Causa Fortior : Eschaton (2006) 

ギリシャのブラックメタルバンド、Eschatonの1stアルバムを紹介。
ギリシャのNykta Recordsよりリリースされた。

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以前、2ndアルバムを紹介したことがあるバンドで、
あの時点ではこの1stアルバムは持っていなかったわけだが、
届いてみればちょっと驚き、気に入った2ndとは作風が異なっていた。

2ndはかっちりした平凡なメロブラで、その平凡さがある意味素晴らしかったのだが、
この1stはドタバタに勢いで進むメロウなブラックメタルで、
ちょっとドラムのリズムがあぶなっかしいところが逆に琴線をくすぐってくる。

なるほど2ndに比べて随分とこちらの方がギリシャっぽいブラックメタルだ。
少なくとも日本ではほとんど人気なさそうで売れ残りも目立つし、
上記の文句にピンとくる人は結構オススメです。

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The Seal Of Genocide : Wargrinder (2012) 

ギリシャのブラック/デスメタルバンド、Wargrinderの1stアルバムを紹介。
ギリシャのNykta Recordsよりリリースされ、後にアメリカのWohrt Recordsからテープリリースされた。

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あのNaer Mataronで2003-2009年にドラムを務めたWarhead氏の独りバンド。
彼は1981年生まれなのでかなり若い時から重鎮バンドに関わって経験を積んだ実力派。
このバンド自体は2000年から始めており(そのときは3人編成)10代からのバンドだった。
なお先日紹介したWar Hammer Commandとのスプリットをその頃に作っている。

個人的には完全に「バンド名買い」でウォーブラック+グラインドと期待していたが、
そこまでウォーブラックでもなければグラインドでもなく、
ストレートなブラッケンデスメタルのようでどことなくユニークな感じがする。

強いて言えばBlasphemyMorbid Angelを掛け合わせた感じで
聞き手は選ぶと思うがオールドスクールデス/ブラックの双方が好きならお勧めである。

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Nuclear Death : SWAMP (2010) 

ギリシャのブラッケンスラッシュメタルバンド、SWAMPのEP盤を紹介。
ポーランドのTime Before Time Recordsよりリリースされた。

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完全にベスチャル系ロウ/ウォーブラックだと思って購入したらブラッケンスラッシュだった。
未発表3曲と以前にリリース済のデモ音源から4曲の計7曲で、
完全にサウンドはロウでチープな録音ゆえにブラックっぽいが、
やっていることはかなりスラッシュメタル寄りのブラッケンスラッシュ。

ドラムがスタスタなリズムでかなり楽曲としては単調で、
スラッシュメタルとしてのリフの弱さもあり、
一枚の作品としてはかなり印象の薄いものになってしまっている。

ラストトラックの"Kamikazze Bomber Angel"のスペルも、
「カミカッゼ」だし何言ってんだお前は。
現在の活動状況は不明。

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The Mystical Meeting : Rotting Christ (1995) 

ギリシャのブラックメタルバンド、Rotting Christのコンピ盤を紹介。
ギリシャのUniforce Recordsからリリースされた。

rotting_christ_c

今月、来日するRotting Christの初期音源のコンピレーション。
1989年のデモ"Passage to Arcturo"と1991年のEP"Satanas Tedeum"を収録。
4バージョンくらいジャケットの種類があるらしいが私が持っているのは掲載画像のもの。

ブラックメタルの第二世代登場以前の音源だけあって、
ノルウェイジャンにおかされていないダークな第一世代ブラックメタルで、
ミドルテンポのサタニックなデスメタルとも表現できる。

ヘンテコな原住民系のインストが入ったり、語りピアノが挿入されたり、
実験的というか後のゴシックメタル化への予兆は見せるものの、
この時点でそれを予想できたらとしたら万馬券当てるようなものだろう。

さすがに来日してこの音源からプレイするとは思えないが、
このバンドに興味が出たら初期音源も体感してみるのもオツなものだ。

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Death Set The Beginning Of My Journey : Dodsferd (2008) 

ギリシャのブラックメタルバンド、Dodsferdの4thアルバムを紹介。
アメリカのMoribund Recordsよりリリースされ、後にKreation RecordsからLPで再発された。

dodsferd4

元々、Wrath氏の一人バンドだったが、
このアルバムからSardonic氏も正式クレジットされて一人ブラックではなくなった。
が、曲作りや、バンドの特徴であるヒステリックなヴォーカルはWrath氏の独壇場であろう。

悲痛に叫ぶヴォーカルはデプレブラックで見られるものに近いが、
楽曲自体はメロディックでありながら人を突き放すような、
ミサントロピックなブラックメタルである。

日本ではどれだけ人気があるか解らないが、
結構メロディックな要素が強いためヴォーカルがしっくりくれば
そこそこツボにはまりそうな印象だ。

なお、ここではWrathのインタビューが読めるので興味があれば。

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Unshaken : Eschaton (2012) 

