The Essential : Tinner (2008) 

フィンランドのクラスト/ハードコアバンド、Tinnerのコンピレーション盤を紹介。
日本のReset Not Equal Zero RecordsよりCD-Rでリリースされた。

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 この音源の出会いは惜しまれながらも今年閉店された京都のAVISであった。私自身、生まれて初めて身寄りの全くない関西での独り暮らしが始まり、自分の居場所を模索している中でお世話になった店である。そして小さいフロアの真ん中にカゴか何かに入っていたと思うが「よくわからないCD-R」たちがあった。当時の自分は今よりもジャケ買いをしており、興味本位に数枚レジに持っていったのが馴れ初めというやつだ。

 その頃の自分はクラストというものが何か良く解らず、かつ今のようにネットを通して音楽の情報収集をしていなかったので「Motörheadのような感じかな」と勝手にジャンル分けしていたものだ。しかし何故か当時の自分にはこの音が実に心地良く、その理由がいまいち分からなかった。

 今となっては良く解る。演奏が決してうまくないのだ。この整合感のなさは自分の畑で話すなら初期Sodomにも近いように感じる。いや演奏などは初期だけど音楽性はやや中期みたいな感じかな。それが実に自分の性に遭っていたのだと。この頃既にDischargeだのなんだのとクラストの重鎮を聞いていればまた違っていたのだろうけれども、音楽とは出会いであり、自分にとってクラストの初体験はこのTinnerだったので、自分にとってはこの音源は非常に重要で思い出深い一枚なのだ。BeheritBlasphemyの境界を乗り越えたのは間違いなくこの頃の音源履歴に依るものであった。つまり「混沌」の入り口だったということか。

BeheritにドハマリしてもBlasphemyが乗り越えられない時期があったんです)
タグ: Tinner  Motörhead  Discharge  Finland  2006-2010 
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