Legions of the North : Fjorsvartnir (2012) 

デンマークのメロディックブラックメタルバンド、Fjorsvartnirの1stアルバムを紹介。
セルビアのGrom Recordsよりリリースされ、2014年には日本のHidden Marly Production(ZDRの国外バンドリリース部門)より再発された。

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 知る人ぞ知るデンマークのPurification Kommando(2012年に解散済)のドラマーだったAzathil氏が2010年に一人で立ち上げたブラックメタルプロジェクト。Purification Kommandoは無慈悲冷酷系ウォーブラック、そしてもう一つ氏が参加しているBlodarvはUG系ペイガンブラックだった。それに対してこのバンドは90年代の北欧ブラックメタルを再現せんとばかりに構築された楽曲群で、どことなくDissectionだったり、Satyriconだったり…、地下感の薄いサウンドが飛び出してくるではないか。

 しかしながら決してそのようなメジャーバンドの猿真似というわけでもなく、どちらかというとその手の有名なバンドに影響を受けて出てきたフォロワー群の集団を思い出させる。様々なバンドがエポックメイキングな北欧ブラックメタルというスタイルを目の当たりにして、その影響を受けながらアイデンティティとオリジナリティの狭間でもがいていた90年代のことだ。

 恐らくあの頃にこのバンドが活動していたとしたら「良質なフォロワー」に留まっていた可能性が高い。しかしこのバンドを語るならまさに現在という時間がフォーカスされる。この時代にこの作品をやることに意味があるのではないだろうか。「オールドスクールなエクストリームメタル」として盛り上がった80年代回帰の流れの次にきているのは90年代回帰であろう。新しいものを産み出すのではなく、難しくこねくり回さないスタイルとしての北欧ブラックメタルに回帰するバンドとしてはなかなか面白い存在である。

Encyclopaedia Metallum - Fjorsvartnir
タグ: Fjorsvartnir  Denmark  2012 
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Leere : Kältetod (2005) 

ドイツの独りメロディックブラックメタルバンド、Kältetodの1stアルバムを紹介。
ドイツのWestwallEternity Recordsよりリリースされ、2010年にはEternity RecordsよりデジパックでのCD盤で再発された。本稿もその再発盤より。

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(左がオリジナル、右が再発)

 Kältetodは以前に紹介したEternity Recordsのレーベルコンピレーション盤で存在を知ったのだが、とにかくあの収録曲"Ätherwinde"の寒々しくも流麗でありながら疾走感のあるメロディックブラックメタルは素晴らしいものがあった。それが2005年に作られたものの当時の作品に使われなかった未収録曲だったということで、ではこの2005年にリリースされた1stアルバムは如何ほどのモノかと後追いで飛びついたのであった。

 アルバム名はドイツ語で「空虚」を意味し、神秘的なシンセサウンドによるイントロ"Einführung"から、10分超の長尺曲である"Wiederhall Der Leere"は期待していた疾走感のあるメロディックブラックメタルが展開されるが、そのタイトルが「空虚のエコー」ということでデプレッシブ感が強い。更にその後に続く楽曲はミドルテンポの実直なメロディをベースにした内容で想像とは異なるものだったがこれはこれでクオリティの高さが光る。

 再発盤はオリジナルで収録の有った"Hypnos"が削られて、代わりに2曲追加されており、そちらはややデプレ感が薄れているため、デプレッシブブラックが不得意な人にはこの追加曲の方が好みかもしれない。なお、その"Hypnos"とそれから"Ätherwinde"がめでたくBandcampにて公式で公開されており、楽曲コンプができずに困っていた人にはうれしい対応である。

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タグ: Kaltetod  Germany  2001-2005   
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We Bring the Goat Massacre on the Men's World : Goat Vengeance (2005) 

ブラジルのゴートメタルバンド、Goat VengeanceのEP盤を紹介。
ドイツのNecromancer Recordsより7"盤でリリースされた。

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 "Goatwatchers United - Satans Goats Tribute"という4wayスプリットをご存じだろうか。Goatが名前についているバンドの企画盤である。そこにGoat Semenが参加したためごく一部のマニアからは有名になった作品である。そしてこのGoat Vengeaceも一曲提供している。その記憶があったためにこのEPを買ってしまった。きっとマニアックな内容であろうと。それは当たっていた。とてつもないマニアックな作品だった。

 かなりのゴミ感がある。リズムを取る気があまりない演奏や、絶妙にやる気が足りないヴォーカル(→ここが重要でただ単に気の抜けたヴォーカルなのではない)、間の抜けたギターリフなどなど脱力系のゴミ感なのだが、どうも謎の魅力を感じる。メロディの使い方に中毒性があるのだ。そうなってくるとそのそのリズムのズレ方にも魅力を感じてきてしまう。いかんぞ、これはいかん。

