Hades Rise : Aura Noir (2008) 

ノルウェーのブラック/スラッシュメタルバンド、Aura Noirの4thアルバムを紹介。
イギリスのPeaceville Recordsからリリースされた。


Hades RiseHades Rise
(2008/09/02)
Aura Noir

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このアルバムではBlasphemer氏がゲスト扱いで正式メンバーから外れている。
この時期は彼がMayhemからも離脱だった時で、
Ava Inferiのヴォーカルと結婚してポルトガルに移住したからだと思われる。

アルバムの内容としては後期Aura Noirらしいミドルテンポ主体のブラックスラッシュ。
70~80年代のへヴィメタルの要素もわずかに感じられ、
ベテランらしい幅広い引出しから作られている作品に仕上がっているが、
1stアルバムの頃の作品が好きな人には「アレ?」となること請け合い。

8曲目以降は急にストレートでザクザクなスラッシュメタルを披露したり、
衰えではないことをリスナーに高らかに宣言しているような感じ。
でも自分も8曲目からのスタイルの方が好きかな・・・

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タグ: Aura_Noir  Norway  Mayhem  2006-2010 
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La Masquerade Infernale : Arcturus (1997) 

ノルウェーのブラックメタルプロジェクト、Arcturusの2ndアルバムを紹介。
イギリスのMusic for Nationsよりリリースされ、国内盤もポニーキャニオンからリリースされた。
その後、しばらく再発も無くリリース元も消滅したが、最近ヴァイナル専門再発レーベルのBack on Blackから2LPで再発された。

arcturus2.jpg

UlverGarmMayhemHellhammerが中心となったブラックメタルプロジェクトで、
1stアルバムでシンフォニックブラックメタルの名盤を叩きだした後、
このアルバムを経て3rdアルバムでは大仰でドラマチックなスペースオペラメタルへ。

ではこの2ndはというとそれら1ndと3rdを足して2で割ったような内容で、
3rdに向かうまでの過渡期にあった音楽性になっていて、
自分は3rdを聴いた後だったのでどうも物足りなさを感じたものだった。

しかし改めて(それこそ10年以上)久方ぶりに聞いてみると、
やはりタダモノでないメンバーによるタダモノでない音楽である。
特にHellhammerのドラミングがバッチリ決まっていて、
エクストリームとは言い切れない音楽性の中でも溶け込んでいるのが面白い。

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タグ:   Arcturus  Ulver  Mayhem  Norway  1996-2000 
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The Dark War Has Begun : Bestial Summoning (1992) 

オランダのプリミティブブラックメタルバンド、Bestial Summoningの1stアルバムを紹介。
スウェーデンのNo Fashion Recordsの初リリース作品であり、近年、CDやLPなど再発されている。

bestialsummoning.jpg

初期ブラックメタルを語る上で必ず挙げなくてはならないのがこの作品。
1990年に結成されたこのバンドはまだブラックメタルがブラックメタルとして、
完全に定義される前に超極悪なブラックメタルをやっていた。

時期としてはBlasphemy、Beherit、Mayhemなどと同じ時系列だと思うが、
そのMayhemのDeadとは交友があったようで彼はこのバンドに一目置いていたという。
そしてこのアルバムは自殺した彼に捧げた作品である。
そしてDead云々関係なく聴けば解る邪悪なカルトブラックだ。

このアルバムの後、デモ1本、ライブ盤1本を残して解散してしまったが、
シーンからの去り方も含めてカルトなスタイルを貫き通したといえる。
なおギタリストだったConscicide氏は2008年に自殺で亡くなっている。

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タグ: Bestial_Summoning  Netherlands  個人的名盤  Mayhem  Dead  1991-1995 
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Ten Years of Blasphemy : Black Torment (2008) 

メキシコのブラックメタルバンド、Black Tormentのコンピレーションを紹介。
チリのSpreading the Pest Productionsよりカセットでリリースされた後、Old Cemetery RecordsよりCDで再発された。

blacktorment.jpeg

タイトル通り結成10周年記念的なコンピレーションで、
今までの音源からまんべんなく収録されている・・・のだが、
ジャケットの黒地に赤の文字にただならぬウォーブラック感を感じてのジャケ買い。
バンドの素性などは何も知らずに買ったので詳細は不明。
そういやBeheritのトリビュートに参加していた。

聴いてみると思ったより真っ当なブラッケンスラッシュをやっていて、
結構普遍的なスラッシュのリフを多用している印象で、
あくまでブラックメタルの範疇ではあるが思ったより冒涜度は高くない。

調べてみればブラッケンロール番長のRottenのメンバーも一部在籍しているのも頷ける。
またカバーではMayhemのFreezing Moonをプレイしていたり、
思ったような作風ではなかったもののこれはこれであり。