ギリシャのメロディックブラックメタル、Eschatonの2ndアルバムを紹介。
フランスのHass Weg Productionsからlmd.1000でリリースされた。

eschaton2

代表的なギリシャのブラックメタルバンドの作風とは少々異なり、
北欧ブラックとギリシャブラックの中間の作風で、
かつIron Maidenのようなリフを足し合わせたメロブラである。

内容に深みがあると言う訳でもないのだが、
なかなか聞かせてくれる作品で、
オリジナリティというより完成度で勝負しているタイプ。

ここ最近こういう作品を聞いていなかったような気がして
ホッとするようなそんな味わいをもたらしてくれた。

2001年から活動しており現在のところ最新のアルバム。
このアルバムより前の作品はまだ未聴で、
現在手元に届くのを待っている状況である。

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15 Years Anniversary of Left Hand Path Esoterica : Acherontas (2011) 

ギリシャのメロディックブラックメタルバンド、Acherontasのコンピレーション盤を紹介。
Darker Than Black Recordsよりリリースされた。

acherontas_1

StutthofNihasaなどで活動している、
ギリシャBMの重鎮のAcherontass氏が中心となって結成されたバンド。
どうやら2011年で15周年だったようで、ExMxの表記より活動歴は長いようだ。

コンピの中身は2枚のフルレングスのほかに、
LeviathanNecromantiaと出したスプリットからも引用されており、
今からAcherontasを聞いてみようとするにはうってつけの1枚。

エイシェントでミステリアス、かつ神秘的なメロディックブラックで、
楽曲によって作風も少しずつ異なっていて、
聞きやすさと奥行きの両方を楽しめる2枚組。
良盤だ。

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Project Ordensburg : Wolfnacht (2011) 

ギリシャのNSBMバンド、Wolfnachtの6thアルバム(現在、最新作)を紹介。
ギリシャのEvil Risingよりリリースされた。

wolfnacht6

5thに引き続き、更に最新作でメロウブラック化が大きく進行し、
その結果として初期作、特に3rdで見られたようなパンク要素はほぼ無くなり、
アグレッシブな勢いは幾分減退している。

個人的に5thはプリブラとNSBMの良い意味でバランスがとれていたと思っているが、
ここまでメロウになるともはや別物として聞いた方がいいかもしれない。
更に5thに比べてシンセの音色が薄っぺらいというか、
あまり記憶に残らないのが作品としての印象を薄くしている。

決して悪い作品ではないがWolfnachtらしさという意味では、
もう少し突き抜けてほしかったのが正直なところだ。
とはいえもはや10年を超える活動を経て、
ベテランとしての姿勢というのも垣間見える作品だとも言える。

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Zeit Der Cherusker : Wolfnacht (2008) 

ギリシャのNSBMバンド、Wolfnachtの5thアルバムを紹介。
ドイツのChristhunt Productionsよりリリースされた。

wolfnacht5

4thを聞いていないのでその作風の変遷は知らないが、
3rdの強烈なアティチュードの発芽と開花からすると、
もう少しギリシャブラックのメロウな要素が増えていて、
ブラックメタルとしての作風に変わっている。

もちろん特徴あるヴォーカルはそのままに、
楽曲がメロウだろうと攻撃的な姿勢には変化はなく、
その結果として聞きやすくもアグレッシブな完成度の高い作品になった。

今こうしてみるとかなりペイガンブラックっぽさも感じるのは、
この作品のテーマがNSそのものではないからだと思うが、
とにかく煽情的なメロディが熱く良盤だ。

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Toten Für Wotan : Wolfnacht (2003) 

ギリシャのNSBMバンド、Wolfnachtの3rdアルバムを紹介。
スペインのBattlefieldよりリリースされ、後にカナダのSignal Rexより再発された。
私は再発盤の方を持っているがジャケット以外は同じなはず。
(追記:どうやら再発盤の方が音質が向上しているようです)

wolfnacht3 Battlefield盤

wolfnacht3再発 Signal Rex盤

1st、2ndアルバムの内容はまだ手探りというか、
オリジナリティという意味ではもう一つという感覚だったが、
このアルバムは完全にオリジナリティ爆発している。

ドイツ国歌、ナチス演説などなどを音源の要所要所に挟みながら、
SEの使い方などを含めて非常に気を使って作られたというか、
そのアティチュードを強烈に提示している。

作風もプリブラ、ネオフォークからハードコア、Oi!Punkなど様々なものを感じるが、
どれもこれもそのアティチュードの露呈に効果的に用いられているため、
1枚の作品としてどの音も浮いていない。
このアルバムで一気にこのジャンルの頂点をとったと言える完成度だ。

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