И Берем Плодовете На Нашето Нехайство : Aryan Art (2009) 

ブルガリアの"BulgAryan"ブラックメタルバンド、Aryan Artの3rdアルバムを紹介。
ポーランドのWerewolf Promotionよりテープリリースされた後、フランスのThor's Hammer ProductionsとメキシコのDeath Cult RecordsよりCDでリリースされた。

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ブラックメタルファンジンの記念すべき1号にインタビューが掲載されたNSBMバンド。
従来、Alexander氏の独りバンドだったが今作ではギタリストが参加しているらしい。
そのせいもあってか2ndアルバムまでと比べると若干作風が変化している。

元々フレンチNSBMライクなブラックメタルサウンドだったのだが、
そのスタイルに加えてBBHライクなモノクロームなミニマリズムサウンドと、
そしてBurzumライクなデプレ手前のプリブラが合体した感じ。

このスタイルの変化によって彼のブルガリア民謡の造詣がより深く反映されており、
その物憂げなサウンドが特にメランコリックに胸に突き刺さる。
最後のボーカルレスの楽曲はちょっとInfernal Necromancyっぽいなあ。
と思ったらインタビュー記事にも本人が好きな日本バンドだとコメントがあった。

ちなみにこのアルバムの後は新曲1曲のみスプリットで出して(未聴)、
まだ新作の方は出ていないのだが活動の方はどうなっているのだろうか。

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Skazanie Za Drevnobulgarskoto Velichie : Bagatur (2007) 

ブルガリアのブラックメタルバンド、BagaturのEP盤を紹介。
アメリカのWinter Solace Productionsよりテープでリリースされ、ポルトガルのBubonic Prod.でもMCDでリリースされた。今回紹介するのは後者の方。

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Aryan ArtのAlexanderによるペイガンブラックメタルで、
彼の近しいYangaという女性が一部ヴォーカルで参加しているが、
ほとんどすべて独りでやっているようだ。

とはいえAryan Artで聞かれるような「BBH + メロディ」のような感じではなく、
結構ペイガンブラックっぽい曲展開に彼独特のメロディが追加されている感じ。
そんな中での女性ヴォーカルの挿入も効果的に使われているとは思う。

だがAryan Artのような「静かな説得力」は得られず、
高揚感としても若干物足りなさの残る中途半端な音源であることも事実。
よってAryan Artファンなら、という評価に留まってしまう。

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Ultimate Aryan Warfront : 88 

ブルガリアのNSBMバンド、88のコンピレーションを紹介。
Division:Panzerよりlmd.500でリリースされた。

88c

バンド名から何から何までド直球なNSBMに脱帽してしまうNSBMバンドのコンピ。
デビューからフルレングスはリリースが無くスプリットとデモばかりだったので、
それらの総集編的なコンピレーションになっている。

内容としては非常にロウでソリッドでありながら体感気温の低いブラックで、
聴き方によっては同郷のAryan Artにも近い曲もあるが、
ほとんどはポンコツ的に走るロウなブラック。

コンピレーションゆえに内容として散漫かもしれないが、
バンドのアティチュードを考えるとこのようなカオスさも彩りか。
にしても#16 Your Mind belongs to Adolf Hitlerとか曲名ドストレートだなー。
やっぱり当時の演説は収録されています。

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