Rausch Der Misanthropie : Branikald (1998) 

ロシアのカルトブラック/NSBMバンド、Branikaldの6thアルバムを紹介。
ロシアのStellar Winter Recordsよりカセットでリリースされ、後にドイツのEwiges Eis Recordsより再発された。

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ファンからは通称「青盤」と呼ばれて愛されて(?)いる一枚。
この頃の音源はアトモスフェリックなアプロ―チを多用しているが、
それらに比べると幾分ブリザードリフとメロウさを重視しているように感じる。
…が、そこはもちろんBranilkald、どこからどう聞いても彼らの作品。

一曲一曲が5分程度で、他の音源は10分越えの曲が多いことから、
上記の特徴も相まって初めてBranikaldを聞く人にとっては、
入門編になりうる一枚だろう。

リイシュー盤はDiscogsで現在\400を切っている状態なので、
比較的入手が楽ということも加えて入門には最適といったところか。
このアルバムを聞いて次はこれかな。

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Rdjandalir : Branikald (1996) 

ロシアのカルトブラック/NSBMバンド、Branikaldの2ndアルバムを紹介。
BBHで自主リリース(テープ)された後、2008年にStellar Winter Recordsからリイシューされた。

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以前1stデモの紹介でも書いた通り、
自分をアンダーグラウンドブラックメタルへと回帰させたバンドである。

アトモスフェリックが同居した幽玄的なサウンドとメランコリックなリフをミニマリズムに紡いでおり、
1stデモの者に比べるとアグレッシブさが減退してより淡々とした楽曲へ。
淡々と、と表現してしまうとマイナスな表現にも聞こえるが、
彼らの形成している世界観は、この「淡々さ」が非常にマッチしている。

個人的にはBurzumが3rdアルバムで表現していた虚無世界を、
似たベクトルで表現しつつ異なる方向性も示しているように感じる。
アンダーグラウンドブラックを語るなら避けられない一枚ではなかろうか。

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We Are True, We Are Hate!!! : Grom (2005) 

ロシアのブラックメタルバンド、Gromの2ndアルバムを紹介。
ロシアのMusica Productionよりリリースされた。

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同名のブラックメタルバンドは結構多くてこのGromは若干外れの方。
NSBM/ペイガンブラックで有名なGromはアメリカの方と、
あとStellar Winter Recordsに所属していたロシアはモスクワのバンドか。
このバンドはShchelkovoという地域出のバンドの様である。

ブックレットに "ピュアブラックをプレイしている!" みたいなことを宣言しているのに、
内容としてはブラック風味のグラインドコアっていう方が近い。
とはいえグラインドブラックというかウォーブラックのような作風ではなく、
もう少し硬質な音になっていて無機質といった印象。

正直、バンド名間違えで購入してしまったためちょっと残念な感じ。
これを書くにあたって改めて今聞いてみているが、
割り切ってグラインドとして聞いてしまえば悪くはない、程度。

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The Throne Of Immortal Ones / Hammer Of Holocaust : Na Rasputje (2008) 

ロシアのNSBMバンド、Na Rasputjeのコンピレーション盤を紹介。
Armour Get DawnCyberborea Recordsの共同リリースで、後にWinter Solace Productionsよりカセットリリースされた。

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1997年より地下活動していたNSBMバンドで、
2004年にリリースした2つのデモ音源のカップリングになっている。

どれだけ極悪な音を出しているかと思えば、
非常に哀愁漂う楽曲が多く、かと思えばペイガンチックな重厚な曲があったり、
ヴォーカルの喚くような歌声とのコントラストが素晴らしい。

何より素晴らしいのがアコギの奏での挿入の仕方で、
ロシアという土地柄、北の哀愁と誇りを同時に表わしているように感じる。
聴き終わってみればロシアらしいNSBMという印象がしっかり残る一枚。

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Unbreakable Faith : M8l8th (2009) 

ロシアのNSBMバンド、M8l8thの2ndアルバムを紹介。
Stellar Winter Recordsよりリリースされ、Darker Than Blackからリイシューされた。

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アルバムの現地名は"Непоколебимая Вера".
おや、これがあのM8l8thか?というくらい作風が変わったアルバム。

1stアルバムの頃は思想的危険さがにじみ出てくるようなカルトさがあったが、
このアルバムでは時にフォークメタルのような陽気さも垣間見れ、
プリミティブブラックらしさは大いに後退した作品。
ヴォーカルスタイルも少し変ったような気がする。

これが彼らなりのナショナリズム(アーリア)プライドの表現なのだろう。
が、当初の危険な雰囲気を期待していた人にはあまりに拍子抜けな内容である。
ブラッケンドフォークみたいな聞き方をするとちょうど良いかもしれない。

なおDarker Than Blackからの再発盤にはBurzumのカバーが追加されている。

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Bloodrain III Nomen Nostrum Legio : Bloodrain (2006) 

