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お知らせ 

色々やってきましたのでよろしくお願いします。

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2018年2月自費出版リリース(SOLD OUT)

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2016年11月 パブリブ社よりリリース
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Proclaimers of Terrorism and Damnationn : V/A (2018) 

Proclaimers of Terrorism and Damnationn ブラジルの自称「ブラック・テロリスト・ゴート・メタル」、Negro Bode Terroristaと、韓国のウォーブラックメタルバンド、Nocturnal Damnationのスプリットを紹介。2017年にブラジルのTerrorist Noise Kult Productionsから7"EPでリリースされ、翌年にタイのInhuman Assault Productionsからlim.100でテープでリリースされた。本稿は後者を紹介。カバーアートはウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブックでもおなじみ、Sickness 666氏が担当。

 Negro Bode Terroristaはこの音源が初遭遇だったのだが、自称スタイルを地でいくゴートメタル。北米ウォーメタルの影響を受けつつも、南米ベスチャル的な暑苦しくも治安の悪いサウンドが良い感じ。どんな経歴か覗いてみると2010年からツイン編成で、二名とも有名なバンドでの経験はないものの(Goat Vengeanceとか)ブラックメタルをずっとやってきていて、いよいよ方向性を固めたのかもしれない。そろそろフルレングスで聞いてみたいバンドだ。

 Nocturnal Damnationは本ウェブジンでもおなじみのバンドだが、作品によってデスメタル寄りだったり、完全にBlasphemyウォーシップだったりと、バリエーションに富んでおり、こちらに提供した一曲は現代ウォーメタルなブラスト万歳な作風。ZygoatsysのメンバーでもあったPatiwat氏の参加が良いアクセントになったことがわかる良作。このあと彼らは更にタイのデスメタルバンド、ShamblesThinnarat氏を迎えたことで一つのパッケージを完成させた感があるが、またそれは他の作品の紹介にて。

 アジア・南米のアングラ。ウォー・ベスチャルスプリットとして実に良作。数本入荷したものの弊ディストロでは既にSold out済みなのだが、テープは少々手に入りにくくなってきたものの、まだ7"EPは他国のディストロで散見されるので気になる人は探してみてください。
タグ: Nocturnal_Damnation  Negro_Bode_Terrorista  Korea  Thai  Brazil  2018 
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The Anguish's Doomaelstrom : Demonic Rage (2008) 

demonic_rage_demo.jpg チリのベスチャル・ブラック・デスメタルバンド、Demonic Rageのデモを紹介。(多分)チリのAwakeningよりテープでリリースされた。

 弊著『ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブック』ではP117に1stアルバムを紹介しているのだが、アメリカのオールドスクール・デスメタルの影響を強く感じさせる完成度の高いスタイルだった。そして、このデモの段階では演奏こそまだまだ粗々しさが目立つけれども、既にその片鱗を見せている。カバーにはPentagram(Chile)の "The Malefice" をチョイスしていて凄くフィットしておりカッコいい。

 このバンドはデビュー当初からデモやらスプリットやら、流通が非常に悪いなかで活動しており、諸外国のマニアに届くまでには少し時間がかかったが、さすがにほっておくはずもなく、やがて1stアルバムではIron Boneheadから12"LPでリリースされたし、初期音源集のコンピはポーランドのOld Templeからリリースされたわけで、まあそうなりますねというクオリティを持つバンドだ。

 チリ・アンダーグラウンドのテッペンを目指せるバンドだったかもしれないが、その後一気に活動が収束…消息不明に…かと思いきや今年2020年にセルフリリースで新作EPをテープフォーマットでリリースしたとの情報が舞い込んできた。これは改めて期待大なのだけれどもその新作、lim.10という超極小リリースとのことだ。トホホ。。。
タグ: 2006-2010  Chile 
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Inverterat Korståg : Yxxan (2019) 

Yxxan_1stdemo.jpg スウェーデンのウォーブラックメタルバンド、Yxxanの1stデモを紹介。イギリスのCorpse Torture Recordsよりカセットテープでリリースされた。

