Weather Systems : Anathema (2012) 

イギリスのゴシック/オルタナティブロックバンド、Anathemaの9thアルバムを紹介。
イギリスのKscope MusicとアメリカのThe End Recordsよりリリースされた。

Weather SystemsWeather Systems
(2012/05/07)
Anathema

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前作の"美しく空間的なサウンドにつつまれるポストロック"という方向性はそのままに、
どことなく儚さを感じさせるサウンドが聞いている身を包むように展開される。

儚さといっても寂しさとかそういうものではなく、
前作と違うところはすなわち"悟り"なのではないかと思う。
前作のタイトルがデカルト哲学的な自己存在についてであるのに対して、
もう少し超越的な視点からの世界観を謳っているように感じる。

ラストトラックの歌詞に目を向けてみると、
臨死についてJoe Geraciなる人物の言説を引用しつつ、
死別についての哲学が美しく書かれている。

徹頭徹尾、コンセプトを感じさせる作品としてお見事。
このバンドはどこまでいくのだろうか、興味が尽きない
(といいつつ最新作はまだ未聴)

Encyclopaedia Metallum - Anathema
タグ: Anathema  UK  個人的良盤  2012 
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After the Storm : Atrocity (2010) 

ドイツのゴシック/エレクトロメタルバンド、Atrocityの11thアルバムを紹介。
オーストリアのNapalm Recordsよりリリースされた。

After the Storm (Dig)After the Storm (Dig)
(2010/09/15)
Atrocity

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1985年に結成されて当初はテクニカルデスメタル路線だったが、
長い活動歴の末にいつの間にかゴシック/エレクトロニカなメタルになっていた。
というかメタルの要素は薄く、たまに顔を出す。

ケルティッシュなメロディの奏では確かに美しく、
ジャケットの情景にふさわしい雰囲気を醸し出しているが、
しかしこういう音楽を聴くならこのアルバムじゃなくてよい気がする。

Anathemaも同じように路線変更していって成功したが、
こちらはどうもフォーカスが合っていない路線変更の末に感じる。
まあ本人たちがやりたくてやっているんだろうからね。

Encyclopaedia Metallum - Atrocity
タグ: Atrocity  Anathema  Germany  2006-2010 
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Resonance : Anathema (2001) 

イギリスのゴシックロックバンド、Anathemaのベストアルバムを紹介。

Resonance (Dig)Resonance (Dig)
(2004/06/01)
Anathema

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元デス/ゴシックメタルをプレーしていた彼ら。

このアルバムではゴシックというほど退廃的な雰囲気もなく、
アトモスフェリックな雰囲気に包まれたAnathemaが新境地に達したときの
ベストアルバムになっている。

非常に美しく情景的なサウンドにたゆたう。
この方向性で最近の彼らのアルバムは更に進化しているので、
最近のアルバムにも是非手を伸ばしてもらいたい。

Encyclopaedia Metallum - Anathema
タグ: Anathema  UK  2001-2005 
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We’re Here Because We’re Here : Anathema (2010) 

イギリスの元ゴシックメタルバンド、Anathemaの8thアルバムを紹介。

We're Here Because We're HereWe're Here Because We're Here
(2010/05/31)
Anathema

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元々、同郷のParadise LostBolt Throwerなどとギグを行うなど、
ゴシック/ドゥーム/デスメタルをプレイしていたようだ(残念ながら未聴)。

しかし3rdからアトモスフェリックロックに切り替え、クリーンヴォーカルも導入。
同郷のRadioheadColdplayのようなUKオルタナ化していった。
初期Anathemaファンからしたらどんな心境だっただろう?

そしてこのアルバム、実は「全然違うけどAlcestの1stに近い」と聴いて購入。
聴いてみればその通り、アプローチは異なるものの、言いたい意味は解った。
美しく空間的なサウンドにつつまれるポストロックだった。

これはもうメタルの要素は零だ。
しかし、自分はこういうアトモスフェリックなポストロックも好物だった。

Encyclopaedia Metallum - Anathema
タグ: Anathema  HIM  UK  2006-2010 
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A Tribute To Venom [In The Name Of Satan] : Various Artist (1994) 

ブラックメタルの始祖、Venomのトリビュート盤(国内盤)を紹介。

A Tribute to Venom

01 / Witching Hour : Kreator
02 / Welcome to Hell : Anathema
03 / In League With Satan : Voi-Vod
04 / Die Hard : Nuclear Assault
05 / Prime Evil : Skyclad
06 / 1000 Days in Sodom : Sodom
07 / Countess Bathory : Messiah (元CANDLEMASS Vo.)
08 / In Nomine Satanas : Paradise Lost
09 / Rip Ride : Forbidden (Bonus)
10 / Black Metal : KILLERS (Bonus)
11 / Warhead : Venom
12 / Holy Man : Venom


トリビュート盤というと熱心なマニアがいる一方で、ファンアイテムでしかないことも多いが、
参加バンドが何気に豪華、かつ毛色の異なっているのでかなり楽しめる出来だ。

Kreator、Voi-Vod、Nuclear Assult、Sodom、Forbiddenあたりのスラッシュ勢は、
比較的、原曲に忠実でアグレッシブなプレイが楽しめるし、

Skyclad、Messiah、Paradise Lost、Killersあたりは、
自分たちのフィールドに持ち込んで大胆な編曲をしているので、
それはそれで非常に面白い出来だ。
特に面喰ったのはSkycladで、凄いことになっている。

Venom名義で11.はリメイク、12.は新曲だそうだが、
こちらはインダストリアルに傾倒していてあまり面白みのないサウンド。
BathoryとかDestructionあたりに参加してもらった方が良かったような。
本人たちの作品が一番つまらないというのは何とも気の毒だ。
タグ: Venom  Kreator  Anathema  Voivod  Nuclear_Assault  Skyclad  Sodom  Candlemass  Paradise_Lost  Forbidden 
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