Devanation Monumentemples : Genocide Shrines (2012) 

スリランカのウォー/ブラック・デスメタルバンド、Genocide ShrinesのデビューEPを紹介。
インドのCyclopean Eye Productionsよりリリースされ、アナログver.はドイツのIron Bonehead Productionsよりlim.500でリリースされた。

Genocide_Shrines_EP.jpg 

 ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブックにインタビューが掲載され、また1stアルバムが世界中のブラック・デスメタルフリークから大絶賛されたスリランカのアンチ仏教ブラック・デスメタルバンドのデビューEPである。こちらはこれまたインタビューが掲載されたレーベル、Cyclopean Eye Productionsからリリースされておりそのあたりはぜひ本を読んでください。

 さてインドのDIYレーベルからリリースされたというわけで、当時の日本でこのバンドを知っていた人は少なかったと思うし自分もそうだったわけだけど、この頃から「坊さん皆殺し」を掲げて、こんなにも「地獄」というか「輪廻の否定」を感じさせるサウンドをスリランカから出していたというのは本当に驚きでしかない。

 1stアルバム収録曲に比べると楽曲の展開や曲間のつなぎなどのトータルの仕上がりのところで粗が目立つけれども、目の前の事象に対する「渦巻く感情の発露」と置かれた状況への「冷徹な視線」という相反する感情が両立しているようなサウンドは既に確立していて非凡さを感じる。1stを聞いて彼らのサウンドに惹かれた人なら間違いなく期待を裏切らない。

 さらに個人的には今まさにこれを聞いて当時からとんでもないバンドがスリランカで存在していたんだという事実が広大なエクストリームメタルの裾野、広がり、そして局在を証明しており、今も自分のあずかり知らぬ何処かで強烈なサウンドが生まれているのだろう。そのような未知なるサウンドへの憧憬を信じることができる作品だ。

Encyclopaedia Metallum - Genocide Shrines
Bandcamp - Iron Bonehead Productions
タグ:   Genocide_Shrines  Sri_Lanka  個人的良盤  2012 
Black  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top