Jupiter : Atheist (2010) 

アメリカはフロリダのプログレッシブ/テクニカルデスメタルバンド、Atheistの4thアルバムを紹介。
フランスのSeason of Mistよりリリースされた。

JupiterJupiter
(2010/11/04)
Atheist

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3rdアルバム後に解散後、2006年にヴァッケンで再結成のショウを行い、
そしてこのアルバムで17年ぶりのフルレングスと相成った。

当時、先鋭的と言われていたとしても17年の歳月を経て、
今となっては当たり前で平凡な音に…となるのもよくある話なのだが、
さすがAtheist、やはりこの音は彼らでしか出せない。

ジャズから影響を受けた非常に複雑な曲展開、
そして根底にあるスラッシュ/デスメタルの攻撃性、
それらが有機的に混じって一つの音に、作品になっている。

この融合の巧みさ、バランス感がAtheistの真骨頂であり、
「何やってんだかわからんけど凄い」タイプとは異なる音楽としての魅力を見せつけてくれる。

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タグ: Atheist  USA  2006-2010 
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Unquestionable Presence : Atheist (1991) 

アメリカはフロリダのプログレッシブ/テクニカルデスメタルバンド、Atheistの2ndアルバムを紹介。
アメリカのActive Recordsよりリリースされ、後にRelapse Recordsから再発された。

Unquestionable Presence (Dlx)Unquestionable Presence (Dlx)
(2011/03/24)
Atheist

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前作のリリース後のツアー中に事故で亡くなったRoger Pattersonが、
生前に残した数曲も含む名盤2ndである。

前作より更にSteve Flynnの超人的なドラムは進化しており、
より何やってるんだかよくわからんけど凄い感が強まっている。
いわゆる「ジャズ/フュージョン」ライクな変拍子リズムってところなんだろうが、
とにかく一曲中にここまで色んなリズムとアイディアを詰め込んでいて、
ごちゃごちゃなのに整理されているというとんでもない感覚。

Rogerの後任のTony ChoyCynic、Pestilenceにも在籍経験があるが、
ある意味Rogerの無理難題にも応えたといえるベース技術で、
これまた凄いなあ…と感心ばかりしてしまうが音源だ。

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タグ: Atheist    USA  1991-1995  個人的良盤 
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Blackwater Park : Opeth (2001) 

スウェーデンのプログレッシブデスメタルバンド、Opethの5thアルバムを紹介。
イギリスのMusic for Nationsよりリリースされた。

Blackwater ParkBlackwater Park
(2001/03/13)
Opeth

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このブログの"Progressive"カテゴリーを見てもらえれば解る通り、
基本、私はProg-Metalに対して理解があまりないのだが、
それでもこのアルバムは素晴らしいと思う…、
というよりきっとプログレ要素でない部分に対して評価しているのだろう。

前作と比べるとますますデスメタル要素以外の部分のクオリティが増しているが、
プログレ的複雑難解な音楽というより、
むしろ叙情的でメロウなサウンドに酔わされているのではなかろうか。

"Prog-Metal"の知的さというのは二つパターンがあって、
一つは「雑学の押し付け」的な知識のボリュームによる知的さ、
もう一つは本当の知識の深さを指す知的さ。
このアルバムの感じる知的さとはもちろん後者を指す。

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タグ: Opeth  Sweden  個人的良盤  2001-2005 
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Octavarium : Dream Theater (2006) 

アメリカのプログレッシブメタルの草分け的存在、Dream Theaterの8thアルバムを紹介。
Atlantic Recording Corporationよりリリースされた。

OctavariumOctavarium
(2005/06/07)
Dream Theater

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このアルバムを聴いてからもう7年もたつのか、と感慨深くなるが、
先に言っておくとDTのアルバムとしては自分は好きな方である。

何が良いかというと久しぶりにポップな一面を見せているところである。
この前作のレビューの時も言っていたが、
結局このバンドはヘヴィだけでもプログレだけでも自分は気に入らなくて、
そこにポップさが入らないと魅力を感じない。

しかしそれは私はバンドとしてこれ以上追う気力を失わせた点でもある。

このバンドのこととなると色々難しく聞いている人が多くて、
「あーそうですか」となるがそんな難しいこと考えながら聞くなんて自分には無理なのだろうナ。

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タグ: Dream_Theater  USA  2006-2010 
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s/t : Consciousness Removal Project (2008) 

フィンランドのポスト/プログレッシブ/スラッジメタルのConsciousness Removal Projectの1stアルバムを紹介。

CRP.jpg

Antti Loponenのワンマンバンド。
ヴォーカルも楽器の一部のような浮遊感のあるサウンド。
アンビエントとスラッジメタルがまぐわったような印象を持つ。

ISISなどが好きな人にはおすすめ。

何しろフリー音源なので!
Bandcampのフリー音源は捜したらきりがないが、
これはなかなかのクオリティなので安心してダウンロードしましょう。

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タグ: Consciousness_Removal_Project  Finland  2006-2010 
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Monolith : In Mourning (2010) 

