И Берем Плодовете На Нашето Нехайство : Aryan Art (2009) 

ブルガリアの"BulgAryan"ブラックメタルバンド、Aryan Artの3rdアルバムを紹介。
ポーランドのWerewolf Promotionよりテープリリースされた後、フランスのThor's Hammer ProductionsとメキシコのDeath Cult RecordsよりCDでリリースされた。

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ブラックメタルファンジンの記念すべき1号にインタビューが掲載されたNSBMバンド。
従来、Alexander氏の独りバンドだったが今作ではギタリストが参加しているらしい。
そのせいもあってか2ndアルバムまでと比べると若干作風が変化している。

元々フレンチNSBMライクなブラックメタルサウンドだったのだが、
そのスタイルに加えてBBHライクなモノクロームなミニマリズムサウンドと、
そしてBurzumライクなデプレ手前のプリブラが合体した感じ。

このスタイルの変化によって彼のブルガリア民謡の造詣がより深く反映されており、
その物憂げなサウンドが特にメランコリックに胸に突き刺さる。
最後のボーカルレスの楽曲はちょっとInfernal Necromancyっぽいなあ。
と思ったらインタビュー記事にも本人が好きな日本バンドだとコメントがあった。

ちなみにこのアルバムの後は新曲1曲のみスプリットで出して(未聴)、
まだ新作の方は出ていないのだが活動の方はどうなっているのだろうか。

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タグ: Aryan_Art  Infernal_Necromancy  Bulgaria  2006-2010 
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s/t : Gorugoth (2011) 

日本は徳島の独りブラックメタルバンド、Gorugothのコンピレーションを紹介。
日本のZero Dimensional Recordsよりリリースされ、限定盤もlim.199でリリースされた。

gorugoth

90年代初頭から活動していた日本の独りブラックメタルバンドで、
レーベルリリース含めて全てカセットだったために、
一部のマニア以外には存在を知られていなかったバンドである。

HurusomaやGnomeで有名なWood氏との親交もあり、
彼のレーベルであるCosmic Gardenからも音源をリリースしたこともあるなど、
当時のブラックメタルシーン関係者にはかなり知られた存在であったという。
Infernal Necromancyとのスプリットもそこからのリリースされた。

その音源も含まれているこのコンピレーションがCDという形で10年の歳月を経てリリース。
これにはもちろん資料的価値もあるわけなのだが、
当時の活動における神秘的な存在感はサウンドにも存分反映されており、
このバンドの持つ独特の楽曲展開も手伝って、今聞いても古さを感じない。

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タグ: Gorugoth  Hurusoma  Gnome  Infernal_Necromancy  Japan  2011 
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光と闇 : V/A (2012) 

日本のブラックメタルバンド、Infernal NecromancyKanashimiとのスプリットを紹介。
日本のZero Dimensional Recordsよりlim.300、うち66枚は限定盤(Digi)でリリースされた。

hikaritoyami

Infernal Necromancyの新曲という意味でのオフィシャルリリースとしては、
2008年のセルフタイトル以来の作品となったがこれが素晴らしい。
新境地に達したというかさらに彼らのオリジナリティが増したように感じる。

特に今までで一番メロディックな要素の強い#4 "冨獄"の素晴らしさは半端ない。
なぜ素晴らしいか―考えてみたが日本人としての郷愁を強く感じるからではないか。
欧州でペイガニズムをテーマにされたメロディがあるように、だ。
さらにアルバムテーマの悲哀もプラスされて日本人としてグッとくるサウンドだ。

KanashimiIn My Tears以来の作品だが、
灰汁が抜けたように感じるのはサウンドプロダクションによるものだけではあるまい。
Burzumの3rdに近い志向とピアノサウンドの融合を目指しているようだ。
あれに比べて凄みこそ足りないが、朽ちていく肉体が描かれている虚無を感じる。

