2014 : 屍 (2014) 

日本のダークなファストコアバンド、のライブ音源を紹介。
日本のZero DImensional Recordsよりリリースされた。

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2014年1月26日に新大久保アースダムで行われた「痺れ肉棒絶倫注射の夜 vol.5」の
ライブ音源を撮りっぱなし、無編集で音源化されたもの。
やり方としてはブートっぽいがもちろんオフィシャル。

彼らのラストライブ(2014年9月27日@小岩BUSHBASH)にて100枚限定で発売されたもの。
自分は幸いなことに現地に行った方に抑えてきてもらったのだが、
現在はオークションなどで入手するしかないのが残念、

個人的には彼らの好きな曲である「憎悪」「行き着くところ」がないのが残念だが、
1stから3rdまで幅広くチョイスされており、
更に言えば最後が1stの"人のために生きるか 自分のために生きるか"でしめられており、
このバンドに欠かせない仏教観としての「輪廻」を想起させる。

もしかしたらラストライブの余韻なんぞに浸っている日和見に対して、
鋭利な刃物を突き付けているのかもしれない。
タグ:   Japan  2014 
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バラバラ : 屍 (2009) 

日本のダークなファストコアバンド、の3rdアルバムを紹介。
日本のMANGROVE LABELよりリリースされた。

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ブラックメタルファンジン"End of a Journey part.II"にてインタビューが掲載されたが、
そこでもメンバーが発言していた通り2ndアルバムはあれで完結して、
またこの3rdでは異なるアプローチから屍というバンドの世界観を表現している。

2ndではブラックメタルリスナーからも反響があったようなスタイルだったのに対して、
この3rdはバンドメンバーの交代(Ba.とDr.)もあってか、
アルバムタイトル通り「バラバラ」な印象が強い。
不協和音というものでもなく一つ一つの要素が乖離しながら同じ志向を持っている。

全てが並行して直行することなく近づくことがない。
そこがメタルリスナーが比較的好みやすい"予定調和"と距離を分かつ。
屍しか作れない作品を叩きつけつつ、
安易な享受を許さないというバンド側の通告のように感じる作品だ。
タグ:   Japan  2006-2010 
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人のために生きるか 自分のために生きるか : 屍 (1999) 

日本のファストコアバンド、の1stアルバムを紹介。
日本のMCR CompanyよりCD/12"LPでリリースされた。

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先日、小岩BUSHBASH presents 「SALAD DAYS」にて活動停止した
小生、現場には行くことができず現地販売のライブCDの購入をお願いし、
家でこのアルバムを聴きながら思いを馳せていたのであった。

元々、このバンドの存在を知ったのは2011年のことで
とてもじゃないけど大きい顔してこのバンドが好きだと公言できないが、
その2011年のライブで完全に心を奪われてしまった。

その時に味わったのは陰鬱なネガティブファストコアに移行した後のスタイルで、
もっとストレートなジャパコア系のファストコアをプレイしていたこのアルバムは、
完全に後追いで後から聞いたものである。

以前のファンジン(自分も参加した)に掲載されたインタビューの中では
「仏教的アプローチ」という言葉があったが造詣が足りず解らない。
しかし…

 人の痛みも感情も情けも愛情も、
 何も感じられなかったら
 他人のことを考えずに、
 どれだけ楽に生きられるだろうか?


インナースリーブに掲載されている文言だ。
この悲痛な叫びは外向的な情を持っているからこそ出るものだ。
その後、EP "自我と煩悩"以降、内向的な作風になっていく。

そしていつかこのブログでも紹介するであろうライブCDのラストトラックは
この1stアルバムのタイトルトラックを持ってきている。
つまり彼らは戻ってきたのだ。

輪廻であろう。

つまりこの活動停止は終わりであり始まりなのだ。
タグ:   Japan  1996-2000 
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被害妄想〜人間の底辺に蠢く : Masturbation (2011) 