 現地語で「斧」を意味するYxanにxを重ねたバンド名を持つこのバンド。まずスウェーデン発のウォーブラックメタルというだけで興味を持つ方もおられるだろう。だが、更に重ねて言うと何と女性により独りバンドであるのだ。この時代、女性がブラックメタルバンドに在籍することなどは特に驚きをもたらすものではないが、ことこのジャンルに関しては珍しく、しかも独りで、となるとさすがに驚かされる。但しその件がこのデモ音源の評価を変えるものではない。というのも提示しているブラック・デスメタルがあまりに強烈だからである。メンバーはこのデモをNWN!に送り付けて評価を勝ち取り、それで続く新作デモがNWN!リリースになったとのことだが、なるほどこの音を聞いてしまえば納得である。ヨースケ氏のところには多くのデモ音源が届くそうだが(私もガイドブックのときの縁で何度か仲介したことがある)、彼に響くという意味でのヒットはなかなかない。それがこんなに高速でリリースまで漕ぎつけたことはホンモノであろう。ちなみに恥ずかしい話、NWN!からリリースされたのはこのデモだと思っていたから、まだ新作を聞いていなかった。この記事を書くときにはじめて2ndデモがリリースされていることを知った。早急に手に入れなければ。コロナのせいで情報に鈍感でダメだ。

 さてはてメンバーの遍歴はクラストパンクの音像が強く、ウォーブラックとはいえどもBlasphemyの直系スタイルではない。現地でもこのデモはブラックメタル好きよりパンクスからの支持を多く得たとのことだ。ウォーブラックの成り立ちを考えた時のある種の入口まで遡っての再スタートのような作風であるからして、そのような表現の面白さも感じる。「古くて新しい」というとちょっと表現が陳腐かもしれないけど。

 いやもうこのデモのレビューを書いているより私ははやく2ndデモを注文すべきではないだろうか。
タグ: 2019  Sweden 
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Raw and Hateful Black Metal : V/A (2019) 

raw and hateful split アルゼンチンのブラックメタルバンド、Nocturnal Evilとエルサルバドルのウォー・ベスチャルブラックメタルバンド、Demonomancerのスプリットを紹介。スペインのEscafismo Recordsより7"LPでリリースされた。

 Demonomancerはこのウェブジン愛好者ならよくご存じであり、かつ昨年の氏の訃報が記憶に新しいが、こちらは過去音源の引用ではなく新作。楽曲名からして相変わらずのBeheritウォーシップな感じだが、以前より更にノイズメタルに足を踏み込んでおり、楽曲の輪郭が不鮮明になってカルトな雰囲気が増している。

 Nocturnal Evilはいつもどこかで聞いたことがあるバンド名…と思って、「あ、Beheritのトリビュート盤に参加してたバンドだ!」と思い出す。こちらは該レビュー記事でもう8年も前に書いたものかと驚くわけだが、実は二度の来日も果たしたアルゼンチンのベスチャル・ブラック・デスメタル代表Infernal Curseのメンバーが独りでやっているバンドだったりする。そちらと比べるとこちらのスタイルは深淵で儀式的な印象が皆無の南米ベスチャルスタイル。

 こういう7"LPスプリットフォーマットはお互いのバンドの「一面」を切り取って提示しあっていて、対決のような緊張感もあり、相互作用的な楽しみ方もあり、この一枚に関しては輪郭な鮮明不鮮明の対比が非常に面白い。現代のサブスクでの音楽の聴き方ではもうこのようなパッケージ、フォーマット内での一つの完結したストーリーは成立しないだろう。逆に言えばそのような楽しみ方をしなければ、むしろわざわざアナログで聞く意味もないのかもしれない。
タグ: 2019   
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Reek of Degenerative Gore : V/A (2020) 

bejel_split.jpg スウェーデンのウォーブラックメタルバンド、Bejelとアメリカはノ―スカロライナのベスチャル・ノイズコアバンド、Acwelanのスプリットを紹介。アメリカのNihilistic Noise PropagandaよりアナログLPとデジタルでリリースされた(本稿は後者)。