 こんなものを褒めてはいけない。こんなものを聞いていてもドヤ顔などしてはいけない。そういうものだ。こういう音源は評価されてはいけない類のものだ。たまたまこのアルバムを聞き終わった後、Hades Archerの"Penis Metal"を続けて聞いたのだが、やはりウォー・ベスチャルとしての質の差があまりに歴然としている。でもこういうゴミ音源もたまには楽しみたくなる時もある。

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タグ: Goat_Vengeace  Brazil  Z級  2001-2005 
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Blackground : Kalterit (2016) 

フィンランドのブラックメタルバンド、Kalteritのミニアルバムを紹介。
日本のDeathrash Armageddonよりリリースされた。

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 フィンランドのトレンドスローター軍団ことSadokistに在籍するSadist Stalker氏により独りブラックメタルバンドである。何せ「90年代こそが本当のリアルであり、現在のカセットテープやらアナログレコードにも唾を吐いて、CD媒体をサポートすべき」だと言っている連中だから、独りバンドでもさぞかし…と思って聞いてみるとこれが面白い。

 Sadokistでも展開されているブラック・スピードメタル成分も感じられるが、それよりスラッシュメタルの影響下にありながら邪悪さが飛びぬけて演出面においてもオドロオドロしさが光り、シンセサイザーの使い方も懐かしく、単調なトレモロリフによって強引に推し進められるスラッシーなナンバーは90年代前半のブラックメタルを忠実に再現していると言えよう。特にフィンランドのブラックメタルらしさといえばUrnあたりが思い浮かぶスタイル。

 急にメロディックなリフが挟まったり、イーヴィルなハードコアにも近い楽曲もあったりするなど、とにかくあの頃のサウンドを詰め込んだミニアルバムで、イントロを含めないと4曲20分弱程度の収録時間であるものの、90年代リスペクト全開さが様々なカラーで現れていて素晴らしい。

 どうしても80年代のエクストリームメタルというものがオールドスクールと評されがちではあるが、既に90年代も20年以上前のことであり、今後ますます90年代をリスペクトした若手バンドも地下で増えてきそうだと感じさせる。

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タグ: Kalterit  Sadokist  Urn  FInland  2016 
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Sacrilegious Fornication Masscare... Filthy Desekrators! : V/A (2016) 

日本のブラックメタル・ヤクザ、Abigailと韓国のウォー・ブラックメタルバンド、Nocturnal Damnationのスプリット盤を紹介。
ポーランドのPutrid Cultからlim.500でリリースされた。

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 拙著掲載のインタビューにてNocturnal Damnationのメンバーからリリースすると公言されていたスプリット盤で、双方2曲提供の4曲入りとなっている。夏にリリースされた5thアルバムに対してこのスプリット盤は10月末にリリースされたわけだが、何やら凄いらしいと小耳に挟みつつも国内になかなか入ってこなかったために私自身は今年になってようやく手に入れて目をひん剥いた。

 Abigailサイドの1曲目が今までの彼らの作品のどれよりもブルータルなメタルになっている。用いられているリフやブリッジなどは元々の彼らの路線であるが、ドラムの強烈さもあわせて全体の圧が凄い。ひたすら圧倒される。いわゆるウォー・ベスチャルにも肉薄しているようなカオスさも持ち合わせた傑作だ。2曲目の煽情的なブラック・スピードメタルもまた素晴らしい。何しろタイトルが"We are True Evil"である。これら2曲はスプリットにしか収録されないのだとしたらちょっと勿体ないのでは、と思わせるほど。

 Nocturnal Damnationサイドは彼の新境地とも思わせるオールドスクール・デスメタルを思わせるスタイルに踏み込んでいて、当初のBlasphemy~Conquerorの影響とは異なり、もっとスロウに磨り潰しにかかってくる。ヴォーカルスタイルもより重く低いグロウルに変わっているように感じる。そういえば彼はSadistic Intentの影響を受けていると言っていたが、まさにその辺りを突いてきている一方で、それをもっとへヴィにバスブーストで仕上げたという感じだろうか。

 とにかくAbigailサイドの素晴らしさが際立っている一方で、クラシックなサタニック・デスメタルを選択したNocturnal Damnationの方向性も含めて実に興味深いスプリットである。

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タグ: Abigail  Nocturnal_Damnation  Japan  Korea  2016 
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The Final Damnation : Abigail (2016) 