日本のハードコアパンクバンド、Masturbationのコンピレーション盤を紹介。
日本のYOUTH INC.よりリリースされた。

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このCDは持っているわけではなくて某レンタルCD屋で見つけて借りたもの。
80年初頭の日本パンクシーンを詳しい訳ではなかったので、
実際に歴史的なバンドであることを知ったのは聞いた後である。

メンバーには奇形児でも活動していたタツシ氏や、
スターリン、原オナなどを渡り歩いた名ドラマー、中村達也氏と豪華なメンツで、
#1 "Comfort"の歌詞にもある「息苦しい…」というのがその通りな、
非常に息苦しくスリリングでそれでいてダークで自傷的な世界観に圧倒される。

当時のライブパフォーマンスはかなり危険な感じでカミソリで自傷パフォもあったとか。
当時のアングラなジャパコアシーンを今体感すべくもないが、
強いていえばそのスリリングかつダークさはなどに繋がっていると思う。
タグ: Masturbation  奇形児    Japan  2011 
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Grind Bastards #6 : V/A (2012) 

日本のグラインドイベントの最高峰、Grind Bastardの2012年参加バンドによるコンピ盤を紹介。
日本のGrind Freaksよりリリースされた。

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去年、目的で見に行ったグラバス2012がまだ記憶に新しい(今年は行けず)。
このコンピにはの最新スタジオ音源が入っていると聞いて現地で購入した。

が、肝心のの音源については3rd"バラバラ"にも収録された音源の再録だったので、
ちょっと肩すかしだったのだが他のバンドも全て気合の入っている音源で素晴らしい。
京都のグラインドの雄Mortalizedや、メタルパンク最高峰のDoraidなど、
CDでのリリースが(ほとんど)ないバンドも参加しているので、
自分のようなアナログに及び腰勢にはとってもありがたい内容だ。

特にラストには Ironfist辰嶋率いるブラストコアバンド、Schreckwurmerが、
9分以上、3.11への怒りと日本の再生について轟音で宣言しており、
曲が良い悪いと言うよりひたすら脱帽して終わる!

日本のグラインドも凄いんだぜ、とかそういう低レベルの話ではなく、
とにかく素晴らしいコンピ音源であろう。
タグ: Grind_Bastard    Mortalized  Doraid  Schreckwurmer  Japan  2012 
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しかばね : 屍 (2002) 

日本のダークなファストコアバンド、屍の2ndアルバムを紹介。

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前作EP"自我と煩悩"の鬱屈したファストコアから更に変化を遂げて、
ヴォーカルの板倉氏が当時抱えていた鬱病(通院していたらしい)を、
これ以上ないくらいの悲痛な表現で作品に仕上げた。

前作にましてディプレッシブなブラックメタルに接近しつつ、
このバンドでしか作りようもない唯一無比のアルバムである。
名盤であるとしか言いようがない。
はっきり言ってそこらへんのデプレブラックを全て売ってでも聴くべきだ。

詳しいことは今度出るブラックメタルファンジンのインタビューをぜひ見てもらいたいが、
決してブラックメタルを踏襲してこの作品が生まれたわけではなく、
ネガティブな想いの爆発がこの作品になるに至ったというのは、
逆に一つのブラックメタルらしさでありハードコアらしさでもあり素晴らしい。

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タグ:   Japan  個人的名盤  2001-2005 
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[Live] Grind Bastards 2012 

名古屋のグラインド重鎮、Unholy Grave主催の表記ライブに行ってきました。
グラインドはあまり詳しくないのですが(特に国内のバンドは無知に近い)、
屍が出演すると聞いて、いても立ってもいられずに名古屋まで車をぶっ飛ばしました。

以下、記憶に残っているバンドとコメントです。

NAQRO (四日市)
最後の3曲位?しか見れてないけど素晴らしいグラインド。
非常に強力なスタイルでしかと脳裏に焼き付けました。

PARASITE (三河)
メタルパンクで結構正統派なリフを多用するイメージ。
もっともっとパンキッシュにノレるスピードがあったらもっと素晴らしいかな。

MORTALIZED (京都)
既に国外でも名前の売れているバンド。
噂には聞いていたけどめちゃくちゃファストなグラインドコアでかっこいい。
短い尺でサウンドの表情を変えられるのは凄いこと。

