2014.02.19 Wed. 23:03 :edit
Open Fire : Demonical Crisis Assembly (2010)
韓国のInfernal Kaos Productionsよりlim.1000でリリースされた。
ジャケットが内容をまさに示しているようなウォーブラックで、
ひたすら死体の山を築き上げていくベスチャルなブラストに圧倒してくるタイプ。
若干、スラッシュメタルな感じがするのはMantak先輩の影響か。
近年のこのようなBlack/Death/Grind的なウォーブラックは、
特にこの東南アジア発の音源がかなり熱いと言うか、
土地柄などもあるだろうけれども南米的な熱さを強く感じる。
またこの手のジャンルにしてはメロディを混入させていて、
フィジカルにくるグラインディングブラックの中で良いアクセントになっている。
たった30分弱のアルバム、嵐のように終わってしまうが、
このジャンル好きならお勧めできるアジアンベスチャルブラックだ。
Encyclopaedia Metallum - Demonical Crisis Assembly
(今のところ国内ならWeird Truthさんのところに残っているようです)
2014.01.26 Sun. 22:57 :edit
Diabolical Psycholust : Mantak (2009)
マレーシアのEvil Dead ProductionとアメリカのOld Cemetery Recordsよりリリース。
マレーシアはお国柄、宗教の問題でメタルがとてもやりにくい国だといい、
特にブラックメタルはライブで逮捕者が数百人出たこともあるという。
そんなマレーシアのブラックメタル番長である。
とはいってもプリブラというよりはブラッケンスラッシュに近いと思うし、
結構80年代の正統へヴィメタルの系譜を感じさせるメロディが入っていたり、
かなり"真っ当な"へヴィメタルを経由して完成された音に感じる。
過去には我らがAbigail、Barbatosとスプリットを出したり日本のバンドとも交流が深く、
更にex-Hirilorn、ex-DSOのShaxulをゲストボーカルに迎えたり、
アジアのベスチャルブラックシーンを引っ張るバンドの一つだし、
それを音で証明しているのがこの音源であろう。
Encyclopaedia Metallum - Mantak
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