:Pure Misanthropia: : Stalaggh (2008) 

オランダのノイズプロジェクト、Stalagghの4thアルバムを紹介。
オランダのNew Era Productionsよりリリースされた。

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最初に断っておくと当方ノイズにはまるっきり理解が無い。
このアルバムは当時、話題になっていたので買ってみたは良いのだが、
再生の途中でやめてしまいそのまま売ってしまった経緯がある。

時は経て久しぶりに聞いてみてもやはり全く理解できなかったが、
聴きとおしてみるとたまにメタル畑でも聞けるタイプのノイズパートもある
どういう意図の音楽なのかについて調べてみたので以下に記す。
そのため普段のブログ記事より長くなることをご了承あれ。

・ オランダやベルギーのノイズ/ブラックメタル/インダストリアルアーティストが結集したプロジェクトである。

・ ニヒリズム、恐怖、人間や人生への嫌悪の具現化を目的としている。

・ プロジェクト名"Stalaggh"は、Stalag-G.H.の造語で、Stalagとはナチの捕虜収容所のことであり、G.H.はGlobal Holocaustの略だと言う。

・ このアルバムは3rdアルバム"Projekt Misanthropia"のオリジナルレコーディング盤である。

・ 3パートに分けて録音してあり、それらは7人の精神病患者の声を使用している。

・ 1パート目は廃工場でレコーディングした。30年以上打ち捨てられていた建造物で数週間後には壊される予定のものであったため、メンバーと精神病患者は中にあるものの破壊を許された。マイクを数か所において嫌悪感の赴くままに手当たり次第破壊した。このレコーディングは3時間かかったとのこと。

・ 2パート目は古い修道院のチャペルでヴォーカルセッションを録った。そこで狂気の咆哮、叫びを録った。そこを使うのには困難を極めたが、オーナーに「スクリームセラピー」を患者に施すと言い聞かせて解放してもらった。

・ 3パート目はブラックメタルの要素を加えたが、構成や効果音などについてであり、リフなどは全く導入していない。

以上がこのプロジェクトについての説明とアルバムの製作過程である。
「自分たちはアーティストではない。アーティストは創作だが、我々は破壊を行っているのだ」
と語るあたり、音楽として聞くのではなく違う何かで聞くべきなのだろう。

造詣が深まったところで何度も聞こうとは少しも思わないものではあるが、
全くのキチガイ音楽ではない何かであることは理解できた。
タグ: Stalaggh  Netherland  2006-2010 
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