼だけど)も欲しかった。

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