日本のブラックメタル・ヤクザ、Abigailの5thアルバムを紹介。
アメリカのNuclear War Now! Productionsよりリリースされた。

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 漆黒をバックにChris Moyen氏のアートワークという出で立ちでAbigailの新譜が発表されてビビッと来た人は多いだろう。ブラックメタルをプレイするAbigailが戻ってきたのではないかと。1stアルバム"Intercourse & Lust"以前のスタイルは、例えば以前紹介したDrakkar Productionsリリースの”The Early Black Years (1992-1995)”で聞くことができるが、2ndアルバム"Forever Street Metal Bitch"から近年までのイーヴルなスラッシュメタルをベースにしたメタルパンク路線より、その源流となるVenom、Bathory、Bulldozerあたりの1st waveブラックメタルスタイルであった。

 この5thアルバムはそのような原点回帰を図ったという話だったが、いやいや聞いてみるとそんなAbigailたるオリジナリティを捨て去るようなことはしていない。確かにルーツのブラックメタル・スタイルはリフやヴォーカルスタイル、ヘヴィネスさに顕著に現れている。しかしそこに2ndアルバム以降のらしさも失われていない。むしろ築き上げたものは健在である。その結果としてイーヴィルかつヘヴィでありながら軽快さ・煽情さも味わえるアルバムに仕上がっている。#06"No Pain! No Limit!"の日本語歌詞も実に熱い。

 また曲中の展開、アルバム全体のバリエーションなどなど国内外のマニアたちを感服させてきた絶妙なバランスはパワーアップしており、今年結成25周年を迎えたバンドとしての気焔を見せつけてくれた快作と言えよう。感服。

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タグ: Abigail  Japan  2016  個人的良盤 
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Existence of Abhorrence : Nuclearhammer (2007)  

カナダのウォーブラックメタル、Nuclearhammerのデモ音源を紹介。
カナダのPoison Mist Propagandaよりlim.80でCD-rフォーマットでリリースされ、後にエクアドルのBlack Goat Terrorist 666よりテープで再発された。

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 1stアルバムがウォーブラックメタルフリークから大絶賛され、一気にブラック・デスメタル・シーンの第一線に登り詰めた一方で、その後のミニアルバム、2ndと予想を斜め上にいくスタイルへの転身を遂げて、しかもそれらの作品も素晴らしかったために、一筋縄ではいかない、スタイルへの安住を良しとしないという印象を持つバンドではある。

 一方で以前紹介したこのバンドの前年デモ "Immortalized Hatred” は呪詛的なVONの要素とBlasphemyライクのブラック・デスメタルをミックスしながら轟音ブラック・ドゥームのような展開も見せた粗削りスタイルだったが、こちらはより原初的なスタイルを取っており、極めてルーツに忠実な姿勢が見られる。というか、これは北米のBeheritといっても良いのではないか。いや、BeheritBlasphemyをトレースしたら、という方がより正しい気もする。ウィスパーボイスの使い方などBeheritウォーシッパーらしさが伝わってくる一方で、ドラムのドカドカ感などはウォーブラック、というかBlasphemyのそれのように感じる。

 近年におけるウォーブラックメタルの名作であった1stアルバム "Obliteration Ritual" の導線としては最も解りやすい内容を提示しているのがこのデモであり、彼らのマイルストーンというわけだ。さてこのデモは現在フィジカルで入手するのは全く至難の業だが、 "Immortalized Hatred” と同様にレーベルでの無料DLが可能で、筆者もそこでDLした。たぶん今も可能だったと思うが未確認なので興味がある人は確認されたし。

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タグ: Nuclearhammer  Beherit  Blasphemy  Canada  2006-2010 
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Devanation Monumentemples : Genocide Shrines (2012) 

スリランカのウォー/ブラック・デスメタルバンド、Genocide ShrinesのデビューEPを紹介。
インドのCyclopean Eye Productionsよりリリースされ、アナログver.はドイツのIron Bonehead Productionsよりlim.500でリリースされた。

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 ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブックにインタビューが掲載され、また1stアルバムが世界中のブラック・デスメタルフリークから大絶賛されたスリランカのアンチ仏教ブラック・デスメタルバンドのデビューEPである。こちらはこれまたインタビューが掲載されたレーベル、Cyclopean Eye Productionsからリリースされておりそのあたりはぜひ本を読んでください。

 さてインドのDIYレーベルからリリースされたというわけで、当時の日本でこのバンドを知っていた人は少なかったと思うし自分もそうだったわけだけど、この頃から「坊さん皆殺し」を掲げて、こんなにも「地獄」というか「輪廻の否定」を感じさせるサウンドをスリランカから出していたというのは本当に驚きでしかない。