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タグ: Black_Torment  Mexico  Beherit  Rotten  Mayhem  2006-2010 
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Chimera : Mayhem (2004) 

ノルウェーのブラックメタルレジェンド、Mayhemの3rdアルバムを紹介。
Season of Mistよりリリースされた。

ChimeraChimera
(2004/03/28)
Mayhem

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前作2ndでUlverのTore YlwizakerやCadaver IncのAnders Oddenをゲスト起用し、
テクノなどの音楽を大胆に導入した前衛的なサウンドに挑戦したものの、
評判はいまひとつ、このアルバムで再度、純ブラックメタルに返り咲いた。

Mayhemの場合、1stアルバムを基準に全て語られがちだが、
あのアルバムは今さら振り返るとこのバンドの中ではかなり異端な作風に思われる。
一方でこのアルバムは真っ当なMayhemというか、
完成度の高いブルータルなメタルアルバムだと言える。
各パートのパフォーマンスも高いレベルにある。

しかしあの当時の特異なシーンを反映したと言える雰囲気、
これはこのアルバムには備わっておらず、
言わば普通の良作に留まっている…カリスマ性の欠如とでも言おうか。

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タグ: Mayhem  Norway  2001-2005 
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Wolf's Lair Abyss : Mayhem (1997) 

ノルウェーのブラックメタルレジェンド、MayhemのEP盤を紹介。
イギリスのMisanthropy Recordsからリリースされた。

Wolf's Lair AbyssWolf's Lair Abyss
(1997/11/14)
Mayhem

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Euronymous亡き後、事実上解散状態だったMayhemだが、
HellhammerManiacNecrobutcherを呼び戻し、
Aura Noirでも知られるBlasphemerが加入しての復活作。

メンバーの一新と、再起の中心となったHellhammerの志向で、
名盤1stとは異なる作風のブラックメタルに仕上がっている。
怪しげというよりかなりブルータルでドラムの手数も多いアルバムだ。

またManiacのヴォーカルがAttilaのスタイルと異なり、
呪詛的というより悪魔的な振る舞いで強烈。
改めて聞いてみても完成度の高いブルータルなブラックメタルアルバムだと思う。

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タグ: Mayhem    Norway  1996-2000 
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Tribute To Mayhem (Originators Of The Northern Darkness) : V/A (2002) 

超豪華メンツでおくる夢のMayhemトリビュート盤を紹介。

Trib to Mayhem: Originators of Northern DarknessTrib to Mayhem: Originators of Northern Darkness
(2002/03/19)
Various

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とりあえず曲目。

01. From The Dark Past / Immortal
02. Pagan Fears / Dark Funeral
03. Freezing Moon / Vader
04. Funeral Fog / Emperor
05. Carnage / Behemoth
06. De Mysteriis Dom Sathanas / Limboric Art
07. Buried By Time And Dust / Keep of Kalessin
08. Life Eternal / Gorgoroth
09. Ghoul / Carpathian Forest
10. Into Thy Labyrinth / Seth
11. Cursed In Eternity / Gehenna
12. Deathcrush / Absu


参加バンドが凄過ぎて腰抜ける。
ちょっとVadarだけ毛色違うかなあ…でもヴォーカル頑張ってる。
個人的にはDeathcrushGorgorothにやってもらいたかった。

とりあえず興味を持ったら買った方がいい良トリビュート盤です。
タグ: Mayhem  Immortal  Dark_Funeral  Emperor  Behemoth  Gorgoroth  Carpathian_Forest  Gehenna  2001-2005 
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Deathcrush : Mayhem (1987) 

ノルウェーの伝説的ブラックメタルバンド、MayhemのデビューEPを紹介。

DeathcrushDeathcrush
(2007/11/05)
Mayhem

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まだVenom、初期Sodomあたりのブラッケンスラッシュの範疇のサウンド。
音質も酷いし、音もリズムも外しまくりの爆走アンホーリーメタルを展開。

現在でもライブでプレーする、
・Silvester Anfang ? Deathcrush
・Necrolust
・Pure Fucking Armageddon

などを収録している、まさに名盤。
04/ Witching HourVenomのカヴァー。

先日のライブでも、Silvester Anfang ? Deathcrushの流れは究極に最高だった!