MECOSARIO (岡崎)
どう見てもBrujeria大好き野郎ども!
しかも紅一点、女性ヴォーカルも頑張る!可愛いぞ!
これは知らなかった、非常にかっこいいラテングラインドだ。

BUTCHER ABC (東京)
エプロンがかわいい!新しいメンバーの外人さんも可愛い!
漫才のようなやり取りを挟みながらベテランならではのデス/グラインド!
エプロンにSodom 1stのパッチがついてたのは見逃さなかった。

DORAID (東京)
TTF2012のときにCD散策して到着が遅れて聞けなかったメタルパンクバンド。
音源がアナログばかりなのでまだちゃんと聞けてなかったけど、
非常にかっこいいいいいいいメタルパンク!
つーか、流行りのブラックメタルが忘れてきてしまったものを彼らは持ってるんじゃないか?
パフォーマンスも良かった!

SCHRECKWURMER (東京)
ブラストといえばのIRONFIST辰嶋さんのプロジェクト。
音楽としてはノイズコアみたいな感じだろうけど
とにかく10分以上?ブラストを叩きまくる!
100m走のスピードでマラソンの距離を走っているような凄さ。

屍 (東京)
前回の抹殺(大阪)でもそうだったが、
屍のライブを見てしまうと当日の他のバンドのことが頭から消え失せてしまう。
イベント的にはちょっと異質なサウンドかもしれないが、
最前列で板倉氏に陶酔してしまって後ろがどうなっていたか解らない。
イベント終了後、物販でお話しすることができて感極まりました。

今回は全部のバンドを見たというよりかはピンポイントに見させてもらいました。
イベントに参加したバンドのコンピレーションアルバムを買って早速聞いていますが、
ライブ見てないバンドでも興味が生まれたバンドもあったりして、
そういう一期一会って大切だと思いました。

こういう日本のエキストリームな音楽シーンって、
世界のバンドに匹敵するような強烈な音を出してるバンド沢山いるんですよ。
ただ確かに世界は広いから凄いバンドは世界にも山ほどいる。
そんな中でなぜ国内のバンドを支援するのかといえば
結局、生で見られる機会が多いのは国内のバンドだからなんだと思います。

スタジオアルバムにそのバンドの全てを表しているものもあるとは思いますが、
やっぱりライブはそのバンドのアティチュードなど全てが盛り込まれているもので、
こういう国内のイベントというものはそれを大量に体験することができるわけで、
これからも私は参加していきたいと思いますね。

多分、次はハマソニ2012に参戦すると思います。
タグ: Live    Doraid 
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自我と煩悩 : 屍 (2000) 

日本のダークなファストコアバンド、屍のMCDを紹介。

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1stアルバムではもう少しファストコアらしいファストコアだったらしいが(未聴)、
このアルバムでは板倉氏(vo.)の持つネガティブな世界観が爆発して作風が変わっている。

歌詞を読むだけでもその内に向いた怒りに圧倒される。
そしてそれを肉付けしたような強烈な演奏、そしてヴォーカル。
あまりにも「説得力」があり、もう聴くべき!としか言えない。

下手なブラックメタルよりよっぽどそれらしいというか、
少なくともブラックメタルを愛聴している人なら是非聞くべき作品。
個人的には次の2ndの方が好きだが、こちらも必聴盤。

2011年12月、大阪の"抹殺"で生で見たけどめちゃくちゃ良かった。
その日のどのバンドの感想も無くなってしまうほど素晴らしかった。
そしてこのMCD(と3rd)はバンドメンバーの人から買わせてもらった。
そういう意味でもこのMCDは非常に記憶に残る一枚。

Myspace - 屍
タグ:   Japan  1996-2000  個人的良盤 
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