 1stアルバム収録曲に比べると楽曲の展開や曲間のつなぎなどのトータルの仕上がりのところで粗が目立つけれども、目の前の事象に対する「渦巻く感情の発露」と置かれた状況への「冷徹な視線」という相反する感情が両立しているようなサウンドは既に確立していて非凡さを感じる。1stを聞いて彼らのサウンドに惹かれた人なら間違いなく期待を裏切らない。

 さらに個人的には今まさにこれを聞いて当時からとんでもないバンドがスリランカで存在していたんだという事実が広大なエクストリームメタルの裾野、広がり、そして局在を証明しており、今も自分のあずかり知らぬ何処かで強烈なサウンドが生まれているのだろう。そのような未知なるサウンドへの憧憬を信じることができる作品だ。

Encyclopaedia Metallum - Genocide Shrines
Bandcamp - Iron Bonehead Productions
タグ:   Genocide_Shrines  Sri_Lanka  個人的良盤  2012 
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Contos da Empalacao : Kaziklu Bey (2012) 

ブラジルのウォー・ブラックメタルバンド、Kaziklu Beyの4thデモを紹介。
ブラジルのNocturnized Productionsよりテープでリリースされた。

Kaziklu Bey 

 1997年にサンパウロで結成した白塗り系ブラックメタルバンドで、2000年に"Black War
Metal"というデモでデビューした。今回紹介しているデモは通算4枚目にして彼らの"最期"の作品。

 スタイルとしてはノイジーな南米ベスチャルスタイルであり、デビューデモのタイトルから直感的に想像するサウンドとは異なるものの、冒涜的で暴力的という点では近い。但し90年代のブラジリアン・ブラックメタルはヨーロッパからの影響のうち、特にHellhammerに感化されていたのではないかと勘ぐらせるようなミステリアスなメロディを持っており、このバンドも同様にそのあたりの影響を感じさせる。北米ウォーメタルというと現代兵器を用いて皆殺し的なサウンドであり、ドカドカジャカジャカなのにどことなくカルトで怪しいのが南米ウォーメタルというところだろうか。

 この怪しさというのは人によっては単なる「虚仮威し」に過ぎないだろうし、ImpurityMystifierクラスまで上り詰めないと、人に推薦できるファクターにはなりえないわけだけど、この内容を「珍味」として好む人は絶対いるわけで、それもやはり南米ベスチャルブラックメタルの一つの楽しみ方なのではないだろうか。なお先ほど"最期"と書いたのは、2013年にパーマネントメンバーが仕事中に事故で亡くなり、同年バンドはヘルプを招聘して「解散」ライブを行ってR.I.P.としたからである。合掌。

Encyclopaedia Metallum - Kaziklu Bey

Deathrash Armageddonにて購入可能です。
タグ: Kaziklu  Bey  Brazil  2012 
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Mysteries : Black Cilice (2015) 

ポルトガルのノイズ・ロウ・ブラックメタルバンド、Black Ciliceの3rdアルバムを紹介。
ドイツのIron Bonehead ProductionsよりLPリリースされ、後に日本のHidden Marly ProductionよりCD再発された。

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1st2ndアルバムから引き続き3rdアルバムも紹介。
今回、一気に手持ち音源を紹介してしまおうとラックからCD持ってきたけど、
並べてみると特に2ndとこの3rdアルバムでカバーアートが似すぎていて見分けつかない。

閑話休題、この3rdアルバムはここにきてちょっと路線を変えてきたというか、
ノイズ・ロウ・ブラックメタルとしてはそのままだけどもっとアトモスフェリックBMに寄せてきていて、
そのやり方だと他のバンドのアプローチとも似てきちゃったという印象が強い。
彼らのユニークなサウンドというものが減退してしまったのではという。

確かに2ndアルバムまでの手法を引っ張り続けることの難しさもあるだろうし、
それからこのアルバムのコンセプトが「神秘」ということもある。
Everything has a purpose, everything has a meaning
the MYSTERIES are not to be revealed

という記載がインナーにある。

ちょっと短絡的な思考ではあるがそれを考えながら聞いてみると
僅かに異なる風景も見えてくるのだが、
でもやっぱり1st、2ndアルバムの方が好きかな。
アトモスフェリックBMをノイジーにした作風というフレーズにピンとくればお勧め。

Encyclopaedia Metallum - Black Cilice
タグ: Black_Cilice    Portugal  2015 
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