Invocation : Dew-Scented (2010) 

ドイツのデスラッシュバンド、Dew-Scentedの8thアルバムを紹介。
Metal Blade Records/Prosthetic Recordsよりリリースされた。
国内盤も発売されておりボーナストラックが4曲ついていたらしい。(未聴)

InvocationInvocation
(2010/05/25)
Dew-Scented

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つい最近、来日してパフォーマンスも上々だったとのことで、
思い出したようにこのアルバムを引っ張り出してみた。

いわゆるDeath/Thrashというジャンルの中には
メロディックデスメタルにスラッシュメタルのリフを混ぜたようなものがある中で、
このバンドは極めてスラッシュメタルに近いアプローチをとっている。

80年代~90年代のスラッシュメタルを通過してのモダンスラッシュな位置付けで、
そのリフはどこかで聞いたことがあるような気がするものばかりだが、
よく整理して曲として構築しており消化不良にはならない。

新しいアプローチ的なものは特に何もないため、
人によってはつまらないと感じることもあるだろうが、
たまにはこんな作品を聴くのも良いものだ。

Encyclopaedia Metallum - Dew-Scented
タグ: Dew-Scented  Germany  2006-2010 
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The Reckoning : Arise (2010) 

スウェーデンのメロディックデスラッシュバンド、Ariseの4thアルバムを紹介。
スウェーデンのRegain Recordsよりリリースされた。

ReckoningReckoning
(2009/04/07)
Arise

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いつの間にかSpinefarm Recordsから契約外されていて、
メンバーも入れ替わっていたのだが相変わらずAt the Gatesタイプのメロデスラッシュ。

但し2ndのときに聞けたような模倣は模倣なりの良さは薄れて、
楽曲一つ一つの勢いが感じられなくなってしまっている。
ミドルテンポを多用しているものの深みもない。

この手のジャンルならせめて突き抜けてくれないと、
いっぺんに聞きとおすことすら諦めてしまうような内容。
ちなみにいつの間にか公式サイトも消えてしまったようで、
活動が継続しているのか不明である。

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Deathrace King : The Crown (2000) 

【来日 大阪公演まで、あと7日】

スウェーデンはイエテボリのデスラッシュバンド、The Crownの4thアルバムを紹介。
Metal Blade Recordsよりリリースされた。

Deathrace KingDeathrace King
(2000/03/16)
Crown

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どこのレビューでもおしなべて高評価の作品で、
今さら語ることのないアルバムではあるが、
ライブ前に聞き直してみてやはり素晴らしい作品だと思う。

アルバムタイトルはDeath Race 2000から引用したのだろうか。
気になる人は検索してもらいたいがコメディ不謹慎超ド級B級映画である。
このアルバムも不謹慎ではないものの聞いててある意味笑顔の絶えない、
素晴らしいデスロールなアルバムになっている。

アルバム通してだれず、同じような曲もなく、
それでいて徹頭徹尾デスロールなのだからお手上げだ。
自分としては7thアルバムも同じくらい好きだが、
世の中の評価としてはこのアルバムが抜けている。

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タグ: The_Crown  Sweden  個人的良盤  1996-2000 
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Made Me Do It : The Haunted (2000) 

スウェーデンのデスラッシュバンド、The Hauntedの2ndアルバムを紹介。
主にAt the Gatesのメンバーで結成している。

THE HAUNTED MADE ME DO ITTHE HAUNTED MADE ME DO IT
(2000/10/21)
ザ・ホーンテッド

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実在した殺人鬼の顔写真と「The Haunted made me do it」の文と、
なかなか強烈な内容を想起させるジャケットである。

ヴォーカルがPeter DolvingからMarco Aroに、
ドラムがAdrian ErlandssonからPer M. Jensenにそれぞれ交代。

正直どちらの交代も良い効果は生み出していない。
ヴォーカルはスラッシュらしくない低い咆哮でデスメタル寄り、
ドラマーも前任者のサウンドメイカーぷりが露呈。
サウンドがソリッドな方向に偏り過ぎてしまったようだ。