スウェーデンのプログレッシブメロディックデスメタルバンド、In Mourningの2ndアルバムを紹介。

MonolithMonolith
(2010/02/02)
In Mourning

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同郷のOpethからの影響が大きいと言われるバンド。
確かに技巧的でプログレ思考なリズム陣などそう感じなくもないが、
そこまでプログレッシブな雰囲気を感じず、
むしろメランコリックなゴシックメタルというように感じた。

そのメランコリックさとか、見え隠れするモダンヘヴィネスへのアプローチなど、
何となくあざとさを感じてしまうためのとオリジナリティにかける気も。

Barren Earthが好きな人などは美味しく頂けるとは思うが、
こういうジャンルに精通している人は食傷気味になるかもしれない。

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タグ: In_Mourning  Sweden  Opeth  Barren_Earth  2006-2010 
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Curse Of The Red River : Barren Earth (2010) 

フィンランドのプログレッシブ/サイケメタルバンド、Barren Earthの1stアルバムを紹介。

Curse of the Red RiverCurse of the Red River
(2010/03/23)
Barren Earth

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以前、紹介したEP盤"Our Twilight"を先行としてのフルレングスアルバム。
一曲"Our Twilight"だけ被っているが、ちょっとバージョンが異なる。
このアルバムに収録されている方が1分近く長い。

EP盤とほとんど印象は変わらず70年代プログレ+Amorphisチックなサイケ臭。
とりあえずOpethAmorphisSwallow the Sunあたりでビビッと来るなら、
買って損はないアルバム。

でもそういう風に各バンドの印象を片手に聞いてみると、
あまりに予測の範疇に収まるサウンドで期待以上の感動が無い危険性あり。
特に何も考えずAmazonで手に入れたEP盤の方が感動は大きかったかな。
でも良いアルバムなのでぜひぜひ。

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タグ: Barren_Earth    Amorphis  Waltari  Moonsorrow  Finland  2006-2010 
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After : Ihsahn (2010) 

ノルウェーの元EmperorIrsahnがプレイするプロジェクトの3rdアルバムを紹介。
ジャンルはプログレッシブ/アヴァンギャルドブラックメタル…かな?

After (Bonus Dvd) (Dlx)After (Bonus Dvd) (Dlx)
(2010/01/26)
Ihsahn

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Emperorの1stから4thアルバムまでの変遷をたどれば、
音楽的造詣の深いIrsahnがやがてこういうサウンドに行きついたのは納得がいく。
多分1stが好きな人にはあまり引っかからないサウンドなのでは。

いずれもプログレの影響を強く感じる(特にOpeth系統の)が、
そこにサックスを混ぜてアヴァンギャルドな雰囲気を出したり、
往年のブラックメタルに近いアグレッシブさをかましてきたり
一曲一曲、雰囲気の異なる楽曲が並んでおり、面白い。

今度、KABUTO METALなる国内メタルフェスに来るので、
行ってみようかなーとか考えていたりする。

ちなみにサックスプレイヤーはJørgen Munkeby
プログレ/エクストリームジャズというジャンルのバンドであるShiningに所属。
(あのスーサイダルブラックのShiningとは同名だが異なる)
そっちのアルバムも良い意味で意味が解らないプログレ感を存分に出している。
いずれ取り上げる予定。

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タグ: Irsahn  Emperor  Norway  2006-2010 
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Still Life : Opeth (1999) 

スウェーデンのプログレッシブデスメタルバンド、Opethの4thアルバムを紹介。

Still Life (W/Book) (Spec) (Dig)Still Life (W/Book) (Spec) (Dig)
(2008/04/15)
Opeth

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当時、Opeth初体験のアルバム。
初めて聞いたときにあまりの素晴らしさに脱帽したとともに敷居の高さを感じた良作。
しっかりと聴かないといかん、と逆にしばらく聴けなかったのを覚えている。

内容としては70年代プログレロックナイズなデスメタル。
古き良きプログレとデスメタルを分子分解して再構築したとでも言おうか。
単なる70年代プログレの猿真似ではないことを強調したい。

猿真似と本物の違いは、表面だけではなく、深部まで消化しているのだ、
ということを教えてくれる素晴らしいアルバムだ。
もちろんデスメタルの側面から見ても凄いよ、これは。

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タグ: Opeth  Sweden  個人的良盤  1996-2000 
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Piece Of Time : Atheist (1989) 

アメリカはフロリダのプログレッシブ/テクニカルデスメタルバンド、Atheistの1stアルバムを紹介。

Piece of TimePiece of Time
(2005/09/13)
Atheist

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以前、3rdアルバムを紹介したが、もちろんこの1stも必聴。
1stアルバムとは全く思えないテクニカルな内容。
ベースが半端ないし、ドラムも半端ない。
そしてギターが何をやってるんだかわからんテクニカルさ。

やっぱりこのバンドは"ジャズ"の魂が込められている。
演奏が非常にスリリングで、調和というより競争しているような感じ。
「もっと行け!もっとやれるだろう!」と。

それを最も煽っていたのがベースのRoger Pattersonだろう。
彼はこのアルバムリリース後のツアー中に交通事故で死亡してしまった。
彼の後任も素晴らしいプレイヤーだったが、
このバンドの栄光ある青写真が崩れた瞬間だった。

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タグ: Atheist  USA  1986-1990  個人的良盤 
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