 アートワークからして思いっきりRevengeのフォロワーとして一部で注目されたVermin ScourgeのK.V.のもう一つのプロジェクトであるBejelの今年度新作で、こちらはいわゆるウォーブラック本流ではなく、近年南アジアを中心に世界中に拡散しつつあるウォー・ノイズ・ブラックメタルスタイル。こちらではخبيثを名乗っており、そういうところからも解りやすいのだけれども、独りバンドという事でもちろんのことドラムもプログラミングなのだが、この手のジャンルだとその開き直り的なプレイが良い方向に向いている。ウォー・ノイズ・ブラックはまじで一度しっかりとまとめた文章が必要だと思うのだけど、最近瞬発的に飛びぬけた気力がわいてこないので、どうでしょう、誰か書いてみてほしいなあ。

 一方でAcwelanは初めて聞いたのだけど、こちらはメタルアーカイブでリストアップされていないように、完全にノイズコア畑のバンドなのでしょう。サウンドもそんな感じで、メタルサイドから聞くと敷居の高さを感じるノイズサウンド。スプリットとして連続的に聞いたとき、やはりシームレスには聞こえない。クロスオーバーは確実にしているもののだけど、階層の違いが明確にあると実感できる作りになっている。エクストリームな音楽って時に根っこは違うところからでもいつの間にか表現に差異がなくなってしまったりすることもあるけれども、文脈の差が音を区別しているのはやはり面白い。

https://nihilisticnoisepropaganda.com/album/reek-of-degenerative-gore
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近況報告 

 少し空けての更新となりました。ご無沙汰しております。この時期なら「上半期ベスト」など息巻いているはずが、残念なことに今年はそのようなことがやれるほど新譜を購入できておらず、更に言うとライブラリを管理できていないため特にアナログ音源で今年買ったものが特定できていません。

 そんな中でしっかり覚えているのは Archgoat - Black Mass XXXGrizzly Fetish - promo2020 の2タイトルですね。どちらも期待を裏切らない作品でした。しかし今年はCOVID19の影響で海外への注文を全然していないせいもあり、重要なタイトルを買い逃しまくっているような気がして不安でなりません。Nirriti - অসূর্যস্পর্শা はその筆頭ですね…。

 旧譜としては Nyogthaeblisz - Abrahamic Godhead Besieged by Adversarial Usurpation は1年遅れで手に入れましたけど実にノイジーで良かったですね。Goatsmegma - Demonic Goat Smegma Eating Ritual もよく聞きました。年末かな、大阪の色んなショップさんを訪ねても全てスカった PROLETARIART - 隔絶と孤独に通ず俺の道 は今年入手できて一時期ヘヴィローテでした。最近では Exequy - The Adversary Edict / Architect of Subjugation は掘り出し物でした。過去ノーチェックだったのを恥ずべき極悪ベスチャルでした。

 逆に言えば今回タイトルを挙げたもの以外は記憶にそこまで残らなかったかなあ。コロナ騒ぎの中で音楽の向き合い方にズレが生じたのかなって思うことも多々ありまして、執着心みたいなものが薄れてしまった分、好きなものを「ながら」で聞くことが増えました。春にBEHERITデザインのスケボーを購入して、今も時間があれば練習しているんですが、そういうときには必ずBEHERITしか聞かないようにしているんですね。もう縛りプレイみたいな感じで。まだまだヘタクソ君ですが、同じように頑張っている人がいたらいつか一緒に滑りましょう!

 真正面から向き合うアティチュードに美徳を感じることもありますけれども、「こうでなくてはならない」という向かい風に立ち向かうことで生じる消耗は不要だと最近よく思うのです。それで継続できない方がよっぽど不毛なのではないかと…。
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Satanic Terror Weapons : V/A (2016) 

goatpenis_split.jpg ブラジルのウォー・メタルレジェンド、Goatpenisとイタリアのブラックメタルバンド、Kurgaallのスプリット盤を紹介。ブラジルのPagan War Distro RexからCDでリリースされました。両バンドとも2曲ずつの計4曲で構成された分割盤です。