ギターのリフを大事にしたデスラッシュサウンドではあるのだが、
頭を揺さぶられるようなパンチ力こそ乏しいアルバム。
1stの方がずっと好きだなー。

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タグ: The_Haunted  At_the_Gates  Sweden  1996-2000 
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A Handful Of Nothing : Ebony Tears (1999) 

スウェーデンのデスラッシュメタルバンド、Ebony Tearsの2ndアルバムを紹介。

Handful of NothingHandful of Nothing
(1999/08/13)
Ebony Tears

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ちょっと曲の展開がAt the Gatesっぽすぎる!
というくらいAt the Gatesに影響を受けたであろうアルバム。
未聴だが1stアルバムは単なるメロデスだったらしいし…。

しかし単なるAt the Gatesの猿真似アルバムではなく、非常に完成度の高いデスラッシュ。
首尾一貫、最後までテンションの高いサウンドでデスラッシュとして完璧。
またドラミングも派手さはないものの、印象に残る手数の多い刻み方。
それでいてメロディックなギターサウンドもまた良い。

細かいことはとりあえず、こういうサウンドはたまらん。
この路線で活動を続けてくれれば名作を残した気がする。

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Terror For Sale : Terror 2000 (2005) 

スウェーデンの次世代スラッシュメタルプロジェクト、Terror 2000の3rdアルバムを紹介。

Terror for SaleTerror for Sale
(2005/10/10)
Terror 2000

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SoilworkBjörn StridDarkaneKlas Idebergなどで構成する、
スウェーデンのスラッシュメタルサイドプロジェクト。
まだ解散はしていないが、このアルバムの後は活動はしている形跡が無い。

メンバーのラインナップからサウンドはメロディックデスメタルに近いと想像したが、
思ったよりザクザクリフのスラッシュメタルを志向している。
最も前述バンドのエッセンスを持ちこんでいるため、いわゆるデスラッシュに近い。

メンバーが楽しんでプレーしているのが伝わってくる明るいスラッシュサウンド。
まあ頭の中に記憶されるほど印象深い曲もなく、
サイドプロジェクトらしい肩の力の抜けたサウンドを一通り楽しんで終了なアルバムか。

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Kings Of The Cloned Generation : Arise (2003) 

スウェーデンのメロディックデスラッシュバンド、Ariseの2ndアルバムを紹介。

Kings of the Cloned GenerationKings of the Cloned Generation
(2003/06/23)
Arise

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At the Gatesフォロワーとしては有名な方。
あの4thアルバムの影響を激しく受けた内容で安心して聞ける作品。

少しギターがメロディを奏ですぎていて、デスラッシュさには欠けるが、
当時のことを思えばモダンメロデス化が進行していったのはしょうがないところか。

この曲!というほどの思い入れもないアルバムだが、
この手のジャンルが好きなら買って損はない。
ネットで買ってもかなり安いみたいだし。

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Hellucinate : Impious (2004) 

スウェーデンのデスラッシュバンド、Impiousの4thアルバムを紹介。

HellucinateHellucinate
(2004/10/19)
Impious

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1994年に結成した当時はThe Crownのメンバーも参加しており(このアルバムでは既に脱退済)、
The Crownが解散した2004年以降(※)は代わりにシーンを牽引する役目を担った。

その時期とピッタリ重なるこのアルバムは、まさにThe Crownとの比較をされた。
自分もThe Crownがかなり好きなので、かなりの期待を抱いていた。

確かに音楽性はスラッシュメタルの切れ味、デスメタルの攻撃性、
そしてそこにロックンロールのノリが混ざったデスロール/デスラッシュが展開されており、
まさにThe Crownの系譜であることは間違いない。

しかしそれと比べるとどうも曲が弱い。演奏はタイトで素晴らしいのだが。
比べる相手が大きすぎた、期待しすぎたのかもしれない。
改めて聞いてみても佳作ではあるが、最初に手に取るべき一枚ではないように思う。

※ 2009年に再結成

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Passiondale : God Dethroned (2009) 

