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Imperator of Evil : Sadokist (2012) 

Sadokist_demo2_.jpg フィンランドのベスチャル・ブラックメタルバンド、Sadokistのデビュー3作目のデモを紹介します。あの悪名名高きBlack Goat Terrorist 666よりlim.200でテープにてリリースされました。普段はウェブ上で写真引用させてもらっていることが多いのですが、すぐに見つからなかったので写真をパシャリと。んで、これを書くにあたりDiscogsを見に行ったら、今予想外に高騰しているのでしょうか。これを書いている段階だと10290円って出てるんですけど(笑)。

 内容の方ですが、2ndデモの記事に引き続きの記事ということもありまして、変化点を述べたいと思うのですが、まずカバーデザインから。前作に対していきなりシックな印象を持つと思うんですよ。骸骨人間が馬乗りになって顔面に岩石を打ち続けているんですけど、まさにこのサディスティックというか、相手に躊躇なく岩を振り下ろせるサイコパスっぷりです。これがこのバンドのカラーと非常によくマッチしているんですね。というわけで一気に前作と比べてサウンドもヤバくなりましたね。前作をベースにしている音ではあるんですが、そこにすごい病的・猟奇的な要素が絡まって、一気にSadokistSadokistたらしめたと思います。バンドのアイデンティティが生まれた瞬間に立ち会ったような名作デモだと思います。

 BGT666はその後、このデモを含む編集盤"Afterlife Existences"をリリースしているらしいのですが、私は残念ながら実物を見たことがなく出回っていないのではないかと思います。うーんなんてこったい。このデモは是非とも再発すべきじゃないでしょうか!?現状入手も難しそうなんでYoutube貼っておきます。

タグ: Sadokist  Finland  demo  2012 
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Horrors from Hell : Sadokist (2010) 

Sadokist_demo1.jpg フィンランドのベスチャル・ブラックメタルバンド、Sadokistのデビュー2作目のデモを紹介します。スウェーデンのBestial Invasion Recordsよりlim.500でテープにてリリースされました。こちらはデッドストックを弊ディストロで扱わせてもらったことがありましたがSOLD OUT済です。

 1stアルバムが我らが日本のDeathrash Armageddonでリリースされたこともあり、知名度は比較的高めなのではないかと思います。あの音源でカルトでシックなサディスト全開のブラックメタルを展開していたことから、Beheritや初期Impaled Nazareneといったフィンランドの大先輩の血脈的にフィーチャーされたこともあるバンドですが、この音源を聞くと良く解る通り、この初期の彼らのスタイルはかなり南米ベスチャル寄りのブラック・スラッシュメタルをプレイしていたことがわかります。Sarcófagoのカバーで"Sathanas"をプレイしていますが、オリジナル2曲とあわせて何も違和感がない印象です。

 ドラムの暴れっ散らかしぷりといい、南米の音源かな?と勘違いしてもおかしくない内容でこれはこれで強烈ですが、後のシックなスタイルの開幕前夜とでもいったところでしょうか。昨今のフィンランドのアンダーグラウンドなバンドの中では比較的ネームバリューが上がってきたバンドだと思いますので、そういうバンドの歩みを感じる一本です。
タグ: Sadokist  Finland  demo  2006-2010 
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Blackground : Kalterit (2016) 

フィンランドのブラックメタルバンド、Kalteritのミニアルバムを紹介。
日本のDeathrash Armageddonよりリリースされた。

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 フィンランドのトレンドスローター軍団ことSadokistに在籍するSadist Stalker氏により独りブラックメタルバンドである。何せ「90年代こそが本当のリアルであり、現在のカセットテープやらアナログレコードにも唾を吐いて、CD媒体をサポートすべき」だと言っている連中だから、独りバンドでもさぞかし…と思って聞いてみるとこれが面白い。

 Sadokistでも展開されているブラック・スピードメタル成分も感じられるが、それよりスラッシュメタルの影響下にありながら邪悪さが飛びぬけて演出面においてもオドロオドロしさが光り、シンセサイザーの使い方も懐かしく、単調なトレモロリフによって強引に推し進められるスラッシーなナンバーは90年代前半のブラックメタルを忠実に再現していると言えよう。特にフィンランドのブラックメタルらしさといえばUrnあたりが思い浮かぶスタイル。

 急にメロディックなリフが挟まったり、イーヴィルなハードコアにも近い楽曲もあったりするなど、とにかくあの頃のサウンドを詰め込んだミニアルバムで、イントロを含めないと4曲20分弱程度の収録時間であるものの、90年代リスペクト全開さが様々なカラーで現れていて素晴らしい。

 どうしても80年代のエクストリームメタルというものがオールドスクールと評されがちではあるが、既に90年代も20年以上前のことであり、今後ますます90年代をリスペクトした若手バンドも地下で増えてきそうだと感じさせる。

Encyclopaedia Metallum - Kalterit
タグ: Kalterit  Sadokist  Urn  FInland  2016 
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