Depression Of Surtr : Moloch (2009) 

ウクライナの独りブラックメタルバンド、Molochのコンピレーション盤を紹介。
アメリカのBlackmetal.com Recordsよりlim.1000でリリースされた。

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Molochの2007年~2009年に出した音源からのコンピレーション盤で、
彼の場合はダークアンビエントの作品も多いのだが、
このコンピは完全にプリミティブブラックメタルオンリーの作品である。

モノクロームでミサントロピックな風景を想起させる単調かつノイジーなギターの響きと、
デプレブラックナイズな絶叫ヴォーカルが添える形で進むスタイルだが、
アルバム後半はメランコリックなメロディとアグレッシブなスタイルも聞けるし、
Nargaroth、Moonblood、Darkthrone、そしてBurzumへのリスペクトも垣間見れる。
(後者2バンドはカバーも収録)

「音源を全て集めたら願い事がかなう」と言われるほどリリースが多く、
聞いてみたいけどどれを買ったら良いんだろう?となる人もいると思うが、
そういう人にはこの音源はちょうど良いのではないだろうか。

Encyclopaedia Metallum - Moloch
タグ: Moloch  Nargaroth  Moonblood  Darkthrone  Burzum  Ukraine  2006-2010 
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Supreme Black Force Of German Steel : Moonblood (2004) 

ドイツのカルトブラックメタルバンド、Moonbloodのブートレグアルバムを紹介。
"Not On Label"で誰がやったか不明なブート。(ブート嫌いの人には陳謝)

moonblood

前身バンド含めて1990~2000年に活動していたカルトブラックメタルバンドで、
リリースは全てカセットかLP、しかも少数リリースと、
カルト性を後生大事に保って解散したため世の中にブートレグが出回っている。
そのブートの中でも今回の紹介するものが一番よく出回っており、
これならDiscogsで500円ちょいで出ている。

内容としてはDarkthrone直系の直球リフとコールドリフを織り交ぜたものだが、
あれよりも意図的にアンダーグラウンド臭漂わせている音の使い回しが面白い。
それなのに中期Bathoryのようなエピック/ヴァイキングな勇壮さも感じさせ、
とても面白くも、危うさも感じるギリギリのバランスがカルトっぽい。

多分、これ以上少しでもクサくしてもカルトっぽさがないし、
これ以上にシビアにしても逆に普通のブラックになりかねないという辺り、
このバランス感覚がこのバンドのカルトブラックとして優れている点ではあるまいか。

Encyclopaedia Metallum - Moonblood
(この音源はブートのためリストに記載ありません)
タグ: Moonblood  Germany  2001-2005  Darkthrone  Bathory 
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