最近、格段に知名度を増したオランダのデスラッシュバンド、God Dethronedの8thアルバムを紹介します。

PassiondalePassiondale
(2009/04/28)
God Dethroned

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母なるヨーロッパ大陸よ、いったい何があったんだ?
かつての栄光の輝き
繁栄していた民族が奈落に落ちようとしている
現実とはかけ離れた世界へ転落していく

また全世界が突き落とされたかのように自虐に追い込まれていく
失われた主義のために流された何百万もの勇敢な兵士の人生

さあ今こそ前線へ戻れ
死の国でもう一度生きるんだ

そしてそこから二度と離れるんじゃない


このアルバムを聞いていない人には、いきなりどうしたの?という感じですね。
これはアルバムのイントロである
01/ The Cross of Sacrifice
における女性による日本語での語りです。

ちなみに日本語であるはずなのに自分のリスニング能力の限界を感じました(笑)
たぶん、全部は聞きとれてないんじゃないかなあ…。
というか日本人女性なのか微妙で、「いったい」が「いったゃい」って発音しているような。
いや、でももし日本人でなければ発音がうますぎる気もするし…。

と、一曲目のイントロから話題が尽きませんが、だからといってネタバンドではありません!

オランダのデスラッシュバンドで、1990年から活動しているので、20年来というベテランです。
もちろんバンド活動が連続的だったわけではなくて、
さまざまな理由で途切れ途切れだったようで、
このアルバムも「復活」しての作品なようです。

またこのアルバムは第一次世界大戦のコンセプトアルバムであり、
アルバムタイトルのPassiondaleは激戦となった田舎の街道の名前だそうです。
実際はPasschendaeleという名前らしいですが、
英語圏では発音ができずPassiondaleというニックネームで呼んでいたらしいですよ。

と脱線しまくりになってきましたが、とりあえずアルバムのクオリティはかなり高いです。
正直「B級デスラッシュかなあ」と思いながら手に入れたのですが、
思いっきりA級デスラッシュですよ!
(それだけにイントロのネタ感が…なんで第一次世界大戦で日本語を持ってきたんだ…。)

元来、デス/ブラックメタルバンドとツアーをよくおこなっているだけあり、
Mardukのような突撃型のアグレッションと、
Vaderのような整合感、
そしてArch Enemyのような叙情性あるメロディと、
いろんな旨みを持ち合わせたデスラッシュバンドになっています。

もちろんまだまだ上記3バンドと比べて存在感は薄いわけですが、
これからの活動に注目していきたいと思います。
新しいデスラッシュバンドを探しているなら、かなりお勧めです。
(ついでにイントロも楽しんでください)
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Rusted Angel : Darkane (1999) 

スウェーデンのデスラッシュバンド、Darkaneのデビューアルバムを紹介します。

Rusted AngelRusted Angel
(2008/09/16)
Darkane

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このブログでNon Human Levelを紹介したときは、まだこのバンドの音源を耳にしていなかったのですが、
あの後、すぐにこのデビューアルバムを手に入れました。

ところで未聴の時のDarkaneの印象ですが、
そこまで強い印象を受けていなかったのです。
他のビックネームバンドに比べて、こと日本での評価はそこまで聞こえてこない。
もしかして凡庸なメロデスバンドの一つにすぎないのではないか…。

そんな懸念は実際に聞いてみてすぐに吹き飛びました。
デビューアルバムだとは到底思えない素晴らしいデスラッシュアルバムでした。
The Crownのようなデスロール・デスラッシュではなくて、
At the Gatesの音楽性を基調としながらも、そこに留まっていない発展性を感じます。

アグレッション豊かで、スラッシュメタル成分がたっぷり入っています。
それでいてかなりテクニカルな曲調…しかもリズム隊がしっかりしていて説得力があるサウンド。
ヴォーカルも非常にデスラッシュらしい立ち回りで、素晴らしい!!

今となっては新しいサウンドではないですが、
この完成度はデビューアルバムということを差っ引いても十分評価できるアルバムです。
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