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Rawsouthamericanwarmetal : Atomicide (2008) 

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 チリのウォー・ブラックメタルバンド、Atomicideのコンピレーション盤を紹介します。最近パッタリとリリースがなくなってしまったものの、この界隈では大変お世話になったOld Cemetery RecordsからCDでリリースされました。

 このバンドは弊著では紹介していなくて、あちらでは彼らのもう一つのプロジェクトのDeath Skullの方を取り上げました(P116参照)。その時点ではこのバンドの音源を持っていなかったということもありますし、近年のこのバンドのスタイルよりそもそもDeath Skullの方が優先されるべきだろうと判断したからでした。

 その後、この初期音源の編集盤に遭遇しまして即ゲットしたわけですが、このタイトルに笑いました。そのまんま「ロウ南米ウォーメタル」ですからね。当時はそういう心意気でのバンドだったのかと。全く知りませんでした。内容は65分31曲の詰込み型コンピで、リハ音源や初期の3本のデモが収録されています。そしてそこにはBlasphemyHolocaustoのカバーも入っていまして、これだけでもビビッときませんかね(笑)。

 初期デモ聞いているとこれは初期Holocaustoのフォロワーだということがよくわかる外連味の効いたノイズ・デスラッシュなスタイルであることがわかります。そこから徐々に北米のウォー・ブラックメタルの要素を取り込んでいったのだろうな、というスタイルのシフトも垣間見れるのです。そしてそれはその二つの融合というほど昇華されず、あくまで「南米ノイズベスチャルなスタイルのバンドがBlasphemyっぽいことをやってみた」止まりだったのです。なるほど確かにこれはまさに「ロウ南米ウォーメタル」だなと納得の一枚ですよ。このニュアンス伝わりますか。

 ウォー・ベスチャルなバンドとして選ぶならやはりDeath Skullの方がやはりプライオリティは高いと思います。でもこういう発展途上、手探りな状態の音源の魅力、それが封じ込まれたコンピレーション盤というのは聞いていて楽しいです。
タグ: Atomicide  Death_Skull  Holocausto  Blasphemy  Chile  2006-2010 
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