 Goatpenisサイドは1曲目からどこかで聞いたことがある気がする…と思ったら2017年にリリースされた6thアルバムにも収録されていたタイトルですね。イントロや音質など異なるので別テイクかもしれませんが、真剣に聞き比べてたわけではないのであしからず。#02 "Allucinatory Sirens"の方はどの音源にも収録されていないです。こちらも近年のGoatpenisらしい、メロディとウォーブラックの融合による唯一無二の作風です。

 Kurgaallサイドはこちらは、何というか、こう、メロディックな勇ましさがペイガンブラックっぽいものの、とにかく懐かしい感じです。特に二曲目は結構聞かせる感じに仕上がっていますよ。個人的にはこの作風を1枚通して聞くほど昔に比べて集中力がなくなってしまったんですけど、このようにGoatpenisを楽しんだ後に2曲、ちょうどよく楽しめる塩梅で、スプリットってこういう聞き方もできるからいいんだよな、と思わせてくれます。
タグ: Goatpenis  Kurgaall  Brazil  Italy  2016 
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Imperator of Evil : Sadokist (2012) 

Sadokist_demo2_.jpg フィンランドのベスチャル・ブラックメタルバンド、Sadokistのデビュー3作目のデモを紹介します。あの悪名名高きBlack Goat Terrorist 666よりlim.200でテープにてリリースされました。普段はウェブ上で写真引用させてもらっていることが多いのですが、すぐに見つからなかったので写真をパシャリと。んで、これを書くにあたりDiscogsを見に行ったら、今予想外に高騰しているのでしょうか。これを書いている段階だと10290円って出てるんですけど(笑)。

 内容の方ですが、2ndデモの記事に引き続きの記事ということもありまして、変化点を述べたいと思うのですが、まずカバーデザインから。前作に対していきなりシックな印象を持つと思うんですよ。骸骨人間が馬乗りになって顔面に岩石を打ち続けているんですけど、まさにこのサディスティックというか、相手に躊躇なく岩を振り下ろせるサイコパスっぷりです。これがこのバンドのカラーと非常によくマッチしているんですね。というわけで一気に前作と比べてサウンドもヤバくなりましたね。前作をベースにしている音ではあるんですが、そこにすごい病的・猟奇的な要素が絡まって、一気にSadokistSadokistたらしめたと思います。バンドのアイデンティティが生まれた瞬間に立ち会ったような名作デモだと思います。

 BGT666はその後、このデモを含む編集盤"Afterlife Existences"をリリースしているらしいのですが、私は残念ながら実物を見たことがなく出回っていないのではないかと思います。うーんなんてこったい。このデモは是非とも再発すべきじゃないでしょうか!?現状入手も難しそうなんでYoutube貼っておきます。

タグ: Sadokist  Finland  demo  2012 
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Horrors from Hell : Sadokist (2010) 

Sadokist_demo1.jpg フィンランドのベスチャル・ブラックメタルバンド、Sadokistのデビュー2作目のデモを紹介します。スウェーデンのBestial Invasion Recordsよりlim.500でテープにてリリースされました。こちらはデッドストックを弊ディストロで扱わせてもらったことがありましたがSOLD OUT済です。

 1stアルバムが我らが日本のDeathrash Armageddonでリリースされたこともあり、知名度は比較的高めなのではないかと思います。あの音源でカルトでシックなサディスト全開のブラックメタルを展開していたことから、Beheritや初期Impaled Nazareneといったフィンランドの大先輩の血脈的にフィーチャーされたこともあるバンドですが、この音源を聞くと良く解る通り、この初期の彼らのスタイルはかなり南米ベスチャル寄りのブラック・スラッシュメタルをプレイしていたことがわかります。Sarcófagoのカバーで"Sathanas"をプレイしていますが、オリジナル2曲とあわせて何も違和感がない印象です。

 ドラムの暴れっ散らかしぷりといい、南米の音源かな?と勘違いしてもおかしくない内容でこれはこれで強烈ですが、後のシックなスタイルの開幕前夜とでもいったところでしょうか。昨今のフィンランドのアンダーグラウンドなバンドの中では比較的ネームバリューが上がってきたバンドだと思いますので、そういうバンドの歩みを感じる一本です。
タグ: Sadokist  Finland  demo  2006-2010 
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