完全に前者目的の購入であり、後者の聞きこみはまだ足りていないが、
とにかく前者だけでも必聴だし、後者も期待は裏切らないだろう。

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タグ: Infernal_Necromancy  Kanashimi  Burzum  Japan  個人的良盤  2012 
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[Live] Black Sacrifice vol.005 Celestia Japan Tour @ 難波ロケッツ (10/16)  

日本の随一のブラックメタルイベントとなった通称ブラサク。
今回はフレンチブラックの大御所、Celestiaが来日。
主催者は結構大変そうだったけど…。

どちらかというとお目当ては日本勢の方だったんですけどね。

1. Fra Hedensk Tid (Shizuoka)
 元々Kawana氏の独りブラックだったが、去年末からFenrisulfのShuri氏がヴォーカルで加入している。Kawana氏がドラムマシンをスタートさせて曲が始まり、曲の激しさとはうってかわってかなり淡々と進行する。ノルウェイジャンブラックの激しい曲でありながらフレンチブラックの怪しさがミックスされたようなサウンド。マシンじゃなくて誰かプレイヤーがいればもっと見栄え良かったかなあ。この時点ではまだ観客が全然前に来ず、多分2人くらいしか最前にいなかった。私はその中の一人でした。

2. Infernal Necromancy (Nagoya)
 念願のIxNxを生で見ることができて感激して精神的に小便漏らした。最前列でめちゃくそ首振って今も首痛い。めちゃくそかっこよかった。もう今でも目をつぶれば思い出すほどカッコよかった。シンプルな曲進行でありながら単純な曲でないというか、とにかくかっこいい。KaitenやWar Godなどやってほしい曲はバッチリ聴けたのだが、もっと聞きたかった。30分くらい?もう少しやったかな?もっと聞きたかったなあ。MCも感動した。CelestiaのNoktu社長がサイコ氏にコンタクトを取っているとか。いつか海外でもプレイするかも?

3. Cataplexy (Osaka)
 M.Curselord氏が本ライブをもって脱退、残念ながら新ヴォーカルが見つかるまで活動をペンディングするようです。んーーーーー、非常に残念、おしい、M.Curselord氏のヴォーカルは日本のブラックメタル界でも随一の表現力を持っていたと思うので、このライブが最後かと思うと残念。前回のブラサクでは2ndアルバム再現だったので、このライブでは1stの曲もプレイし、メモリアルなライブとして頭に刻まれたのだった。いつでも、戻ってくるのを私は待っています。

4. Celestia (France)
 始まる前はですね、IxNxとCxのダブルヘッドライナー終わったから帰るか、みたいな冗談を言っていたくらいあまり興味がなかったので会場の後ろの方で見てました。Noktu社長がマツコ・●ラックスみたいないでたちで現れて、他のメンバーは全員スキンヘッドのコープスペイントでこれは・・・と思ったが、さすがにブラックメタルの本場だけに雰囲気からしてさすがやなあと思うところも多く、でもフレンチブラックはそんなでもーと思いながら後ろにいたのですが最後の方は前に出て腕を振ってました。アンコールで名曲Spectraをプレイしてくれて満足。

全体の感想
 凄く良いイベントで、ツアーTシャツも購入しましたし思い出に残るライブになりました。全体的にクオリティの高いバンドばかり集まり、時間もダラダラ冗長に伸びず、理想的なライブだったかなあ。ただし客入りが少ない・・・大阪ではこんなものなのかもしれません。でも地元Cataplexyは現メンバー最後だし、IxNxも久々にライブで見れるんだし、おまけに?Celestia来日だからもっともっと人が来ても良かったのではなかろうか。ちょっとさびしさも覚えました。こういうアンダーグラウンドの音楽シーンってリスナー自身も参画しないと、容易に潰れる脆いものです。逆に言えば自分たちがCD買う、ライブにいく、って言う行為自体が大きな意味を持っているということでもあります。主催者の頑張りに敬意を表して、これからも参加していきたいと思っています。
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