ロシアのNSBM/ブラッケンスラッシュバンド、Bloodrainの3rdアルバムを紹介。
2ndと同様にHexenhammerよりリリースされた。

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前作のメロディアスなブラッケンスラッシュはどこへやら、
今作ではメロディはほぼかなぐり捨てて、
アグレッション豊かなブラッケンスラッシュで勝負している。

今まではMayhem、Kreatorのカバーを収録していたが、
今作ではProfanaticaのSpilling Holy Bloodをカバーしていたり、
真性ブラックメタルに趣向が少し寄ってきているとも言える。

ヴォーカルはやっぱりいつものまくしたてるスタイルなのだが、
アルバム自体が甘口からかなり攻撃的なものになったこともあり、
印象はちょっと異なる感じだがこれはこれで良い。

2ndが好きな人からしたらかなりがっかりしたものかもしれないが、
攻撃的で地に足付いたブラッケンスラッシュという意味では高質ではなかろうか。

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Bloodrain II Ultimatum : Bloodrain (2003) 

ロシアのNSBM/ブラッケンスラッシュバンド、Bloodrainの2ndアルバムを紹介。
自主リリースの後、Stellar Winter RecのサブレーベルであるHexenhammerよりリリースされた。

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あくまで1stアルバムの延長線上にあるサウンドだが全てにおいてパワーアップ。
前回より派手なメロディや土着的なメロディを採用し、
時に正統派のメロディ、リフを盛り込んで聞きやすくなっている。

あくまでブラッケンスラッシュとしてのアグレッションも段違いにアップし、
まくしたてるヴォーカルも相乗効果で抜群に聞こえる。
リスナーを畳みかけてくる勢いが本当に素晴らしくノックダウン。

ブラッケンスラッシュとしてはメロディ盛り込み過ぎで、
このジャンルとしてはかなり甘口に感じるところもあるが、
甘口だからこその良さというかこれは素晴らしいアルバム。
しかも値崩れしていて安い。なぜ。

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De Vermis Mysteriis : Bloodrain (2001) 

ロシアのNSBM/ブラッケンスラッシュバンド、Bloodrainの1stアルバムを紹介。
自主リリースの後、2008年にカナダのMorbid Winterよりlmd.1000でリリースされた。

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とにかくこのバンドはまくしたてるヴォーカルの存在感があって、
その点に関してはこの1stアルバムから現れている。
そのまくしたてによってスピードアップしていくブラッケンスラッシュなのだが、
なんかこうハードコア的なノリにも感じるところに自由さがある。

ベースには北欧ブラックのメロディアスなリフと、
ブラッケンスラッシュの突貫っぷりが合わさったような内容で、
この1stにおいてはまだサウンドプロダクション含めて甘い作り。

自分は2nd、3rd聞いてからこのアルバムを聞いたので、
気に入ったバンドの系譜として手に入れたが、
このバンドの入門用には適していないだろう。

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By The Wing Of Black : M8l8th (2004) 

ロシアのNSBMバンド、M8l8thの1stアルバムを紹介。
Stellar Winter Recordsからリリースされて、2008年にも再発された。

m8l8th_1

アルバムの現地名は"Чёрным Крылом"
オリジナルのリリースではリハーサルデモ音源8曲が追加されており、
逆に2008年の再発盤ではリハ音源は入っていないので注意されたし。

ロシアのNSBMを代表するバンドの一つで、
1曲目からこのジャンルおなじみの演説が始まり、
その後の楽曲もプリミティブブラックとして質の高いサウンドを披露。
ちょっと癖のあるヴォーカルもまたバンドの危険さをうまく表現していると言える。

恐らくこの手のジャンルが好きな人はほとんど全員持っているアルバムだが、
逆にプリブラは聞くけどAbsurdみたいなNSBMはちょっと…という人には、
このアルバムはちょうどいい内容ではなかろうか。

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Величие : Drevo (2008) 

ロシアのアンビエントペイガンブラックメタル独りプロジェクトのDrevoの1stアルバムを紹介。
ロシアのKunsthauchよりリリースされた。

Drevo_1

RodovestというロシアのNSBMバンドのメンバーがやってる独りプロジェクトで、
検索にはДрево(Drevo)、Родовест(Rodovest)で検索しないとほとんど情報が出てこない。

Rodovestのような攻撃的なNSペイガンブラックの側面はわずかで、
アンビエントというよりエレクトロニカかというような曲もあったり、
アンビエントブラックらしい作風もあったりして、
何となく映画のBGM的な情景を感じさせる内容になっている。

海外ディストロで買い物をしたらオマケでつけてもらったものなので、
長らく積み音源として醸造されていたが、
聞いてみると悪くないクオリティ…さすがに何度も聞こうとも思わないが。

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