Mayhemといえばフルレングス1stが名盤中の名盤だが、
この荒々しいデビューEPもまた語り継がれるべき名盤だろう。

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タグ: Mayhem  Venom  個人的名盤  1986-1990 
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Anno Domini : Tormentor (1988) 

ハンガリーの原初ブラックメタルバンド、Tormentorの1stアルバムを紹介。

Anno_Domini.jpg

Mayhemのヴォーカル、Attilaの出身バンドであり、
当初はハンガリーの政治的システムによりリリースされずにデモテープで出回った音源らしいが、
Bathoryらと共にVenomから派生した初期ブラックメタルの最重要バンドの一つである。

特にこのアルバムはブラックメタルの軌跡を辿るならば避けて通れない一枚で、
このアルバムはサタニックスラッシュに、Attilaの特徴的なヴォーカルが乗り、
更に実験的にキーボードを導入しているのが当時としてはチャレンジブルであった。
それらがDarkthroneDissection、もしくはMayhemにも大きな影響を与えたという。

今、聞いてみても、単にパイオニア、資料的価値というだけではなく、
アンホーリーでスラッシーなサウンドに魅力を感じる一枚。

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タグ: Tormentor  Hungary  Darkthrone  Dissection  Mayhem  Pioneer  1986-1990 
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[Live] 25 Years Of Chaos Tour in 心斎橋CLUB QUATTRO 

当日は昼からBathory 1stのTシャツとサルエルパンツで大阪の街並みを闊歩。
高まる気分を抑えながら、会場近くに行くもそれっぽい人がいないので寂しい。

しかしクラブクアトロ内に行けば、ブラックTで身を包む人が沢山いて良かった。
同じBathoryのシャツを着ている人も見かけたのだが、
内心、自分のは悪魔の目が赤いプリントになっているぞ!と鼻高々(笑)

開場後、とりあえずMayhemのTシャツを物販で購入。
東京、名古屋公演でもTシャツがすぐなくなったと聞いていたので焦ったが、何とか買えた。
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CIMG1202_1.jpg CIMG1203.jpg

オーストラリア公演後の日本公演だったのに、日本公演用のLive Tシャツで地味に感動。
日本語で「太陽はもう 二度と昇らない」って書いてある(笑)

さて会場でしばらく同行者と喋っていると、トップバッターのDetritum登場。
日本は東京のバンドだが、ヴォーカルとギターが明らかに外国人。
比較的解りやすいブルータルデスメタルをプレーしていた。
純粋にカッコよかったけど今回のライブでは毛色が違うかな、と思っていた。
しかし、後で解ったことだが、今回、Mayhemにサポートで入ったギタリストの一人が、
このDetritumの旧メンバーだったようで、その縁もあるようだ。

続いてSigh
アルトサックス奏者は不在だったためか、新作からはあまり引用されず、
どちらかというとHangman's Hymnがメインだったような。
Hail Horror Hailもプレーしてくれて凄い良かった。
ヴォーカルの川嶋未来のパフォーマンスも面白かった。
ステージのどちらかというと端よりの最前列だったので、
聖書の火の細工などをライブの最中に整えているのが見えてしまったり。
最後のVenomのBlack Metalのカヴァーが一番盛り上がっていた。
でももっと彼らのオリジナルで盛り上がったらもっと嬉しかったんだけどな。

そしてMayhem。他会場よりはずいぶん早く出てきてくれたようだ。
もっと時間がかかると踏んでいたのでいきなり始まってびっくり嬉しかった。
セットリストなどは下調べした通りで予習も出来ていたので一曲一曲を思う存分楽しめた!

とりあえず最高としか言えない!

Blasphemerが脱退して、代わりにLimbonic ArtMorfeusと、
後は先ほど触れた元DetritumSilmaethのツインギターになったが、
その分だけギターが強調されていたし良かった。

Necrobutcherは愛敬たっぷりの笑顔でビールを飲みながらプレー。
とにかくオーディエンスとよくからんでいて、ライブを盛り上げてくれた。

とりあえずHellhammerのドラミングは半端なさ過ぎて、
スモークがはられたせいでご尊顔はなかなか拝めなかったのだが、
精巧な2バス、ブラストビートが聞こえてくるだけでその存在は絶対になっていた。

最後にAttila Csihar
カリスマとしかいいようのない、そのヴォーカル、パフォーマンス。
1stで聞かせたあの呪詛的なヴォーカルは健在のままに表現力が広がっていた。
血のり、首つり、催眠などなどブラックメタル的なパフォーマンスも面白く、
もうとにかく世界に引き込まれてしまった…。

楽曲でいえばFreezing MoonやPagan Fearsなどの1stの名曲はもちろんにして
Silvester AnfangからのDeathcrushも失禁しそうになるほどかっこよかったし、
締めのPure Fucking Armageddonもやばかった。

語りつくせぬ夜。鳴りやまない耳鳴り。最高のライブでした。
土曜日なんだし、もっと客入りがあってもいいかと思いましたが、
最高のライブを限られた人同士で体感したことに満足することにします。

やっぱライブは最高ですな?。
タグ: Mayhem  Sigh  Detritum  Live 
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